詩「おとなになんてなりたくなかった」
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/01/05 02:05:20
夕焼けを見ていたら
涙が出た
わけもなく
ふいに湧きおこった感情に
説明をつけることさえ出来ずに
ただただその場に立ちすくんで泣いた
一日の終わりが
人を感傷的にさせるのは
常に終息に向かってあたしたちが生きているからなのだろうか
誰にも認められることもなく
理由もつけられず流される涙は
どこかへたどり着けるのだろうか
でもね
本当はちゃんとわけはあったんだ
それは自分が一番知っていたはずなのに
きつく目を閉じて
見えないふりをしたんだ
寂しいのか
哀しいのか
そのどちらなのか
どちらのほうがより強いのか
自分のことなのに
なにもわからなくて
いつからこんなにあたしは
複雑になってしまったんだろう
大人になんてなりたくなかった
時によって”美しい"と感じることもあれば"物悲しい”と感じることもある。
子供の時より複雑に”感じる”ことが多くなるのは、それだけ人生において
経験を積んできたからだろう。ならば、
”悲しいこと”を感じやすい反面、"嬉しいこと”も感じやすい、ということではないだろうか。
表裏一体、とは、よくいったもんだ^^;
何度も経験してるけど、何故涙が出るのかって考えたことなかったかも。
ただただ癒されてる感じで心地良くてあったかくて気持ち良~くて。
ずっとこうしていたいな~~って思う。
道端に咲いてるお花みて綺麗~って思ったり。
サ~~って吹いた風のにおいで、季節感じたり。
こういう事って、幸せだからこそ感じる事が出来るんじゃないかな~と
思ってみたりする♪
外界からの刺激と内面の葛藤から人は逃れようとする・・・
境界を知るということであらゆる事柄から常に刺激を受けつつ生活している
ただ生かされている事の痛みを知るということは、単に贅沢なだけなのかも知れない?
しかし
痛みを知ることで優しくなれれば、僕はそれでいいと思う。