Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3第3章 その④


   アラキの大冒険part3第3章 その④

  「なっ!!何だよお前は!!急に現れて!!」
 僕の目の前に姿を現したラティアスを見て
 リアスは、地団駄を踏みながら狼狽する。
 ???
「話は後です!
 逃げます!アラキさん!!」
 僕の目の前に姿を現したラティアスは、
 そう言って僕に背を向ける。
 僕がラティアスの背中に乗ると
 ラティアスは、テレポートで
 その場を後にする。
 「なっ・・・・・・!?逃げられただと・・・!?」
 その場に1匹残されたリアスは、
 そう言って只呆然と立ち尽くしていた。
 「や、やべぇ・・・・・・クロノールに
 このことが知れたら・・・・・・!!」
 そう言ってリアスは、只でさえ青い顔を
 更に青くする。
 ???
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・さん・・・・・・。」
 ???
「・・・・・・・・・・アラキ・・・・・・・・さん・・・!」
 (・・・う・・・うーん・・・・・・。)
 見知らぬ誰かの声に呼ばれ
 僕は、意識を取り戻す。
 ???
「あっ、気づいたんですね!よかったぁ~。」
 気が付くと見知らぬ場所にいてラティアスが
 僕の顔を覗き込んでそう言いながら安堵する。
 どうやら移動中に僕が気絶してしまったらしい。
「・・・・・・えーっと、君が助けてくれたんだっけ?」
 僕が近くにいたラティアスに恐る恐る尋ねる。
 ???
「はいそうです!実は私の友達からあなたを
 助けてほしいと頼まれましてね。」
 僕を助けてくれたラティアスは、
 無邪気な笑顔でそう言った。
「君の友達?」
 僕がそう尋ねるとそのラティアスは、
 ???
「アラキさんも会ったことあるはずですよ。
 ライトちゃんです。覚えてませんか?」
 と僕をあどけない表情で見つめる。
「ライト・・・・・・ああ、幸せ灯台で出会った
 元人間のエーフィ・・・。」
 僕がそう言うとそのラティアスは、
 ???
「そうです!同じ人間として放っておけない
 からって、私に助けを頼んできたんでですよ。
 貴方を助けてほしいってね。」
 と言った。僕はそのラティアスの言葉に
 (そうだったのか・・・・・・。)
 と自分で納得する。
 ???
「まぁ私も同類として放って
 おけませんでしたし。」
 そのラティアスの言葉に僕は、
「同類?」
 と思わず聞き返すとそのラティアスは、
 ???
「・・・実は私も、貴方やライトちゃんと同じく、
 元人間なんです。」
 と僕に自分の素性を教える。
「ええっ!?そうなの!?」
 そのラティアスの言葉に僕は驚いてしまった。
 ???
「はい。私もライトちゃんと同じような境遇に
 置かれていたので、この世界で彼女と出会って
 すぐに打ち解けたんです。
 しかもお互い人間同士って事も分かりましたし。
 違う点を挙げれば彼女と違ってお似合いの男子が
 いないところでしょうか!w」
 (・・・・・・。)
 ぼくそんなラティアスに
 何も突っ込めなかった。
 ???
「・・・・・・とまあ、そういえば自己紹介がまだ
 でしたね。愛都(アイト)と言います。
 同じ人間同士、よろしくお願いしますね!」
 僕を助けてくれたラティアスのアイトは、
 そう言って僕に自己紹介した・・・。

         アラキの大冒険part3第4章その①に続く




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