Nicotto Town


雪うさぎが呟く


即興詩人

童話で有名なアンデルセンの作品。解説を見ると、童話よりもこちらが先のようだ。イタリアを舞台にした大恋愛小説、とある。

青空読手 というアプリで、スマホで読んでいるのだが、これをたぶん小学校か中学校かで読んだ記憶があり、背表紙の紺色の布のざらざらした感じも覚えているのに、中身を全く覚えていない。

たぶん、当時の私には面白くなくて、読み流したのだろう。毎日のように図書室で借りて読んでいたから。

出てくるのは美男美女、うまいぐあいに現れる助っ人・・・名所旧跡を案内がてらあちこちと舞台は移る・・・

森鴎外の流れるような名訳で当時すごく人気があったというが、「こは…ありて・・・・するところなり」の調子は、話に引き込まれるにはちとつらいものがある。

夜、少しずつ読み進めていくと、ほどほどに眠くなるのは、喜ぶべきことなのかなぁ。




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