Nicotto Town


✿古山詩織✿さんの日記


「年金ようかん」の話。②





子や孫も含めて「私たち」




公務員や民間企業のOBを中心に会員約78万人を擁する



「日本退職者連合」(退職者連合)の政策委員長で元職員の



川端邦彦さん(73)は小池さんらの言い分を理解していた。



「今の年寄りがようかんを大きく切って食べれば孫やひ孫




の食べるようかんは小さくなってしまう」




川端さんも以前は、「受給者団体の使命はメンバーへの




サービス。頑迷に「私の年金」を守ることを主張しよう」




という立場だった。しかし、若者の貧困問題を知るにつれ、




「私の年金」を守るだけでいいのか疑問がふくらんだ。




自分たちの子や孫を含めた「私の年金」じゃないか。




今、それなりの年金をもらっている我々が「既得権を守れ」




とは言えない・・・・・・。





一方、高齢者の不安もよくわかる。年金の水準が上がった




というがそれは、より大きく落ち込んだ現役世代の収入




と比べての話。加えて年金から天引きされる介護や医療の




保険料はどんどん増える。「年金は目減りしている」という




のが高齢者の実感だ。それでも、川端さんらはさまざまな




集会で「ようかん」を持ち出して会員と議論を重ねた。




「じいさんは難しい顔をしますが、ばあさんたちには




受け止めてもらえた。子や孫のため、というのが効いた」




昨年度、退職者連合は政府への要求文書から、年金の




「名目下限の堅持」という文言を削り「将来の年金受給世代




が貧困に陥らない年金水準を確保」と加えた。




増えない「ようかん」をどう分配するか。高齢者と現役




双方の年金不安の高まりを背景に、国会での与野党が激しく




対立してきた。




16年秋、退職者連合傘下の団体と学生たちとが議論を交わし




た席でも、基礎年金にもマグロ経済スライドを発動すべきか




、といった点で意見の違いは残った。





しかし、「現在の受給者と将来の受給者との話し合いでしか




、問題を解決できない」という点では一致をみた。





終了後、小池さんら学生と川端さんは、肩を組んで記念




写真に納まった。




さて、この続きは「年金ようかん」③に続きます。








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