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シグキーリア


アラキの大冒険part3最終章 その①


    アラキの大冒険part3最終章 その①

   -アラキの大冒険part3最終章 時空の夢泉へ-

  「全然成長してないわねあいつら。そんなんだ
 からこんな欠片に意識も乗っ取られるのよ。」
 とアノートが彼らの去った後に散らばった切断の欠片や
 道具などを拾いながらそう言った。
 「・・・・・・そういえばここで君と出会ったのよね。
 つい最近のことなのに・・・・・・なんだか懐かしく
 感じちゃうなぁ・・・。」
 とアノートが辺りを見回しながらそう言って
 僕のいる方を見る。僕は慌てて、
 「え・・・・・・そ、そうだね・・・。」
 と顔を赤くしながらアノートにそう言った。
 「さ、次は秋風の森よ!因みにスピカシティから
 南に進むとあるわ。行きましょ。」
 こうして僕達は木漏れ日の森を後にして、一路
 スピカシティに向かい、そこから南にのびる
 河部の林道を通り秋風の森の入口に着いた。
 (ここが秋風の森か・・・・・・。)
 「マインドはここの最奥部で待っているって言って
 たわ。切断の欠片もあるはずだから頑張って
 進みましょ。」
 とアノートが突然僕の方に振り返り、
 「・・・・・・でも、こうやって2匹っきりで紅葉散る
 並木の下を歩いてると秋のデートって感じね。」
 と僕に笑顔でそう言って紅葉散る並木の下を
 スキップしながら上機嫌に鼻唄を歌っている。
 (え・・・・・・。)
 その様子を見ていた僕は、ビックリして
 自分の心臓の鼓動が早く波打つ。
 「今度来るときは皆で楽しく紅葉狩りでも
 したいなぁ・・・。」
 とアノートは、僕に笑顔でそう言ってスキップしながら
 先に進む。秋風の森ではハヤシガメとジュプトルの
 技『タネマシンガン』に注意して進めば
 後は、楽々攻略できたのだった。
 秋風の森最奥部に辿り着くとそこには誰も
 いないようだった。
 「あ!あれ切断の欠片じゃない!?」
 そう言ってアノートが、広場の真ん中に
 落ちている切断の欠片を指差す。
 「ホントだ!」
 僕が広場の真ん中に落ちている切断の欠片を
 見てそう言うとアノートは、
 「今回は簡単に手に入ったわねwラッキー☆」
 と言って広場の真ん中に落ちている切断の欠片
 を取りに行こうとしたその時!
 いきなりペンドラーとハハコモリが、
 襲い掛かってきた。
 「!?いきなりなんか出てきたよ!?」
 僕が驚きながらそう言った。アノートは、
 「どうやら切断の欠片が生み出した幻のよう
 だけど・・・やっぱり簡単には行かないって事ね。」
 と溜息をついた後アノートが、
 「こうなったら頑張って2匹で倒すわよ!」
 こうして僕達とペンドラー・ハハコモリとの
 バトルが始まったが特に苦戦する事も無く
 あっけなくペンドラー・ハハコモリを倒す。
 こうして僕達とペンドラー・ハハコモリとの
 バトルは、僕達の圧勝で幕を閉じた。
 「ふぅ、こう何度も戦闘が続くと流石に
 疲れちゃったわ・・・・・・。」
 とアノートが、溜息をついたその時!
 マインドがその場にエンターカードを持って現れた。
 「マ、マインド!!」
 とアノートがいきなり現れたマインドに
 少し驚きながらそう言った。
 「やあ2匹とも。待ってたよ。」
 とマインドは涼しい顔で驚いている僕達に
 そう言った。
 「こっちは準備できたけど、君達はどう?」
 とマインドは涼しい顔で僕達にそう訪ねるとアノートは、
 「うーん・・・・・・あんまり・・・。」
 と疲労した顔でマインドに答える。マインドは、
 「無効に行ったら簡単には戻ってこれないから
 やり残した事が無いか今のうちに確認した方が
 いいよ。」
 とマインドは優しい口調で僕達にそう言った。アノートは、
 「それもそうね。今のうちにアイテムとかは
 補充しておくべきかも。」
 とアノートは自分の背中に背負っていた
 バックを開いてそう言った。
 「他の皆は先に来たけど、準備のために何処かに
 行ってるらしくて、ネルフ君が待機してくれて
 いるんだ。」
 とマインドはそう言うと続けて、
 「だから準備が出来たらネルフ君に話して皆と
 合流してここまで来てほしい。そうしたら
 出発しよう。」
 とマインドがそう言うとアノートは、
 「解ったわ。じゃあ一回準備のため森から
 出ましょう。」
 僕達はいったん準備を整えるため一路
 スピカシティに向かい、そこで消耗品を
 買い足した後、待機しているネルフに
 話し掛ける。
 かくして秋風の森最奥部にて、
 「で、これがマインドが開いてくれた
 マグナゲートね?」
 とアノートはその場に開かれたマグナゲートを
 指差してそう言った。
 「うん。ここに入れば時空の夢泉につながる
 地脈異空間に入れる。ただマグナゲートで作った
 道は何が起こるかわからないから気を付けてね。」
 とマインドがその場にいた皆にそう注意を促す。
 「わかったわ。ありがとう。」
 とアノートはマインドにお礼を言った。
 「そういえば今回はライトちゃんたちも
 来てるのね。」
 とアノートはその場にいたライト、シャドーを
 見ながらそう言った。
 「本人達も来たいって言ってましたので。ただ
 ギルドの仕事も放置しておけませんからね。
 なのでエンジェルに留守番してもらいました。」
 とネルフが少し困った顔をしながらそう言った・・・。

                その②に続く




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