Nicotto Town



語らせてくれ


今日読み終わりました。

幻夜。


読み始めて半分くらいで

「これ百夜行とパターン一緒やん」

っつって投げだし、1年くらい放置してたんだけど



今とても、とても…

言いがたい気落ち。



正直本編読んだだけじゃ何も分からなかった。

そこまで記憶に無かったって言うのもあるけど。

そこに論点がいかなかったっていうのもあるけど。


幻夜っていうのは、主に

美冬と雅也が秘密を共有し二人で犯罪に手を染めていく話なんだけど

その内容って殆ど白夜行と一緒なのよ。

白夜行は本人たちの描写が無いんだけど、

幻夜は本人の描写があるのよ。

だからつまんないって思ったんだけど。

最後まで読んでも分からなかったんだけど。

解説の最後の「早くしないと美冬も年とってしまうぞ」っていう一言のお陰で

気づいた。

多分幻夜読んだ人ならピンと来る。




以下、ネタバレ。

これから読む予定のある人は見ないほうが良い。


























































まず結論から行くと

美冬=雪穂であって。

恐ろしい半生というのは白夜行の物語で。

って考えると、

最後の最後に

「まぁなんて素敵な日」

って言った雪穂が完全に雅也には心無いんだろうなぁって思うけど

それでもやっぱり雪穂が亮司に抱いてた気持ちって言うのは間違いではないと信じたい。

雅也相手に「うちら二人で夜を歩いていくんよ」っつってたのも

それこそ自分にも言い聞かせてたんかなって考えちゃったりして。

でもそのうちらって言うのが雪穂と亮司のことであって、

雪穂は自分を偽ってでもまやかしの昼を、歩き続けなきゃいけないっていうか

それが自分に対しての、亮司を助けられなかったことへの戒めなのかなって

思ったら滾る。

あれだけの美冬を演じる雪穂を作ったものが全て亮司かと思うと…毛根が死ぬ。

ただ白夜行読んでから時間がたちすぎてるから

実際問題雪穂が手を下した罪自体って何も無いよなぁくらいにしか

記憶が無い。



とりあえず私は今滾っている。




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.