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シグキーリア


アラキの大冒険part3第3章 その①


   アラキの大冒険part3第3章 その①

  -アラキの大冒険part3第3章 幽閉-

  「・・・・・・まさか、今巷で起こっている連れ去り
 事件に巻き込まれたんじゃ・・・・・・!!」
 と不安そうに言うクリームにネルフは、
 「ミルクもかなりの実力者ですけど相手の力量も
 知れてませんからね。その可能性は十分に
 あると思います。」
 そう優しく言ってネルフは、
 「わかりました。今からミルク君を探してきます。
 クリームさんも探していただけますか?」
 とクリームにネルフは、優しく提案する。
 「勿論私も母親として息子を放っておくわけには
 いきません!すぐ探しに出かけます!」
 とクリームは、ネルフにそう答えると
 「ただ今回は事件性があります。なので万が一
 の時は敵の本拠地へ乗り込むことになるかも
 しれません。」
 とクリームがネルフに
 「なので出来るだけまとまって行動したいので、
 どこかで待ち合わせませんか?辿り着くまでは
 お互いに進むルートを捜索する形で。」
 そう提案した。
 「わかりました。では待ち合わせ場所はどこに
 しましょうか?」
 とネルフがクリームに聞くとクリームは、
 「私と貴方方のいる場所の中間にあって、尚且つ
 事件が多発しているエリア9の入り口がある
 ミシタマシティでどうでしょうか?」
 とネルフに提案する。ネルフは、
 「ミシタマシティ・・・サンシャインシティの南西に
 ある高級住宅街ですね。わかりました。
 ではそこで落ち合いましょう。」
 とクリームに言う。
 「では、よろしくお願いします。」
 そう言うとネルフは電話を切る。
 「・・・と言う訳で、俺とリーフがミルクを探しに
 行く為、クリームさんと待ち合わせる事にした。」
 そうネルフが、緊急招集をかけて集まった
 ギルドのメンバー全員に発表する。
 「何で私とシャドーは留守番なの?」
 と緊急招集を聞いて駆けつけたライトが、
 そうネルフに聞く。
 「何でも、元人間のポケモンを狙っている奴らも
 出没しているらしいからな。暫くはうかつに
 外に出ない方がいいと思ってな。」
 そうネルフが、ライト・シャドーの2匹を
 見て言ったその時、またネルフの持っていた
 携帯の着信音が鳴り響く。
 「おや、また電話だ。」
 ネルフは、持っていた携帯を取り出して
 電話に出る。
 「はい、こちらギルドアサヒーズ
 親方のネルフです。
 どちら様ですか?」
 「あ!ネルフ君!?実は急な地震で洞窟に
 閉じ込められちゃったの!悪いんだけど助けに
 来てくれない!?」
 電話の向こうから、アノートの困ったような声が
 機械を通して聞こえてくる。
 「ああ、アノートさんですか!
 で、場所はどこですか?」
 ネルフがそう言うとアノートは、
 「明暗の森の奥にある洞窟よ!」
 とアノートは、手短に場所をネルフに伝える。
 「丁度連れ去り事件の件でそっちの近くに
 行くのでその時に助けます。それまで何とか
 頑張ってくれませんか?」
 ネルフがそう尋ねるとアノートは、
 「私、実は連れ去り事件の犯人をここで見たのよ!
 丁度アラキを狙ってきた奴らと
 戦い終わった時に!でも・・・・・・。」
 「・・・・・・!フュールが・・・・・・攫われた!?」
 そうネルフが驚愕していた。
 その場に一瞬の沈黙が訪れる。
 「・・・・・・わかりました。では向かいます。」
 重い空気の中そう言ってネルフは、小刻みに
 震える手で電話を切る。
 「ネルフ・・・・・・フュール君が攫われたって
 どうゆうこと?」
 ネルフの隣で話を聞いていたリーフィアのリーフが
 不安そうにそう尋ねてきた・・・。

                その②に続く




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