Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険Season2PART0第4章


   アラキの大冒険Season2PART0第4章 その①

 ーアラキの大冒険Season2PART0第4章 異世界への旅立ちー

  「そうですね・・・・・・。」
 そう言ってフュールも手を合わせているジラーチの
 横に並んで自分の前足を合わせてジラーチと一緒に
 あの2人がいつまでも仲良く過ごせますように・・・・・・。
 と満天の星空に祈った。
 次の朝。
 (・・・昨日はまさかアノートと2人っきりであんな
 ことになるとはね・・・・・・。)
 僕は朝起きるとベットの上で昨日の事を
 思い出していた。
 (・・・でもまあ、嬉しかったからいいか。
 さ、下に降りるか。)
 僕はベットから降りて1階に降りた。
 「・・・・・・で、本当に今日帰って来たわけね。
 お姉ちゃん・・・・・・。」
 とアノートは冷ややかな目をしながら彼女の姉、
 アクアリスにそう言った。
 「え?」
 とアノート達姉弟2匹の冷たい目線を受けてアクアリスが
 驚きながらそう言った。
 「久しぶりね。アノート、フュール。
 ちゃんと留守は守ってくれていたようね。」
 とアクアリスが優しくアノート達姉弟2匹にそう言った。
 「・・・あのさぁ。私達もう独立で生活できている
 とはいえ、一応お姉ちゃんが保護者なんだから
 まかっせきりにしないでよ・・・。」
 とアノートは冷ややかな目をアクアリスに
 向けながらそう言った。
 「あら、貴方だって冒険で長い事家を留守に
 すること多いじゃない。フュールだってギルドに
 入っちゃったし・・・・・・お互いさまじゃない。」
 とアクアリスが優しくアノート達にそう言った。
 「・・・まあね。」
 とアノートは冷ややかな目をアクアリスに
 向けながらそう言った。
 「・・・ところで、後ろの子は?」
 とアクアリスがアノート達の後ろにいた
 僕を見てそう言った。
 「あらおはよう。貴方が言った通りになったわ。」
 とアクアリスの言葉に後ろを振り返ったアノートが
 僕を見てそう言った。
 「じゃあそのシャワーズが?」
 と僕はアクアリスを見てそう言うとアノートが、
 「うん。姉のアクアリスよ。」
 とアノートは僕にアクアリスを紹介した。
 「この子はアラキ。以前木漏れ日の森で
 襲われている所を助けて以来ここに住まわせて
 あげてるの。」
 とアノートはアクアリスに僕の紹介をした。
 「ふーん・・・・・・。」
 とアクアリスがアノートにそう言って
 彼女と僕の様子を見て、
 「ははーん・・・・・・なるほどそういうことか・・・。」
 とアクアリスがアノートに向かってそう言った。
 「な、なによ。」
 とアノートはアクアリスにそう言うと彼女は、
 「ふふふ、中々かわいい子じゃない。
 私はアクアリス。よろしくねアラキ君。」
 とアクアリスが僕に笑顔でそう挨拶した。
 「よ、宜しくお願いします・・・。」
 と僕はアクアリスに若干タジタジに
 なりながら挨拶した。
 「(この様子だとこの2匹・・・・・・あれね。
 あとでフュールに確認しておきましょ。)」
 とアクアリスがそんな彼女と僕の様子を見て
 そう思っていた。
 「(あ、アリス姉のあの眼差しは・・・・・・
 こりゃ後で事情を聞かされるだろうなぁ・・・。)」
 とフュールはそんな彼女の視線に気付いてそう思っていた。
 「で、何で今日帰って来たの?」
 とアノートはアクアリスにそう訪ねると彼女は、
 「え?ああ。そろそろあそこにも挑戦して
 見ようと思って戻って来たのよ。」
 と思い出したようにそう言った。
 「あそこ?」
 とアノートはアクアリスにそう訪ねると彼女は、
 「ちょっとついていらっしゃい。」
 とアクアリスはアノート達を家の外へと案内した。
 「ここって、確か誰もこの岩が邪魔で退かせ
 ないんじゃなかったっけ?」
 とアノートは大きな岩で塞がれている道の前に
 立ってそう言った。
 「そう。この先は危険だからあるポケが
 ここに立ち入り禁止の岩を置いたのよ。」
 とアクアリスはアノート達にそう言うと続けて、
 「先程その方から「君があの岩を退かせる実力
 があるなら立ち入ることを許可しよう。」って
 許可貰ってきたから来たのよ。」
 とアクアリスはアノート達にそう言った。
 「で、お姉ちゃん出来るの?」
 とアノートはアクアリスにそう訪ねると彼女は、
 「まあ見ていなさい。
 『ハイドロポンプ』!!」
 とアクアリスはアノート達にそう言って道を塞いでいる
 岩の前に立つとその岩に向かって「ハイドロポンプ」を
 繰り出した。
 アクアリスの放ったハイドロポンプを
 受けた岩は遙か彼方に吹っ飛んでいった。
 「あら。意外と楽勝だったわね。」
 とアクアリスは涼しげな顔でそう言った。
 「わ、私の馬鹿力でも動かせなかったのに・・・・・・。」
 とアノートは遙か彼方に吹っ飛んでいった
 岩を見送って驚きながらそう言った。
 「やっぱりアリス姉は凄いや・・・・・・。」
 とアノートに続いて涼しげな顔をしている
 アクアリスを見て驚きながらそう言った・・・。

                     その②に続く




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.