天国考察が(ry②
- カテゴリ:マンガ
- 2016/01/24 03:17:52
~前回のあらすじ~
・DIO様は天国に行くというより、神様を超えたかった!
・生命の果実と善悪の知恵の果実を食べたら神様なれるよ!
・石仮面=生命の果実
・天国へ行く方法はDIO様が神を越えるための方法でもある!
①
必要なものは『私のスタンド』である
『ザ・ワールド』
和がスタンドの先にあるものこそが、人間がさらに進むべき道なのである。
②
必要なのは信頼できる友である
彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない
権力欲や名誉欲 金欲・色欲のない人間で
彼は人の法よりも神の法を尊ぶ人間でなくてはならない
いつかそのような者に このDIOが出会えるだろうか?
③
必要なものは『極罪を犯した36名以上の魂』である
罪人の魂には強い力(パワー)があるからである
④
必要なものは『14の言葉』である。
「らせん階段」
「カブト虫」「廃墟の街」「イチジクのタルト」
「カブト虫」「ドロローサへの道」
「カブト虫」「ジョット」「天使(エンジェル)」「紫陽花」
「カブト虫」「特異点」「秘密の皇帝」
私自身を忘れないように
この言葉を私のスタンドそのものに傷として刻み付けておこう
⑤
必要なものは『勇気』である
私はスタンドを一度捨て去る『勇気』を持たなければならない
朽ちていく私のスタンドは36の罪人の魂を集めて吸収
そこから『新しいもの』を生み出すであろう
「うまれたもの」は目覚める
信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して…
『友』は私を信頼し わたしは『友』になる
⑥
最期に必要なものは 場所である
北緯28度24分 西経80度36分へ行き……
次の「新月」の時を待て……
それが『天国の時』であろう……
①ではセフィロトの樹をもとに、目指す場所が霊的世界のようなものだということが分かりました。
そして、②は言うまでもないプッチのことです。というより、神の法=DIOの法だと仮定したらヴァニラでもよくなるので、神の法は文字通りの意味で大丈夫でしょう。③についてはまあ、36という数字にはいろいろな意味があるので、割愛させていただきます。
さて、いよいよ④の説明に入っていきますが…うん。子の天国へ行く方法のなかで一番考察されているんじゃないか、というポイントですね。14の言葉。こいつはかなりグレートです。言葉一つ一つについては細かく考察していませんが、この14の言葉については、きちんと一つ一つ意味があるよ説、それっぽい言葉を並べただけで意味は特にないよ説があります。また、これを一つの物語と捉える説もあるそうでベリッシモ難しいです。
私としては、物語説を推していきたいと思います。夢があるし。
とあるサイト曰く4つの「カブト虫」が起承転結を表すいわば段落番号のようなものであり、言葉全体で一つの物語を表している、そうな。
(0)「らせん階段」
(1)「起」「廃墟の街」「イチジクのタルト」
(2)「承」「ドロローサへの道」
(3)「転」「ジョット」「天使(エンジェル)」「紫陽花」
(4)「結」「特異点」「秘密の皇帝」
(0)
「らせん階段」=DNA=血縁(ジョースターの血筋?)を前提に、物語は始まります。
(蛇足ですが、セフィロトの樹はDNAを表しているという説があるそうです。何か因果を感じますね…)
(1)
「廃墟の街」 ディオ様のせいでたくさんの人が消えたウインドナイツロットのことでしょうか…洋楽のタイトルだ、という説や聖書に出てくる場所だという説もありますね。
「イチジクのタルト」 イチジクは知性の象徴であり、また多産の象徴でもあります。タルト、ということは何者かが手を加えたのでしょうか?ちなみに、緑色の赤ん坊の額にもイチジクの葉があります
(2)
「ドロローサへの道」 これは、キリストが十字架を背負って通った道のことらしく、苦難を表します。起承転結の承の場面なので、おそらく、苦難がずっと続くということでしょう。海底にいたころのようですね。
(3)
「ジョット」 これはイタリアの画家の名前です。しかも意味深なことに、アントニオ・プッチという方が死後に彼の業績をたたえる詩を書いています。狙ったのか、荒木先生……
「天使(エンジェル)」 天使というのは考察したらきりがないので割愛します。きっとあの天使で間違いないでしょう。神となったDIOに仕える存在と捉えても大丈夫そうですね。
「紫陽花」 紫陽花の花言葉はいろいろありますが、それっぽいものをいくつかあげておきますね。「一家団欒」「家族の結びつき」……ジョースター家?
「移り気」「貴方は美しいが冷淡だ」「高慢」「無情」……DIO
自覚していたかはともかくとして、まあけっこうお似合いな花言葉ですね(
物語説を推したいというのに物語にならないというのは至らないせいです。どうにかだれかつなげてください(
まあ多分ここでプッチとの出会いとジョースターエジプトツアー一行との戦いが描かれているのだと思います。天国へ行くというストーリーの中では3部というのは話の一部にすぎないわけです。
(4)
まず初めに「秘密の皇帝」から説明したいと思います。皇帝はあのタロットカードの皇帝とした場合、セフィロトの樹では知恵と美をつなぐ道で、なんと美のセフィラは太陽を象徴しているのです。知恵と美なんてまるでDIOそのものですね(
また、秘密=隠されたと解釈すると、隠されたセフィラ、知識を表しているとも取れます。なんと、先ほどの知恵のセフィラと知識のセフィラはどちらも天王星を象徴としているんです!(偶然の一致に感動した)しかも、この知識というセフィラは他の物とは別次元の存在で他のセフィラの完全体、共有体であるという説があり、また「神の真意」でもあるのです。
「特異点」というのは、そんな知識のセフィラのセフィロトの樹における特異性を表しているとも取れます。
「結」の段落にて、太陽と知恵を手に入れたDIOはさらに知識(=神の真意)を手にして神を超え、物語は終わります。
私自身を忘れないように
この言葉を私のスタンドそのものに傷として刻み付けておこう
14の言葉というのは自身を失わないためのパスワードだったんですね。
おそらく、自分の人生を物語して、さらに長すぎるからそれを連想するような言葉を選りすぐって再びDIOという人格をインプットするための言葉だったんだと思います。
しかし、14の言葉をプッチが唱えてもDIOという人格は戻らず計画は最後までプッチ主導で行われました。
そしてそれも説明したいと思ったのですが、どうやらまたまた文字数制限のお時間のようです。
次回で完結できたらいいんですが…
まるで祝!ストーンオーシャンコンプの二の舞ですね(
(いちいち天国へ行く方法を載せているのが悪いのか?)
それではまた気が向いたときにお会いしましょう