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つくしのつれづれノート


大河ドラマ「太平記」!!

本来自分が作ったサークル「大河ドラマ大好き!!」に載せるべきなのでしょうがあまりに熱くなりすぎて反感を招きかねないのでここに書いた次第です。(メンバーの方の多くがこれみる可能性があるので無意味かもしれませんが…)


以下は内容
公家・武家ともに社会システムが衰退していた鎌倉末期に清和源氏の最大勢力足利家の御曹司として生まれた足利尊氏は様々な出会いの中で武家社会の再生による理想郷の建設を夢見て腐りきった鎌倉幕府を滅ぼすにいたるが動乱は治まるどころか泥沼化し理想郷の建設の邁進とそれと共にに失われる大事な物のはざまで苦悩する尊氏が描かれる。


シリアスで骨太な展開が一貫しており、本来ならうだつの上がらない尊氏をその周囲を取り巻く脇役たちがしっかりと支えて物語を大いに盛り上げているので難解な南北朝時代の作品ながら大変面白い作品となっております。
そのキャストも大河史上においても特に豪華です。

真田広之(足利尊氏)
沢口靖子(尊氏の妻赤橋(北条)登子)
緒方拳(尊氏の父足利貞氏)
藤村志保(尊氏の母清子)
高嶋政伸(尊氏の弟足利直義)
柄本明(高師直)
大地康雄(尊氏の守役一色右馬介)
根津甚八(新田義貞)…最初萩原健一が演じてましたがいつのまにか根津甚八になってました。
武田鉄矢(楠正成)
陣内孝則(佐々木(京極)同誉)
宮沢りえ(尊氏の恋人藤夜叉)
柳葉敏郎(藤夜叉の幼なじみましらの石)
後藤久美子(南北朝最強の公家武将北畠顕家)なんと男役!
フランキー堺(鎌倉を牛耳る長崎円喜)
片岡孝夫(後醍醐天皇)
…他にも児玉清・原田美枝子・樋口可南子・近藤正臣・本木雅弘・榎木孝明・西岡徳馬・勝野洋・赤井英和・石原義純など半端ありません。(さらに無名の侍女に常盤貴子・エキストラとしてネプチューンの原田泰蔵がいるということです。)

この91年の大河「太平記」の高評価の最大理由に
鎌倉幕府滅亡の回である20回「鎌倉炎上」の完成度があまりにも高くインパクトがあるからだと言われます。北条一族が東勝寺で田楽を聞きながら(音楽と共に新田軍に鎌倉が席巻され次々と鎌倉の人々が狩り出され殺される様子が映し出される。その中には上半身裸の女性が逃げまどい恐ろしさのためか念仏を唱えてるシーンもあるためエロチックを通り越して実際の戦いの凄惨さがこれでもかと伝わってきます。)集団自刃に至る過程で特に田楽を聞く場面が黒澤明の映画「乱」における落城シーンを彷彿とさせ、滅びの美学をこれでもかと醸し出してている所がとても印象的でした。この回は現在に至るまで大河史上最高傑作と喧伝されている回であり演出の完成度は他の大河の追随を許しません。恐らく親の影響で「太平記」以前も大河は観てるはずですがこの「鎌倉炎上」があまりにも凄まじかったためそれ以前の大河は全く当時の記憶が無い状態です。本放送時自分は幼稚園児でしたがあまりの凄まじさに泣き出したのを今も覚えています。

後半はドラマが強化され尊氏と対立していくことになる楠正成(武田鉄也)・新田義貞(根津甚八)・足利直義(高嶋政伸)の死など最終回まで見せ場がてんこ盛りなのも魅力だと思います。(通常大河は中盤でクライマックスを迎え最終回のころにはエピローグ的内容になることが多い。)とくに尊氏の弟足利直義(尊氏の片腕といってもいい)については終盤の骨肉の争いの末最終回で捕らえられ尊氏の手で毒殺されますから…(この直義の最期の場面も大河史上最もインパクトのある場面のひとつだと思います。)

鎌倉が引っ張りだこなため(79年「草燃える」も大変印象的な大河です。)地元人としてどうしてもこの大河をひいきにしてしまうのですがそれを差し引いても傑作であることには変わりなく本気で完全版DVDをそろえようと考えてる次第です。

「太平記」万歳!!

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2012/03/12 12:38
この「太平記」のキャスト陣はあまりにもすさまじいので1番を決めることができないのですが特に印象的なのは北条高時役の片岡鶴太郎・楠正成役の武田鉄矢・足利直義役の高嶋政伸でした。

片岡鶴太郎はこれ以前にもドラマ出演してますがこの高時役の怪演が「ひょうきん族」から実力派俳優片岡鶴太郎に変わっていく転機になるため大変印象的でした。この片岡鶴太郎の北条高時、自分のものまねの18番となっております。(笑)

武田鉄矢の楠正成なくしては自分はこのドラマにハマることはありませんでした。戦するよりも百姓をしていたいというような穏やかでありながら己の信念を貫く義の人として描かれており大変印象的でした。そしてどこか金八先生を思わせる説教臭い演技が入ってました。大河での武田鉄矢演技ってどれも金八風味がかかってますよね(笑)

高嶋政伸の足利直義は当初今一つパッとしなかったのですが後半兄尊氏と対立し起こした内乱観応の擾乱の末最終回で尊氏自らの手によって泣く泣く毒殺されてしまうシーンは息をのみました。大河史上でもここまですさまじい登場人物の死の演技は見たことがありません。
後に「天地人」にエキストラ参加した際に出演した高嶋政伸とこの話を持ち出してで大いに盛り上がりましたが「まだ若くて勢いで演じていた」と語っていました。でもまだ若手だった当時において大河有数の迫真的演技をやってのけてしまうのは脅威というほか言いようがありません。
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2012/03/12 12:35
おお、草燃える!大好きでした!!!石坂浩二いいですよね^^

最近の大河はあまり好きなのがないのですが…(あまりにも歴史資料を無視してお話作りに走っているため)

まあ、1年間続けなくちゃとか、ドラマチックにしなきゃとか色々事情はあるとは思いますが…

少し作りすぎかも?っと思ってしまう所がありまして。。。

最近と言えるかどうかはわかりませんが、10年ほど前の 利家とまつ は好きでした。

まあ、戦国時代好きもありますがw

リアル感も太平記はよさそうですね^^ 今はまだ時間がないですが、折を見て探してみます^^




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