Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3第6章 その④


   アラキの大冒険part3第6章 その④

  「いまここにマインドって来てないかしら・・・?」
 とアノートはそうブイズの森の門番のイーブイに
 優しく問いかけるとその門番のイーブイは、
 「解りませんが・・・・・・何なら始まりの間まで
 送って差し上げましょうか?」
 とアノートにそう言った。アノートは、
 「うん。お願い。」
 とその門番のイーブイにそう言うと門番のイーブイは、
 「では、動かないで下さい。」
 と言って門番のイーブイは、何やら呪文を唱える。
 すると僕達の周りを目映い光が覆い次に僕達が
 目を開くと僕達は始まりの間に立っていた。
 そこにはマインドが待っていた。
 「やあアノートさん。久しぶりだね。
 急にどうしたんだい?」
 とマインドが僕達を見ながらそう訪ねるとアノートは、
 「実はカクカシカジカセツメイスルトハナシガナガクナルノデコノ
 コウブンデショウリャクサセテモレッテマスカンベンシテクダサイナと
 言う訳で・・・。」
 とアノートは今までの経緯を簡単にマインドに
 困った顔をしながらそう言った。
 「成程・・・。分かった。時空の夢泉までの
 マグナゲートを開いてあげるよ。」
 とマインドが僕達を見ながらそう言って続けて、
 「フュール君は良く僕と話してくれたり構って
 くれたし、君にとっても、ギルドの皆にとっても
 大切な仲間だしね。」
 その言葉を聞いてアノートは、
 「ありがとう!!」
 とマインドに礼をいう。
 「じゃあ僕は早速準備に取り掛かるよ。
 君達は確かその切断の欠片とかいうのをここで
 あと2つ探さないといけないんだよね?」
 とマインドが僕達を見ながらそう訪ねるとアノートは、
 「うん。場所は木漏れ日の森と秋風の森らしい
 けど。」
 とアノートがそう言うとマインドが、
 「じゃあ秋風の森の最奥部で待ち合わせよう。
 まずは木漏れ日の森の切断の欠片から集めて
 きてね。あ、今日は遅いから明日待ち合わせで。」
 とマインドが僕達を見ながらそう言ったのでアノートは、
 「わかった!あと君が協力してくれるって
 ことを皆にも伝えておくね!」
 とアノートはそう言って早速携帯を取りだして、
 「もしもしネルフ君!?マインド君見つかったわ!
 協力してくれるって!」
 とアノートは真っ先にネルフにマインドが
 協力してくれる事を伝えた。
 「ホントか!よかった!じゃあ俺はその事を
 クリームさんやアイトにも伝えておくよ!で、
 何処に行けばいいんだ?」
 とネルフがそう聞くとアノートは、
 「明日秋風の森に来てくれだって!」
 とネルフに待ち合わせの場所を告げるとネルフが、
 「わかった!伝えておきますね!」
 とアノートに言って電話を切った。
 「じゃあ私達は明日に備えて帰って寝ましょう!」
 とアノートは、僕に向かってそう言った。
 (うん。)
 僕はアノートに短く返事を返す。
 その夜のこと。
 「良かった・・・・・・これでもしかしたら本当に
 あの子たちがやってくれるかも・・・・・・。」
 ???
 「・・・・・・シナンよ・・・。」
 シナン
 「うぅっ・・・・・・また貴方ですか・・・・・・。
 ず、頭痛が・・・・・・・・・。」
 ???
 「あんな小さきポケモン達に頼んで何をしようとしていた。」
 シナン
 「・・・・・・貴方には・・・・・・関係のない事です・・・。」
 ???
 「・・・・・・強がっているようだがだいぶ参っているな。
 もう少し・・・・・・もう少しでお前の体は・・・・・・。」
 シナン
 「・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・苦しい・・・・・・。」
 シナン
 「何で私はこんな目に・・・・・・。」
 シナン
 「あの方はポケモンの本当の凄さを知らない・・・・・・。
 でもきっとアノートさん達なら・・・・・・知らしめてくれる・・・。」
 シナン
 「お願い・・・・・・早く・・・・・・全てのポケモンがあの方の
 言いなりになる前に・・・・・・彼の野望を・・・・・・
 くだ・・・・・・いて・・・・・・。」
 次の日の朝・・・・・・。
 「さぁ、じゃあまずは3つ目の欠片がある
 木漏れ日の森に行きましょう!」
 僕達はアノートの家を後にして、一路
 木漏れ日の森にに向かう。
 木漏れ日の森の最奥部では何時ぞやのスピアー達がいた。
 「なーんかまた居るわよ不遇虫組が。」
 とアノートが彼らを見ながらそう言うとスピアー達は、
 「うるせぇな!唯一王がwww」
 とスピアー達が僕達を見ながらそう言う。
 すると彼らの『唯一王』と言う言葉にアノートが、
 「あら、女の子にそんなこと言って・・・・・・
 あんたにぶっ刺さっている欠片だけ残して
 跡形もなく燃やしてあ・げ・る♡」
 と笑顔で怒りながらスピアー達にそう言う。
 その様子を見ていた僕は、
 (やっぱ女の子って怒らせると怖いわ。)
 と率直にそう思った。
 「って、すっげぇ悪趣味な色だな!!」
 とアノートが彼らを見ながらそう言った。
 確かに彼らは僕が最初に襲われた時より
 悪趣味な色の体になっていた。
 かくして僕達とスピアー達とのバトルが始まった
 しかしアノートのわざ『熱風』で
 僕達の圧勝と言うあっけない幕切れだった・・・。

       アラキの大冒険part3最終章その①に続く




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