★渡るには早すぎる橋★
- カテゴリ:人生
- 2009/11/15 02:57:49
この世に生まれた者が最期に渡る橋があります。
そう・・・三途の川にかかる橋です。
中には川ん中をザブザブ歩いて渡っちゃう人もいるようですが、私はちゃんと川(海)にかかる橋を渡りました(*vv)
※あ、コワイ話しじゃないんでご安心ください☆
あれは数年前の夏、朝からセミの鳴く8月のとても暑い日でした。
その日の早朝、私は半・死体状態で路上に倒れているところを発見され救急搬送されました。
しかし市内のどの病院からもそんな重篤な患者は受け入れられないと受け入れを拒否されてしまい、しかたなくそのまま阪神高速を飛ばして神戸の赤十字病院へと運ばれました。
ERでさまざまな検査や処置が施され、ICUに運ばれた私は全身見たこともない機械や管につながれて、ベッドに横たわっている状態です。
そんな中、あの橋を渡ったのです・・・
私は見知らぬ街の見知らぬ場所にひとりぽつんと立っていました。
その街はとても近代的な造りで、たくさんの人々や車が頻繁に行き交い、周りを見てみるとモノレールや地下鉄・高速道路なども完備された完璧に思えるほどのキレイな街でした。
しばらく街中をぶらぶらしていたのですが、ふとここはどこなんだろ・・・とにかく家に帰らなくちゃ・・・と、不安な気持ちになってきました。
地名も駅名もわからず、どきどきしながら歩き回っていると、いつの間にか大きな港にたどり着いていました。
海を渡り吹いてくる心地よい風と雲ひとつない透き通るような青空、そして燦々とふりそそぐ太陽。
目の前に広がる広大な海は、陽のひかりでキラキラと美しく輝いています。
まさにこの世のものとは思えない素晴らしい光景でした。
なにげなく左に目をやると、港の岸壁から海に向かって大きくアーチを描いた真っ白な橋が伸びているのが見えました。
そしてその橋に向かってたくさんの人々が歩いて行きます。
赤ちゃんを抱いた女性や小学生くらいの子供、お年寄りや中年の男女まで・・・とにかく老若男女が大挙してその橋めがけて歩いていくのです。
私も一緒に行かなければならないような気がして彼らのあとについていくと、その橋は幅がわずか1mくらいしかなく造りも簡単で、とても人間が渡れるとは思えないものでした。
しかも海に向かってかけられている橋なので、対岸がまったく見えません。
一瞬、渡るのを躊躇したものの・・・
後ろから押し寄せてくる人波に飲み込まれてしまい、私も彼らと一緒にそのまま橋の上を歩き始めました。
この橋を渡りきれば住み慣れた街に・・・家に帰れる(^^♪
そう強く信じて大勢の人達でごった返した狭い橋を、人の流れに合わせてゆっくりゆっくり進みました。
しばらくして前方を見ると、橋がスパッと途切れています。
そしてそこには作業服姿の建設現場作業員の男性が立っていて、私の前を歩いている人達を順番に誘導しているようでした。
いよいよ私の番です。
「申し訳ありませんが、この橋はまだ建設途中で向こうまで渡れません。ここから先は、我々がボートを使って安全に対岸まで送りますのでご安心ください」
と、その作業員は満面の笑みでいいました。
橋の途切れたところから遥か下の海面を覗き込んでみると、木でできた3人乗りくらいの小さな舟が対岸方面から続々とこちらに向かって来るのが見えました。
船頭さんが小舟に乗って木の棒で漕いでくる、まるで時代劇に出てくる光景そのものでした。
唖然・・・として立ち尽くしていると、その作業員が
「大勢の人達が順番を待っていますので急いでください。大丈夫ですよ、安全にあなたを下で待つ舟まで降ろすのも我々の仕事ですから。
さあっ!!」
と力強くいうと、私に向かって大きく手を伸ばしてきました。
迷いながらも勇気を出し、そのさし伸ばされた作業員の腕をつかんだ瞬間・・・ハッと我に返りました。
「おっちゃんゴメン!!あたし行く道間違えてた><。
悪いけど戻るわ!!」
私は作業員の手を振り払うと、押し寄せる人並をかきわけながら、今来た狭い橋の上を必死になって戻りました。
途中振り返ると、たくさんの人達が小舟に乗せられて対岸に向かうのが見えました。
みんな、なんの疑いもなく笑顔で向こう岸へと渡っていきました。
橋を逆走し、無事港の岸壁にたどり着いたとき大声で私を呼ぶ声が聞こえました。
目をあけると・・・
すごい形相で私を覗き込む医者と看護士の姿がっっ!!ぎょっ!?@@;
なんでもそのとき徐脈を起こし、呼吸も浅く、心肺停止寸前だったそうで。。。(ーー;)
そんなことになっているとはまったく知らない私は、のんきに三途の川(海)を渡っていたのでした(=w=;)
父の話しでは、別室に呼ばれて親戚に連絡するよう医者から言われたそうです。
あの小舟に乗って向こう岸へと渡って行った人達は、きっと同じ時期になんらかの事情で天に召された人達だったんでしょうね。。。
私があの橋を渡るのは、まだまだ時期が早かったんですかね(・・?
