Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3第2章 その④


   アラキの大冒険part3第2章 その④

  「こ、今度は何!?」
 何かに気付いたクロノールを先頭に
 アノート、シザクの順で歩き出そうとした
 その時、また強い揺れ共にアノート達のいる
 洞窟の入口と出口が落石で塞がってしまった!
 「い、いかん!入口が崩れる!!」
 シザクがそう言った直後、
 「うわああああああぁぁぁぁぁ!!」
 先頭にいたクロノールの悲鳴が聞こえてきた。
 「・・・ん?何か今崩れ落ちるような音がした
 ような気が・・・・・・。まあいいや。とりあえず
 そんなわけでお前を捕まえるぜ!!」
 アノート達が、そんな事になっているとは
 知らない僕はリアスの話を聞いて、
 (・・・クロノール達は皆僕が厳選した個体の
 孵化余りだったのか・・・・・・。
 でも今は!!
 君達に捕まる訳にはいかないんだ!
 逃げなきゃ・・・またアノート達と会うために!!)
 僕は、そう思いリアスと戦う準備をととのえる。
 「・・・やる気か。お前も廃人なら知ってる
 だろう。ガブリアスがどうゆう風に呼ばれて
 いるポケモンかを・・・!」
 彼と戦う準備をととのえる僕をリアスは、
 薄ら笑いを浮かべながら、冷たい視線で
 睨みつける。
 「トップメタと呼ばれているこの俺に
 人間のお前が勝てるものか!!」
 そう言うとリアスは、
 「行くぞ!!」
 と言って両腕を広げて僕に突っ込んできた!
 こうして僕とリアスとの無謀とも
 思えるバトルが始まった!!
 僕は、リアスの圧倒的な
 攻撃力に悩まされたが、
 徐々にリアスにダメージを
 与えてゆき、遂に僕の放った
 「炎の牙」がリアスの急所に当たった。
 こうして僕とリアスとのバトルは、
 辛くも僕の勝利で幕を閉じた。
 「なん・・・だと・・・。」
 そう言ってリアスは蹌踉めく。
 (はぁ・・・はぁ・・・か、勝てた・・・。)
 僕は、肩で息をしながら勝利の余韻に浸る。
 「・・・・・・わずかな間にここまで強くなるとは・・・。
 だが俺に勝ったと言ってこの場から逃げられる
 訳ではないぞ・・・・・・。」
 そう言ってリアスは蹌踉めきながら、
 冷たい視線で僕を睨みつける。
 (ううっ・・・・・・確かに・・・・・・。
 一体・・・どうしたらいいんだ・・・・・・。)
 確かにリアスに勝ったと言ってもこの危機的状況に
 変わりは無かった。
 一方その頃・・・。
 ???
「はい、こちらギルドアサヒーズ
 親方のネルフです。
 どちら様ですか?」
 ギルドの机の上に置かれた携帯が鳴り、
 ギルドの親方のネルフが電話に出る。
 ???
「ネルフさん。クリームです。
 ご無沙汰しております。」
 「あ、クリームさんですか!どうです?
 ミルク君は里帰り楽しんでますか?」
 そうネルフが言うと電話の向こうから、
 「えっ!?そちらにも帰ってないんですか!?」
 とクリームの動揺した声が聞こえてきた。
 「えっ?どうゆうことですか?」
 そうネルフがクリームに優しく問いかけた。
 「実は数日前からミルクの姿が見えないんです!
 私はてっきりギルドに急な用事が出来たのかと
 ばっかり・・・・・・。」
 それを聞いたネルフは、
 「いいえ、だったら俺からミルクの母親である
 貴方にも連絡を入れるはずです。無断に召集
 するなんてことはしませんよ。」
 とクリーム優しく応えながら、
 顔色をかえたのだった・・・。

      アラキの大冒険part3第3章その①に続く




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