川村ヒデオの帰還
- カテゴリ:アニメ
- 2012/04/14 23:59:09
「戦闘城塞マスラヲ」、とうとう読み終えました。
最高でした。「お・り・が・み」もそうでしたが、最終巻の盛り上がりが凄いですね。
※ここから先はネタバレ注意です
4巻で敗退して、地下にブチ込まれたときはどうなるかと思いました。
5巻では精神的に疲れてきて自殺しようとしてましたね。結局やりませんでしたが。
ヒデオパートとウィル子パートで、お互いのことを思いながら脱出の方法を考えるのは良かったです。
ウィル子は3巻くらいから少しずつヤンデレになってきてるような。いや、ただ単にパートナーが大切なだけですが。
そして美奈子さんのヒロインっぷりがやばい。だけどラティさんも捨て難い。
レイセンはハーレムだと聞くので、どちらもハーレム入りしていて欲しい(ry
ウィル子がアルハザンにやられかけた時にPSPに入ったのは、ラティさんのゲーム好きの設定が生かされてますね。
最初は「トモアキさん絶対にLSDとかの話をしたかっただけだろ」とか思ってましたが、ちゃんと生かされるとはなぁ。
まあ、PSPに入った時に色々とデータ食って回復したわけで。
……どんまい、ラティさん。カービィSDで0%0%0%は基本です。
ヒデオパートでの脱出は割とシリアスなのに、ウィル子パートの脱出はギャグ寄りでしたね。
老人や犬が活躍してるのに、モップを振り上げたまま何もできなかったラティさんェ……。
まあ、ラティさんは馬鹿パワータイプが集まる魔殺商会の中で貴重な頭脳派ですからね。
情報処理が得意なんですよね。戦闘はクラリカに任せればいいんです。
そういえば聖魔杯の決勝戦もしっかりと書かれてたなぁ。
鈴蘭&みーこを打ち破り、翔希&エリーゼが勝ちましたか。
まさかこの二人が勝つとは、予想外です。
「勇者がちゃんと勇者をやっている……だと……?」って感じでした。
あの「クラリカの方が強いんじゃね?」って思うくらい活躍してなかった勇者が、まさか勝つとは。
2代目聖魔王は、長谷部翔希ですか。……リア充シネ。
エリーゼがみーこさんを追いつめていく所は予想外すぎでした。
作中最強クラスのみーこが、まさかエリーゼに負けるとは。
気持ちの問題、なのかなぁ。
人を見捨てた古い神と、人に信じられて神になりたい精霊。
強い感情を持ってるのはどう考えても後者だよなー。
ヒデオVSアーチェスの最終決戦。
アーチェスが呼び出したのは太陽の光でも消せない影。
それが隔離世から現実世界へ出てしまったら、魔人がこの世から消える。
聞かされていたものとは全く違う結末で、裏切られたと思い爆弾のスイッチを押そうとするレナ。
それを止めたのは、ヒデオの叫び声。
終盤になるにつれて大文字が減っていたけど、ヒデオの叫びを目立たせるためにそうしていたんだろうか。
敗北すら「自分の思い通りだった」と言い張ってしまう。
よく考えたら色々とおかしい所があるけど、あの勢いで言われたら真実だと思っちゃうだろうなぁ。
「スイッチを押しても意味がない」と言い、実際にスイッチを無効化。
ここでアルハザン側は死んでいたと思っていたウィル子が登場。
ウィル子の登場で、今までの言葉に真実味が増す。
相手の恐れを、動揺を、全てウィル子への信仰に変える。
信じられれば神になれるという設定もちゃんと活かされてますね。
そしてウィル子の能力ででっかい砲身を作る……と。
けれどエネルギーが足りなくて撃つことができない。
だからアーチェスが戦うように仕向けてわざと死ぬ。
そうすることで、ウィル子がヒデオの命をエネルギーに変える決心をさせる……と。
勝つために何でもするなぁ。
パートナーを信じるからこそ、命を投げ捨てることができたんだろうなぁ。自殺願望があったからともいう。
この辺はボロ泣きしました。
死ぬからじゃなくて、ウィル子を思う心理描写で泣きました。
あれです、仮面ライダーWの48話に似た感じです。フィリップが消えるけどライダーキック、みたいな。
だけどやっぱり、最後は復活エンド。
ご都合主義。だがそれが良い。
書きそびれてしまいましたが、ヒデオが「僕」から「俺」に戻る描写がかなり上手かったです。
「俺は、帰ってきたぞっ――!」とか鳥肌モンでした。
うん、読んでよかった。
ちょっとおかしい所は「細けぇこたぁいいんだよ!」の精神で流すのが一番ですね。
ストーリーの展開を重視してる話の作りですからね。
そんなわけで、最終巻まで読み終えた自分でした。
……レイセンを買うのはいつになるんだろーか。