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シグキーリア


アラキの大冒険part3第2章 その①


    アラキの大冒険part3第2章 その①

   -アラキの大冒険part3第2章 逃がされた者達-

  「すまぬ、そなた達を相手にしたくないが・・・。」
 そう言ってシザクがアノート達にあやまる。
 「俺達の邪魔をするなら容赦はしないぜ!」
 そう言ってクロノールがアノート達に襲いかかる。
 シザクの相手はそこまで苦労はしなかったが、
 クロノールの技「嫌な引っ掻き音」に悩まされた。
 だがアノート達は徐々にクロノール達へダメージを
 与えてまずシザクを突破し、クロノールも難なく
 突破した。こうしてクロノール達とアノート達との
 バトルは幕を閉じた。
 「ちくしょおおおおおおおおおおおおおお!!」
 バトルが終わったとたんそう叫びながらクロノールは、
 その場に崩れ落ちるように倒れ込んだ。
 「くそっ・・・またしても・・・!!」
 クロノールは、その場に倒れ込んだまま
 そう絞り出すように呟く。
 「・・・・・・・・・・・・。」
 一方シザクは、黙って様子を見ている。
 「だが残念だったな・・・・・・。」
 クロノールは、その場に倒れ込んだまま
 そう言って不気味に笑う。
 「!?」
 アノートが、驚いているとクロノールは
 続けて、
 「この先には俺達の仲間がいるんだ。
 俺達が負けるのは悔しいが
 予想していたからな。」
 と言いながらその場によろめきながら
 立ち上がり、不気味な笑顔を
 アノート達に見せた。
 「そんな!!」
 アノートが、クロノールの言葉に動揺して僕を
 助けようと走り出すアノートにクロノールは続けて、
 「おっと、助けに行くのはいいが、果たして
 お前でもそいつに勝てるかな?俺達と違って
 そいつはタイプ上お前に断然有利なんだぜ?」
 と言いながらニタニタ笑っている。
 「・・・例えタイプ相性が不利でも、私は守ると
 決めたものは守り通すわ!やるだけやらなくちゃ
 わかないじゃない!」
 アノートは、クロノールをキッと睨みながら
 そう言った。
 「・・・くっ、勝手にしろ。」
 クロノールは、座り込んでそう言う。
 「行くわよ!フュール!」
 「うん!お姉ちゃん!」
 アノートとフュールは、僕が逃げた方に
 急いで駆け出したその時!
 「クックックッ・・・・・・その強さ見せてもらった・・・。」
 洞窟内にシザクのものでもクロノールのものでも無い声が
 木霊する。
 「こ、今度は誰!?」
 そう言ってアノートが辺りを見回す。
 すると暗がりから1匹のポケモンが現れた。
 「な、何なのこいつ!クロノール!シザク!
 こいつも貴方達の仲間なの!?」
 そうアノートがクロノールとシザクに問いかける。
 「違う!拙者たちもしらぬ!!」
 直ぐさまシザクがそう答えた。
 「え!?」
 その時その場にいる皆が確信した。
 暗がりから現れたこのポケモンこそ
 連れ去り事件の真犯人だと。
 「・・・・・・。」
 暗がりから現れたポケモンは、
 いきなりアノート達に勝負を
 挑んできた・・・。

                 その②に続く




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