Nicotto Town



第二次ぽん家大戦Ⅲ さぐりあい腹編

光が治まった後には光の柱に包まれる前と変わらぬぽん太の姿があった。
だがその顔は賢者タイムに入ったかの如く、どこか悟ったような
表情だった。

「ど、どういうことだ?一体何があった?あの光の柱は何なのだ?」
突然のことに動揺の色を隠せないぽん美。

そんなぽん美に対してぽん太はニヤリと笑い、
「σ( ̄∇ ̄;)はすべてを悟った・・・
切り札を先に出した方が負けということをな・・・」

「(; ̄Д ̄)なんじゃと?」

ぽん太はおもむろに変身ポーズのように腕を振り回し、
「結椪!!」
なんと!ぽん太は舎利椪の1ミリ秒を上回る僅か10マイクロ秒で
黒と銀と赤に光り輝く鎧を身に纏った!

「な・・・なんだそれは!き、聞いてないよ~」
ぽん美はわなわなと震えながらぽん太を指さした。

「ぽん美も名前だけは聞いたことがあるだろう?
これがあの須秘瑠椪(スピルポン)だ。」

「な!ま、まさか!ぽん家初代宗主、シュポンが
纏っていたというあの究極の強化装甲のことか?
だ、だが、あれはシュポンの崩御と共に失われたはず!」

「そうではない。強大すぎるが故に悪用を恐れたシュポンが
次元の狭間に封印したのさ。
そしてさっき胸部拘束を破るためにぽん家に代々伝わる
おまじないを唱えていただろう?
あれが須秘瑠椪の封印を解く呪文だったのさ。」

「だ、だが、それだったらとっくに封印が解かれていても
おかしくないはず!それがなんで今ここで・・・」
ぽん美はぽん太が舎利椪を上回る力を持った須秘瑠椪を
手に入れたことの悔しさから唇を噛みしめ、拳をギュッと
握りしめていた。

「そこだ。須秘瑠椪が封印されたのは舎利椪が悪用された時、
それを止めるためでもあったんだ。
だから舎利椪の所有者の前で呪文を唱える必要があったのさ。
そう、ぽん美は自ら墓穴を掘ったのだ!」
ビシッと指さし、ぽん太はそう言い切った。

「で、では何故前の決戦の時に唱えなかった?
あの時に封印を解くこともできただろう?」

「ついさっき知ったからな。本当に偶然だったよ。
さっき光の柱に包まれただろう?
あの時、封印の解除法をはじめとした様々な記憶が
σ( ̄∇ ̄;)の中に流れ込んできた。
そしてぽん美が5柱の神々と契約したようにσ( ̄∇ ̄;)も
光の柱に包まれていた時に5柱の古代神と契約した。
その古代神は今σ( ̄∇ ̄;)の後ろに降臨している。
ぽん美にも見えるか?」

うぅ・・・た、確かに。
トゲ付きの鉄球と赤い盾を携えた白い神
両肩に大きい筒を抱えた赤い神
車輪の付いた台座に鎮座し、両肩に細長い筒を抱えた青い神
銃のようなものと赤い盾を携えた量産型みたいな
大きい目玉だけの身体に小さい腕を生やし、額から前に
まっすぐ伸びた長い角を生やした見るからに頼りなさそうな
そんな5柱の神々がぽん太の後ろに見える・・・
ぽん太も『逢戦士』になったというのか・・・

「ぐぬぬ・・・い、いかに須秘瑠椪の方が上とはいえ、
ぽん太は今封印を解いたばかり!
まだその力を使いこなせていないはず!
強化装甲の性能の違いが戦力の決定的差ではないということを
教えてやる!」
ぽん美は気を取り直して身構えた。

「愚かな・・・封印を解く礎に過ぎない舎利椪で須秘瑠椪に
勝てる道理がなかろう。」
そう言うぽん太だが両手をダラリと下ろしたまま構えを取ろうとしない。

「構えを取らないとは臆したか!もうぽん太を兄とは思わん!
杀殳してくれるわ!椪翼天翔!!」

ぽん美のビンタが炸裂するより早くぽん太は胸の前で
ボールを持つように構え、「椪魔降伏・・・」
両手の平の間の空間から眩い光の奔流が迸り、
ぽん美の攻撃ごとぽん美を吹き飛ばした。

「そういえばあの時はここでスーパーポポン波を喰らったんだったな。
あの時の意趣返しとするか・・・」
ぽん太は左腰に差していた銃を抜き、腰のバックルのようなものから
1枚のカードを引き出した。
カードには角を生やした人型の何かと火を吐く筒のようなものが
描かれている。
銃に付いているデッキにカードをセットすると
『シュートポント』
抑揚のない機械音が響き、どこからともなく現れた
巨大なランチャーがぽん太の手におさまっていた。
筆者のつぶやき:元ネタは元純〇の小〇井さんが
演じていたそうですが、あまりの変貌ぶりにσ( ̄∇ ̄;)は
言われるまで気づかなかったどころか
言われても分かりませんでした(-_-;)
試しに家族にも聞いてみましたが皆言われても
分かりませんでした(;'∀')

