Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part4第1章 その①


   アラキの大冒険part4第1章 その①

 -アラキの大冒険part4第1章 最後の冒険-

  「これは俺が作ったポケモン修正プログラム!
 改造によって作られたポケモンを本来の
 能力に戻す働きをするのだ!」
 ネルフは、ソウルに機械の説明をする。
 するとネルフの言葉を聞いたアノートが、
 「か、改造!?
 じゃあもしかしてソウルは・・・・・・!」
 そう驚きながらソウルを見て言う。ソウルは、
 「・・・・・・くくっ・・・・・・くっくっく・・・。」
 突然不気味に笑うと、
 「・・・・・・そうだ。俺は改造によって生み出された
 「ふしぎなまもり」の特性を持つミカルゲだ。
 弱点のない俺は全ての技を無効化できる。」
 とそこまで言うとソウルは僕達を見ながら、
 「・・・・・・だが、ようやくこれで対等の勝負が
 出来るな。いざ!お前達の力をこの俺に
 ぶつけてみろ!」
 こうして僕達とソウルとのバトルが始まった!!
 ソウルの弱体化には成功したが、それでも彼は
 強く僕達はかなり苦戦したが、みんなで力を合わせ
 遂にソウルを撃破した。
 こうして僕達とソウルとのバトルは、
 僕達の勝利で幕を下ろした。
 「・・・・・・やはり本物のポケモンには敵わぬか・・・。」
 と言ってソウルは、その場に倒れ込む。
 「・・・・・・終わった・・・。」
 とソウルは、その場に倒れ込んだままそう呟く。
 「ソウル・・・・・・貴方・・・・・・。」
 アノートが、そう言ってソウルに駆け寄ると
 ソウルは、その場に倒れ込んだまま泣いていた。
 「・・・すまなかった。お前達には沢山酷い事を
 してしまったな・・・・・・。」
 とソウルは、その場に倒れ込んだまま泣きながら
 僕達にそう自分の非礼を詫びる。
 「ソウルさん・・・・・・何故このような事を・・・。」
 とフュールがその場に倒れ込んだまま泣いている
 ソウルにそう聞くと、 
 「私から説明します。」
 と言いながら僕達の後ろからシナンが現れてソウルの隣に立つ。
 「シナン・・・!」
 アノートが、驚きながらそう言った。
 「どうゆう事なんですか?
 説明してください!」
 とクリームは、いきなり僕達の後ろから現れたシナンに
 驚きながらそう聞くとシナンは、
 「それではすべてをお話ししましょう。」
 と言うとシナンは続けて、
 「私達はネルフさんが見抜いた通り、改造により
 生み出されたポケモンです。」
 とシナンがそう言うとミルクが、
 「改造!?」
 とシナンに驚きながらそう言うとシナンは、
 「はい。野生や卵などの正規入手ではない・・・
 所謂プロアクションから生み出されたポケモン
 なんです。」
 と言うとシナンは続けて、
 「そのため私達は普通のポケモンでは有り得ない
 能力を備えています。」
 と言うとシナンは更に続けて、
 「私は人間をポケモンに変えたり、異空間を
 少しなら操れる力、ソウルはよく子どもがやる
 「ふしぎなまもり」の特性を持っています。」
 と言うと今度はソウルが、
 「俺はそれが嫌だった。確かにこれなら
 全ての攻撃を無効にできるが俺自身はそんな事望んで
 ないんだ・・・!」
 とソウルは肩をふるわせて泣きながらそう言った。
 「俺は普通に生まれて普通に戦いたかった!!
 厳選でも乱数でもいい!普通に使ってもらえる
 ならそれでよかったんだ・・・!なのに・・・!」
 とソウルはそこまで言うと
 そこで言葉に詰まって嗚咽する。
 「・・・それで普通に生まれて普通に暮らしている
 私達が憎らしくなって八つ当たりを・・・?」
 とアノートが、そう聞くとソウルはゆっくりと
 一回頷く。
 「そうだ・・・。あとから気づいた。こんなことを
 したって俺が普通の存在になれる訳じゃない。
 何もしていない他人に迷惑をかけるだけだと。」
 と言うとソウルは続けて、
 「けどもうダメだった。俺は怒りにすべてを
 任せた状態だった。こんな風に生んだ俺の
 主人への怒りにな・・・・・・。」
 と言うとソウルは更に続けて、
 「けどシナンが俺にいつも呼びかけてくれた。
 その時は俺は平常心を保てるようにはなったんだ。
 お互い同じ目に遭ったポケモンとして・・・。」
 とソウルがそこまで言うと今度はシナンが、
 「私達の様に正しく生まれなかったポケモンは
 公式戦に参加することは許されません。」
 と言うとシナンは続けて、
 「バトルをすることに生きがいを感じている私達
 ポケモンから見ればそれは・・・・・・生きていく道を
 絶たれたのと変わりないのです。」
 と言うとシナンは更に続けて、
 「厳選や乱数調整は、定まった値からしか生まれ
 ませんので、普通に生きて行く事ができます。
 でも私達にはその権利もないのです・・・。」
 と言うとシナンは涙を流す。
 「シナン・・・・・・。」
 そう言ってアノートが、シナンを見る。
 「勿論厳選や乱数によってこの世界に生まれた
 ポケモンもバトルが生きがいです。勝つのも
 負けるのも、楽しみの1つなのです。」
 と言うとシナンは、僕達を見て涙を流しながら続けて、
 「しかし主人の勝手な都合で正式な中断もせずに
 勝手に試合を放棄する行為・・・・・・いわゆる切断
 をするトレーナーが後を絶たないのです。」
 と言うとシナンは、僕達を見て涙を流しながら更に続けて、
 「ポケモンは皆、勝つか負けるかではなく、
 どちらにせよ最後まで勝負を楽しんで、負ける
 ならいさぎよく負けたいと思っています。」
 と言うとシナンは、僕達を見て涙を流しながら
 自分達の身の上話を赤裸々に語った・・・。

                その②に続く




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.