即興詩人
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/03/15 12:41:22
童話で有名なアンデルセンの作品。解説を見ると、童話よりもこちらが先のようだ。イタリアを舞台にした大恋愛小説、とある。
青空読手 というアプリで、スマホで読んでいるのだが、これをたぶん小学校か中学校かで読んだ記憶があり、背表紙の紺色の布のざらざらした感じも覚えているのに、中身を全く覚えていない。
たぶん、当時の私には面白くなくて、読み流したのだろう。毎日のように図書室で借りて読んでいたから。
出てくるのは美男美女、うまいぐあいに現れる助っ人・・・名所旧跡を案内がてらあちこちと舞台は移る・・・
森鴎外の流れるような名訳で当時すごく人気があったというが、「こは…ありて・・・・するところなり」の調子は、話に引き込まれるにはちとつらいものがある。
夜、少しずつ読み進めていくと、ほどほどに眠くなるのは、喜ぶべきことなのかなぁ。