七草の節句
- カテゴリ:勉強
- 2010/01/07 16:39:20
人日の節句(七草の節句)
1月7日は、人日の節句です。
七草の節ともよばれ、五節句のひとつです。
五節句は、一月七日の人日、三月三日(上巳)、五月五日(端午)、七月七日(七夕)、九月九日(重陽)の五つからなる一年間の重要な五つの節句です。
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていたそうです。
そして、7日目を人の日として犯罪者に対する刑罰は行わなかったそうです。
人日の節句は7種類の野菜を入れた羹を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となったそうです。正月のものは七種と書いて「ななくさ」と読むが、一般には正月のものも七草と書かれるそうです。
七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(オオバコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)で、春の七草といわれています。
人日の節句の朝、七草を入れたおかゆを食べると健康に過ごせるといわれる。新年に若菜を食べる中国の習慣が伝えられたものだそうです。
邪気を払い万病を除く占いとして食べますが、呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあるそうです。
日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着しました 。