誰も知らない神 ~プロローグ~
- カテゴリ:自作小説
- 2009/11/17 20:54:04
昔 昔 まだこの世に「悪」という言葉がなかった頃
平和だった世界の影に埋もれていた七つの感情が積もりに積もり
恐ろしい一つの存在に変わりました。
「傲慢」 「嫉妬」 「憤怒」 「怠惰」 「強欲」 「暴食」 「色欲」
後にキリスト教で「七つの大罪」とされる欲望や感情。
この感情達が一つになった瞬間、世界は変わり始めました。
人々は変わり始めました。
戦争、死、戦争の繰り返し。
それを笑いながら見ているのは七つの感情達。
この感情達はやがて人の形を手に入れました。
そして人の名を名乗り始めました。
ヴァイス
「悪」 と 自ら名乗り始めました
この感情達をおさえるため、やがてあるグループが作られました。
そう呼ばれた七人組。
彼らはヴァイスと戦い続けました。
そう、長い間…必死に。
そして、七人の神達はとうとうヴァイスを倒しました。
世界中の人が喜び、世界はまた平和になりました。
でも、七人の神は知っています。
ヴァイスは死ぬ時、七人の神にこう告げました。
「俺が死んでも、変わりはいくらでもいる。俺は人間の感情から生まれたんだ…
人間がいる限り…俺は生き続ける。」
そう言うと、ヴァイスは自ら心臓に剣を突き刺しました。
そこから赤・青・緑・黄・紫・白・黒…七つの石が放たれました。
その石が何を意味していたのかはわかりません。
ですが、またいつかヴァイスが生まれた時…
ヴァイスに対抗するため、七人の神は誓いをたてました。
「いつかヴァイスが目覚めた時、我らもう一度出会い共に戦う事を誓う。」
と…
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「……くだらねぇ…」
そう言うと霜門龍也は絵本を閉じた。
表紙には「七人の神」と記してある。
「こんなモンを先祖代々受け継いでるって…なんなんだよ…」
霜門龍也。
日本にもそうそういない大富豪。
幼いころ両親を亡くした彼は親から受け継いだ財産によって裕福に暮らしている。
欲しいものはいくらでも手に入った。
でも…
何かが足りない。
何かが…
「失礼します、坊っちゃん。」
部屋の扉が開き、執事が入ってきた。
「あぁ…本田か。」
「はい。…またご本を読んでいらっしゃったのですか。」
「ん、まぁな。…なぁ」
「はい?」
「この話…お前は信じるか?」
絵本「七人の神」を指差しながら龍也は本田に聞いてみた。
「またそのお話ですか…」
苦笑する本田。
「あぁ…お前の答えもいつもと同じか?」
「はい、いつもと同じ答えしかできませんね…。『善処します』。」
本田は実にさわやかな笑顔で答えた。
苦笑する龍也。
「全く…本当に変わらないな…。そういえばどうしたんだ?最初に部屋に入ってきたのはお前だろ?」
「あぁ、すっかり忘れてました…。夕食の準備が整ったので食堂へどうぞ。」
「何だそういうことか…。わかった、後で行く。」
「はい、それでは」
本田は軽く頭を下げて部屋から出ていく。
「ふぅ…」
龍也は部屋を見回した。
一人で過ごすには大きすぎる部屋…。
そして視線を窓の外にやる。
真っ赤な夕焼けが広がっていた。
「……行くか…」
カーテンを閉め、龍也は部屋から出た。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
はい、プロローグ終わりです!
いや~…なんだこのグダグダな内容…
誰か文才をわけてくれ…
ちなみに「アイツら」の中からさっそく一人引っ張り出しましたw
執事の本田さんですね、はい。
ヘタリア好きの皆さんにスライディング土下座。
さーて次回は誰を引っ張り出そうかなw(コリてねぇ
アジア組あたりからもう一人くらい…(目的を見失ってます
ま、リクあったらいっておくれやす。
じゃあオ・ワ・リレ☆
ハガレンの人造人間達ではないか!!!!Σ
BLEACH41巻かなんかの題名もそのシリーズだったね。
エンヴィーとかプライドとか、、、って、はっΣΣ
本題からズレてますな。すまそ・・。
すごいな~最初の文は本だったのか~、、
その本あるならぜひとも欲しいんですけど^q^
すげぇ面白そうやンww
戦いっ 戦いっ♪♪
私 戦い系とか大好き!!
でも。。。 いざ自分で書こうとすると、
全然書けない。。。。 (どうしてだぁ!?