Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3第2章 その③


   アラキの大冒険part3第2章 その③

  (逃げなきゃ・・・!追っ手が来る前に!)
 僕は、決意を新たにして先に進む。
 僕が先に進むと洞窟内に住んでいる
 野生のダゲキ、ナゲキが群れをなして
 僕に襲いかかる。
 ナゲキは何とかなったが、ダゲキの
 技「れいとうパンチ」に悩まされたが、
 何とか洞窟を抜ける。
 (・・・おや、ここは・・・。)
 (しまった!行き止まりだ!)
 突然僕の目の前に切り立った崖が現れた。
 (うわぁ・・・高い・・・。落ちたら
 助からないだろうなぁ・・・。)
 僕は、崖の下覗き込みながらそう思った。
 (・・・仕方ない・・・別の道を探すとしようか・・・。)
 僕が、切り立った崖からきびすを返したその時!
 「引き返そうってか!そうはいかないぜ!」
 (だ、誰だ!?)
 突如どこからともなく何者かの声が聞こえてきた。
 僕が、声の主を探そうと辺りを見回すと
 上空から1匹のガブリアスが飛び降りてきて
 僕に向かっていきなり技「じならし」を繰り出してきた。
 (ガ、ガブリアス・・・!)
 「俺はリアス。ちなみに宮城県に
 リアス式海岸があるらしいな。」
 そう言ってリアスと名乗ったガブリアスは、
 僕を残忍そうな目で見つめる。
 「まあそんなことはどうでもいい。
 お前は大人しくこの俺に捕まれ!お前を
 取り逃がすとクロノールが怖いんだからな!」
 そう言ってリアスは、身震いする。
 (クロノール!?って事は君も・・・・・・。)
 「そうだ!俺もクロノール達と同じ仲間だ!
 お前が人間だった時に
 逃がされた孵化余りのな!」
 そう言ってリアスは、僕を冷たい視線で
 睨みつける。
 (な、何だって・・・!?)
 僕は、リアスの言葉が信じられなかった。
 一方その頃・・・。
 「どうだ、落ち着いたか・・・?」
 そう言ってシザクは、アノートに
 優しく声を掛ける。
 「う、うん・・・。何とかね・・・。」
 先程謎のポケモンに食らったダメージの
 せいで弱々しくアノートはシザクに
 そう答えるだけで精一杯のようだった。
 「フュール殿が攫われたのは誠に不幸であるが・・・
 残念ながら拙者達はあのミカルゲとは何の関係も
 ない。頑張って探すしかないな・・・。」
 「そうね・・・・・・。何としてでもフュールを
 取り返さないと・・・・・・。」
 シザクの言葉にアノートは、賛同するしかなかった。
 「ったくよぉ・・・事件を利用しようとしたら
 まさかそれが目の前で起こるとは思っても
 みなかったぜ・・・・・・ん?」
 クロノールがそう言った直後、強い揺れが
 アノート・クロノール・シザクのいる
 洞窟を襲う。
 「じ、地震!?」
 アノートがそう言うとシザクが、
 「いや!これは自然の揺れじゃない!」
 そう言うと今度はクロノールが、
 「ってことは、まさかあいつ・・・!」
 と何かに気付いてそう言いながら
 先に進んでいった・・・。

                その④に続く





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.