ぽん太は落下するぽん美に銃口を向け、引き金を引いた。
チュプシューン!
銃口から放たれた赤い光弾は遮るものがないかの如く
一直線にぽん美に向かった。

「弾着・・・今!」
ダガーン!!
空中でなすすべもなく直撃を喰らったぽん美は
受け身も取れないまま地面に落下した。

「く・・・なるほど大した力だ。
だが、切り札を先に出した方が負けというならば
やはりぽん太の負けだ!グポンドバース!」(__| ̄|○クルシクテスイマセン)

ぽん美の呼びかけに応えるかのように
どこからともなく1隻の巨大な旅客機が現れた。
「とぅッ!」
ぽん美は天高くジャンプし、旅客機に乗り込んだ。
「これがぽん美の切り札だ!ポチっとな!」
ぽん美が計器類のボタンを押すと

機首が後方にスライドしながら機体内部に収納され
主翼から後ろ部分の下半分が下側に折れて足のようなものになり
主翼から後ろ部分の上半分が上側に折れてボディのようなものになり
主翼が上側に折れてボディのようなものにくっつき
主翼から腕のようなものが引き出され
弁当持ちのような人型に変形した!
筆者のつぶやき:元ネタは急遽旅客機を改造したため、
変形後がこのような姿になったという設定らしいです

「ぽん太にこれ以上の切り札はあるまい!
タヒね!グポンドバスター!」
のようなものから射出された幾筋もの赤い光がぽん太に降り注いだ。

「ウボァー!」
ぽん太は直撃は避けたものの、爆風を喰らって吹き飛ばされた。

ぽん太は満身創痍ながらもふらふらと立ち上がったが
その目は輝きを失っていなかった。何故なら・・・

「誰がもう切り札がないと言った?」

「(; ̄Д ̄)なんじゃと?ま、まさか・・・」

「そのまさかだ。戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ!
グポンナスカ!」(_| ̄|○))ネタギレデス。ユルシテクダサイ)
突然空が暗くなり、1隻の戦艦が雷鳴を掻き分けて舞い降りてきた。
「ポンバットフォーメーション!」
戦艦は見る見るうちに変形し、
グポンドバースよりは幾分かましな人型に変形した。

「これでまたσ( ̄∇ ̄;)が優位に立ったな。」

「く・・・戦ってみなければ分かるまい!
見せてもらおうか。ぽん太の巨大兵器の性能とやらを!
プラズマカポン!」
グポンドバースは手のようなものの先から赤い光線を発射した。

「もう諦めろ。ワードビーム!」
グポンナスカは両目から黄色い光線を発射した。
筆者のつぶやき:↑ポンを絡めないネーミングですが
勿論由来はあります
が、あまりにもバカバカしすぎるので詮索しないことをお奨めします・・・

ダグオン!!
お互いが放った光線が両者の間でくすぶり、大爆発を起こした。

「なかなかやるな。」

「当たらなければどうという事はない。ぽん太こそとっとと墜ちろ!」
ぽん美は四方八方に乱射するもグポンナスカは巧みに躱し続けた。
しかし苦し紛れに撃った一撃が偶然にもグポンナスカに直撃した。

まだ終わりではないです
もうちっとだけ続きます

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2023/03/17 22:55
面白い展開になってきましたね
最後が楽しみです。
アバター
2023/03/17 21:17
こんばんは~
激しい戦闘になってますね(;´Д`)
懐かしい仮面ライダー龍騎のくだり
我が家に今でもフィギアがありますよ
カードはかなり前に処分してしまいました
龍騎の役者さんカッコよくて好きでした(〃▽〃)ポッ
リリコさんの旦那さんも出てたんですよね‼
私も知りませんでしたΣ(・ω・ノ)ノ!
ということで続きを楽しみにしていますね
アバター
2023/03/16 20:33
変身もの・合体もの 色々出てきますね。技の名前を考えるのも大変そう。つたない想像をしながら楽しく読ませていただきました。次回を楽しみにしています。
アバター
2023/03/16 19:50
「再びぽん美に挑むぽん太!だがその秘められた謎にぽん斗神拳は通じるのか!?
 次回、ぽん斗の拳!!『兄ぽん太VS王ぽん美!天を守るは我が星ひとつ!!』
 乱世の怒りが俺を呼ぶ!」 (Na.千葉繁)

なるべくストーリーに影響ない単語を選んだけど、
ただの年寄りの言葉遊びなので気にせず思うように続けてくらさい(˘ω˘)ノ

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2023/03/16 01:17
グポンドバースでたーーΣ(゚Д゚)
これはもう勝負付いたか?とおもいきや
「もうちっとだけ続くんじゃ」
亀仙人かw



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