ありがとうございます。
ツアーから無事生還できました^^;
とにかくキレイすぎて魅了されてしまう光景でしたよo(^▽^)o♥
小舟に乗って向こう岸へ渡りきってしまっていたらと思うと・・・・
渡る渡らないは自分で決められそうにありませんが、
一度見てみたい光景ですね。でも痛いのは勘弁です。
そのときはすごく痛かったけど、仕事前に町医者通ったりしてたのが効いたのか、
今はぜんぜん痛くないです~(∩.∩)♥
わたしもなんだかすごくまもられているっぽいみたいです~☆
でんちゃんのほうがすごいことうけあいですがo(^▽^)o♥
とにかく、でんちゃんぶじでよかったです!♪
コメありがとうございますぅ(^^)/
とんでもない事態が降りかかろうとも、奇跡の生還を果たすヘンな自信が。。。^^;
一体何歳まで生きるんだろうかと、ふと考えるコトがときどきあります。
死にかけちゃぁ生き返り。。。死にかけちゃぁ生き返りですからね"^_^";
えあばっくぼーんて。。。
ムチウチの後遺症は大丈夫??
後遺障害認定までにはならなかったのかな??
確かにネ、あたし‘何か’に護られてるらしいよ。
わかる人に視てもらうとたいていびっくりされちゃうし^^;
また追々ブログに書けるといいな"^_^"
奇跡の生還おめでとうございます、ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
これはきっと天寿をまっとうできるということですよ
たとえ紆余曲折がとんでもないものだろうとも・・・
むちうちいたかった~☆
えあばっくぼーんでした♪
でも、でんちゃんの痛さから比べたらつきとすっぽん☆
奇跡的にたすかるのって、よっぽど守られているんだと思うよ♪
きっと、いろんないろーんなのに、がっちりとみまもられているんですよ♥(*^.^*)♥
まもりがいありそうだし、でんちゃん♪
とにかく、よかったです♥みんなにありがとうです♪♪
いつも心配してくれてありがとネ(*^_^*)
実はね、この臨死体験は交通事故ではなく、『下肢深部静脈血栓症』という病気によるものなんです。
ふつーは倒れた時点で即死するらしいんですが、医者もびっくり!!奇跡的に助かりました♪
交通事故も相手が馬力たっぷりのスカイラインだったので正直ヤバかったです><。
警察も医者も「なんでこの大事故で生きてんだ!??」って散々不思議がってましたから(笑)
でもちみちゃん、ほんときをつけてね。
こっちがいくら交通法規を守っててもも、向こうからいきなり突っ込んでくるから。
臨死体験お試しツアーから、そのまま向こう側へ逝っちゃうところでした(^^;
あの美しさはハンパないです。
できたらしばらくは渡りたくないですが。。。
でんちゃん生きていてよかった~♪と思っていたのですが、
ほんとうにやばかったんですネ(>ω<ノ)ノ☆
向こう行くにははやすぎます☆
橋が工事中でよかった♥
でんちゃんが流されない子でよかったです♥(*^.^*)
とにかく今はご無事でなによりです。
まだまだ渡っちゃダメな橋です。