一流はつねに内省する
- カテゴリ:仕事
- 2009/12/14 22:16:35
まあ、四流な僕はどうでもいいですが。
『リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する』 (光文社新書)
中原 淳 (著), 金井 壽宏 (著)
を読みました。
社会人の成長は、会社内の仕事や人間関係だけではなく、社外の人間関係によって
大きく促進されるということを書いています。まあ、ふーん、ってかんじだけど。
たとえば、社内の人間とのあいだでは、同じ文脈で単純な会話で意思疎通をすること
ができる。
「○○事業部で○○をやっているいくじろうです。」で自己紹介がすんでしまいます。
でも、社外の人に自己紹介をするときには、
「当社の○○事業部は、創業以来の技術である○○を基礎に発展してきた○○分野を主に
取り扱っています。そのなかで、現在新規事業として○○の市場化を検討するのが私の
現在の担当です」みたいな説明をしなければならない。
外部の人と話すには、今、自社で自分が何をやっているかとか、その中での自分の価
値は何なのかとか、それは役に立っているのかとかを、常に考えなければならない訳
です。
そういった「内省」の中から、自分の持っている理論の強化や、問題点に対する気づき
を起こすわけです。
大人の発達について研究する気鋭の教育学者と、企業内の人材開発とかリーダーシ
ップなどに関する第一線の教育学者が往復書簡のような形式で書いています。
以前に僕にインタビューをしてくれた学生さんから、僕の職場に入りたいがどうしたらよ
いかというメールを頂きました。
組織として必要としている人材はどんな人だろうとか、志望動機をはっきりしたほうが
良いとか、上から目線で気づいたら2000字を超える返事を書いたんだけど、そんなな
かで、「俺の今の組織への貢献ってなんだろう」とか、「部下の○○はどんな思いで入っ
て来たんだろうか」とか、いろいろ考えちゃうわけです。
思えば彼から以前にインタビューを受けた時も、「われわれの組織の使命とか課題と
かって」について思いを巡らすことになったわけでした。
個人情報が割れたら嫌なので、仕事のことはあまり書けないけど、ニコットに自分の
事を書いていくのも、内省のための道具になるのかなと思ったりもします。
むずかしいです。
>こぶ
組織の中での自分を否が応でも自分で考えざるを得なくなる状況と言うのが、
きっと外との関係でできるというこですな。
ただ、成長するためには、しっかりとしたベースに属したところで、外との
関係を作ることが重要だそうです。
>しらす
なんとなく、ブログを書く作業をすると、目の前が整理されていくような気
がします。
>たぬきの休息
ああ、最近おれ、愚痴とか上司の悪口おおいな
気いつけよ。
職場では当然のことが、外部からみれば非常識ということもありますしね。
外部の人の意見を取り入れることで視点を増やすことはよいことだと思います。
あと、社内の人とばかり仲良くしていると会話が「会社や上司、同僚等の悪口や仕事の愚痴」になるので建設的ではないというのもどこかで読んだ覚えがあります。
それでも愚痴りたい時もあるんですけどね~
外を知ると内が見えてくるということは確かにありそうです~。
私はいろいろな職種の方と接する機会のある仕事をしているので、
今の仕事がやりたかった仕事ではないにしても、自分に合った仕事なんだということが
なんとなくわかったような気がします。
考えを文字にするという作業は、確かにいろいろなものを消化するためにいいですね~。
最近、ブログあんまり書いてませんけど・・・(^▽^;)
ですね。社内だけだと、なんとなく毎日の仕事に終われて、仕事
をこなす事だけに終始し、仕事の意味も、価値も、考える機会が
ないままに過ごしてしまうかも。それでいいって人もいるとは思い
ますが。いえ、そういう日々で満足できる人は、却って幸せなの
かな~。
私なんかは、もともと自分の為の仕事をしてきた方なので、今
組織の中で仕事をしていると、目的も展望もなく、虚しさを覚える
事がよくあります。労働の質の向上の為には『内省』も必要作業
なのかもしれませんね。