Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part2第3章 その③


   アラキの大冒険part2第3章 その③

  「・・・でもまさかこれで終わりだなんて
 思ってないよね?」
 そう言ってスパーキルが僕達に向き直った。
 「・・・え・・・?」
 スパーキルの突然の発言にアノートは、
 一瞬言葉を失った。
 「僕達7匹を倒したことでようやくこの先に進む
 権利を得たんだ。まだここを制覇したこと
 にはならないんだよ。」
 そう言ってスパーキルが僕達に説明した。
 「いったい何があるのかは、先に進んで
 君たち自身で確かめるといい。
 じゃ。」
 そう言うとスパーキルは、稲光の中
 に消えていった。
 (・・・・・・この先にあるもの・・・・・・。
 一体何があるんだろう・・・・・・?)
 僕はスパーキルが最後に言った
 意味深な言葉に人末の不安が心を
 よぎった。「・・・行くしかないわね。」
 そう言ってアノートが先に進む道を
 見ながらそう言った。
 「・・・そうだね。」
 アノートの言葉にフュールが同意した。
 こうして僕達はサンダース層雲を抜けて
 なおも先に進んで行った・・・。

                     その④に続く




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