Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part4第1章 その②


   アラキの大冒険part4第1章 その②

  「それを負けの記録が付きたくないという
 自分勝手な行為によって途中で中断されることは
 切断したトレーナーのポケモンも相手のポケモンも
 何て自分勝手な奴だ、と、そのトレーナーに対し
 憎しみを抱きはじめました。そしてそのポケモン
 の感情、そして切断された側の人間の憎しみも、
 集まってそれらが詰まったのが切断の欠片なの
 です。なのでそれが刺さったポケモンは詰まって
 いる怒りのエネルギーのせいで暴走してしまう。」
 と言うとシナンは続けて、
 「しかし集めることで1つの結晶と化し、刺さる
 恐れはなくなりました。」
 と言うとシナンは更に続けて、
 「しかしそれは人間の都合によって勝負を終わら
 せられなかったポケモン達の憎しみの象徴と
 集合体なのです・・・・・・。」
 と言うとシナンは僕達を見ながら続けて、
 「私達だけでなく、普通に生まれたポケモン達で
 さえそのような目に遭っているのです・・・・・・。」
 とシナンはそこまで言うと僕達に、
 「ですので、私達は決めました。
 人間に恨みを晴らすと。」
 と声高らかにそう言うと続けて、
 「その結晶はポケモン達の怒り・・・・・・そして
 私達はちゃんと生ませてくれなかった主人に
 恨みを抱いている・・・・・・。」
 と言うとシナンは僕達を見ながら更に続けて、
 「だから、私達とそのポケモン達の恨みを
 切断以前の問題にポケモンでもて遊ぶ我が主人に
 ぶつけてやろうと思ったのです・・・・・・。」
 とシナンがそう言うと今度はソウルが、
 「だが俺達はその主人に改造された身。逆らう
 事が出来ない様になっている。故にいつまでも
 復讐が出来ないんだ。」
 と言うとソウルは続けて、
 「・・・そこでお願いだ。どうか俺達の代わりに
 主人を懲らしめてくれないか。」
 とソウルは僕達にそう頼み込んできた。
 「私達が・・・?」
 とアノートがそう聞くとソウルは、
 「・・・勿論自分勝手な願だというのは承知だ。
 散々迷惑かけた俺の願いなんて聞きたくも
 ないだろう。」
 と言うとソウルは僕達を見ながら続けて、
 「・・・だけどもうお前達にしか頼める奴がいない
 んだ・・・・・・。頼む・・・。」
 とソウルは僕達に頭を下げて懇願する。
 「・・・もしかしたら主人も、アラキみたいに
 純粋にポケモンを楽しんでる奴が懲らしめて
 くれれば改心するかもしれんし・・・。」
 とソウルは僕を見ながらそう言った。
 (え・・・・・・?)
 僕はその言葉に少し驚いた。
 「・・・でもそれって、貴方達の主人を許すことに
 なるんじゃないの・・・?」
 とアノートがそう聞くとシナンは、
 「・・・・・・いいんです。彼がポケモンを
 普通に愛し、扱ってくれるようになるなら・・・・・・
 それで私達は十分です・・・・・・。」
 とシナンは絞り出すようにそう言った。
 「わかったわ。貴方達の願い、きいてあげる。」
 とアノートは、2匹にウィンクしながらそう言った。
 「!!い、いいのか・・・!?
 本当に・・・!?」
 とソウルはそう言って驚きながらアノートを見るとアノートは、
 「ここまで聞いて放っておける訳ないじゃない。
 それに貴方達の主人への想いも分かったし。
 そうまでされて心配するなんて・・・感心したわ。」
 とアノートは、2匹に爽やかな笑顔でそう言った。
 「ポケモンの本当の面白さ、ちゃんとした
 ポケモンとの向き合い方・・・・・・
 叩き込んでやるわ!ね!アラキ!」
 とアノートは、激昂しながらそう僕に言った。
 そんなアノートに僕は、
 「勿論だよ!僕はポケモンが大好きだもの。
 解らない子にはちゃんとポケモンの面白さを
 伝えたい・・・!」
 とアノートと一緒に激昂しながら2匹にそう言った。
 「そうゆう事なら僕も協力するよ!
 みんなも協力するよね?」
 とリーフが、その場にいた全員に
 そう訪ねると
 「もちろん!!」
 と一番最初にライトが答えるとそれに続けて、
 「あたりまえだ!」
 とシャドーが答えて続けて、
 「やるっきゃないですね!」
 とアイトは爽やかな笑顔でそう言った。
 「勿論私も協力しますよ!」
 とクリームが答えるとそれに続けて、
 「ボクもボクも!!」
 とミルクが幼気な笑顔でそう言った。
 「それがソウルさん達の願いなら!」
 とフュールがそう言うとそれに続けて、
 「協力しない訳ないだろ!」
 とネルフは爽やかな笑顔でそう言った。
 「ありがとうございます!!
 私達の願いを聞いてくれるなんて・・・・・・!」
 「本当にありが・・・・・・!」
 とシナンがそこまで言ったその時!
 ふざけるな。
 とどこからか誰の者か解らない声がこだまする。
 「なっ・・・・・・?」
 と僕がその声に驚いていると突然!
 「っ・・・・・・!!ず、頭痛が・・・・・・!
 つ、ついにこの時が・・・・・・!」
 とシナンはそう言って苦しみ出す。
 「も、もうちょっとだった・・・・・・のに・・・・・・。
 わ・・・・・・た・・・しは・・・・・・も・・・う・・・・・・。」
 とシナンがそこまで言うと急に押し黙り、
 その場に倒れるのだった・・・。

                その③に続く




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