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シグキーリア


アラキの大冒険part3第4章 その①


   アラキの大冒険part3第4章 その①

  -アラキの大冒険part3第4章 プロエイク-

  「うん。よろしく。」
 そう言って僕はアイトと握手する。
 「さて、本当はさっきみたくパーッとテレポート
 出来ればいいのですが、何しろ元が人間なので
 あの技使うの相当エネルギー使うんです・・・。」
 とアイトは僕にすまなそうにそう言って
 「なので申し訳ないんですが、ここからは徒歩で
 行きましょう。ただ今日はもう遅いですし、
 すみませんがここで野宿ということで・・・・・・。」
 と続ける。アイトのそのすまなそうな様子を見て僕は、
 「申し訳ないなんてとんでもないよ!こっちは
 助けてもらったんだし・・・・・・。わかった。じゃあ
 今日はここで野宿しよう。」
 そう言って早速野宿の支度をする。
 「あと・・・・・・、堅苦しいから敬語じゃなくても
 いいよ?」
 そう言って僕はアイトに微笑む。
 「そうですか!?じゃあここからは気楽に
 話させてもらいますね!アラキ君、
 よろしく!」
 僕のその言葉を聞いてアイトは無邪気な笑顔でそう言った。
 「うん。こちらこそ!」
 そう言って僕はアイトに微笑む。一方その頃リーフ達一行は、
 明暗の森に辿り着き森の奥深くに入っていった。
 「おお、森をぬけても暗いってことは、もう
 夜なんだな。」
 森をぬけたネルフが、空を見上げながら
 そう言った。
 「この森は夜か昼かも解らないほどの暗さですし
 ね・・・・・・。しかも外から見ると暗い分余計に
 不気味に見えます・・・。」
 クリームが、辺りを見回しながらそう言った。
 「・・・・・・さて、アノートさんがいるのはこの先の
 洞窟だっけ。早く救助しに行くか。」
 森をぬけたネルフが、そう言いながら先に
 進もうと足を踏み出したその時!!
 ???
 「そういかないわ!」
 突如どこからともなく何者かの声が木霊する。
 「だ、誰だ!?」
 そうリーフが言うと暗闇から1匹のチェリムが現れる。
 「誰だお前。」
 そうネルフが言うと暗闇から現れたチェリムは、
 「私はソウル様が束ねる組織「プロエイク」
 四人衆の1匹!「スプリエル」よ!」
 暗闇から現れたチェリムはそう名乗った。
 「あんた達が探しているブースターはこの先の
 洞窟に閉じ込められてるわ。ただ、それも
 しっかりとね・・・。」
 そう言ってスプリエルは、妖艶な笑顔で笑う。
 「ただ、そんな空気の出入りがしない状態の
 密閉空間に長時間いたらどうなるかはわかるわ
 よねぇ・・・?」
 そう言ってスプリエルは、不気味に笑う。
 「----!!」
 クリームが、驚いて
 「早くそこをどきなさい!早く彼女を助けないと
 窒息死してしまう!!」
 そうスプリエルに叫ぶ。
 「そうか!出入り口が完全に塞がっていたら
 酸素が出入りしないから・・・!」
 つづけてリーフがそう叫ぶ。
 「その通り!でも何もせずともこの邪魔者を殺せるん
 だからこんな楽なことはないわ♪」
 1匹のポケモンの命が懸かっているのにも
 関わらずそう言ってスプリエルは、不気味に笑った・・・。 

                その②に続く




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