Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



僕に おへそがない 14

真夏の正午前、照りつける太陽の日差しは熱つすぎました。
リサ先生は、適当な喫茶店を見つけと、僕の背中を押しながら暑さから逃げるように店に入りました。
「外は死ぬほど暑かったわね」
先生は僕の背中でそう言いながら、ボックス席に僕を連れていきました。
先生は僕をまず座らせると、間に肩からかけていたショルダーバックをまず置きその横に並んで座りました。
「ゴミト君、ピラフでいい?」
「はい、何でもいいです」
先生のおごりなので、僕は先生にまかせました。
お店の人がお水を持って来ると、
「ピラフ、二つ。お願いします」
と、店の人に言ってから、
「先生ちょと、トイレに行ってくるね」
と、僕に言い残してバックを持って席を立ち、パンティーラインの見えるお尻を左右に振りながらトイレに消えました。
僕は先生とピラフを待ちながら、前に置かれた氷の入った冷たそうなお水をいっきに飲みました。
よくきいたクーラーの涼しさと冷たいおひやのおかげで、僕のかいていた汗も引き始めました。
お水のなくなったコップに、お店の人がまた水を入れに来てくれました。

先生がトイレから戻ってきたのは、ピラフがテーブルに並べられた後でした。
ちょと、先生の顔のお化粧が濃くなっているような気がしました。
「御免、待った。先に食べててくれればよかったのに」
僕は先生がそう言ってるけれど、もし先に食べていたらどんなことを言われるかを知っていました。
おかあさんも、よく同じ手を使って『誰のおかげなの』と後で話しを締めくくります。
「おかさんじゃないから、大丈夫よ。いただきます」
先生はそう言ってピラフを食べだしました。
「先生、なぜ僕の考えている事、わかるんですか?」
僕はスプーンを手にし、もう一方の手でピラフにソースをかけながら聞きました。
「ゴミト君、おへそがないでしょう」
「ええ、先生。なぜそれを」
僕はソースをかけたまま固まりました
「ゴミト君ソース」
「あっ」
気が付くとピラフはソースだらけで黒くなっていました。
「おへそのない人間の心は、仲間なのでテレパシーでよめるの」
先生はそう言いながら僕のソースだらけのお皿を持つと、自分のピラフに僕のお皿を傾け流れる出るソースをかけ始めました。
そうして流れるソースがなくなったところで、お皿を僕の前に戻しました。
「ゴミト君は、おへそがなくなったことをどう思ってるか知らないけど、他の人からはちゃんと見えてるはずよ」
「ええ、僕にはおへそがないのになんでちゃんと見えるのですか?」
「それは、ゴミト君が不思議な能力をもっているから」
「この僕が不思議な能力を持っているなんて、ウソでしょ」
僕はなにがなんだか分からなくなっていました。
ソースだらけのピラフを僕は一口食べました。
ソースの味しかしませんでした。



#日記広場:自作小説

アバター
2009/12/28 11:22
2日遅れのお返しステプ&コメントです。ご心配おかけしましたが、熱下降にて巡回再開しました・(ポチっとな!www
喫茶店のピラフにソースをかけちゃうのはゴミトの好みだけの問題なのか、それとも「おへそのない者」の何かの特質なのか?(まだ熱があるので感想が疑問しか浮かばなかったです。ご勘弁を!www
アバター
2009/12/27 19:59
外食……最近してないですぅ ^^;
私も、まぷこさんと同じで調味料をプラスしない派w
薄味が好きなのと、ただ面倒なだけだったりします ^^;
ソースだくだくのピラフは、多分 食べられないだろうなぁ~ ^^;;

先生は、本当に全てを分っているのでしょうか?
ミステリアスな人ですねぇ ^^
アバター
2009/12/27 12:39
あっプレありがとォー欲しかったのです^^
よく分かりましたね。
超うれしかったです○o。.*⋆
アバター
2009/12/27 12:36
【トイレに消えました。】表現がすごい(●^o^●)
今後どうなっていくのかが気になります。
ゴキブン先生!
アバター
2009/12/27 12:19
えと、ピラフにソースをかける、っていうのは当たり前のことなのでしょうか?
基本的に私、出されたものに何も掛けないので…
(別に高血圧、という訳ではありませんが)
アバター
2009/12/27 06:46
コマチ殿ありがとう。
少し話の内容をちょとSFぽっくしました。
自分の気持ちや考えていること、他人に読まれたら怖いです。
人は、「気持ちなんか他のひとには分からない」を前提に生きてます。
強者と弱者の場合
強者は、弱者の気持ちなどどうでもいいのです。
自分に有益かどうかが問題なのです。
組織も同じ
組織を維持するために、個人の人格や気持ちは切り捨て。

受験がせまるなかコメントありがとう。
人生の山場ですね。
体をこわさないよう、精神的にもつぶれないよう、頑張って下さい。
アバター
2009/12/27 06:08
(・ω・)昔 サトラレ ってドラマがありましたが
(周りが気が付かないフリをしてあげて、擁護しているので本人は自覚がないけれど
サトラレ当人が考えていることは、周りに全部筒抜けになっている……という設定のドラマでした)
アレが……結構トラウマです;
なんか 人の視線が変わったときとか もしかして自分も? とか考えてしまいます←自意識過剰ww
あまり上品でないことを妄想する癖があるので(←)サトラレていたら 恐ろしいです

テレパシー系 というか 考えてることがわかる能力は
意識して頭の中で相手に声をかけたことが伝わる設定と
意識してないことも全て筒抜けてしまう設定 が よくある王道2パターンですね

おへそがない人たちは 後者でしょうか

前者は、よく少年少女漫画で 正義のヒーローたちが使う能力です← 便利ですね←
都合の悪い妄想は伝わりません← 漫画に出てくる人間は好きなコのことは考えないのか?まさかだろー



長々と 余計なおしゃべりでした;
読んでて ふっと思ってしまったので



月別アーカイブ

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.