Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第3章 その④


   friend-名も無き物語-第3章 その④

  「依頼書の詳細に書いてあった通りの変質者
 じゃねーかこいつ。」
 と俺はミスティアを庇いつつお尋ね者の
 スピアーに向かってそう言った。
 かくして俺達とお尋ね者のスピアーとの
 勝負が行き成り始まった!!
 俺達とお尋ね者のスピアーとのバトルは、
 奴の毒技に手を煩わされたが、
 みんなで力を合わせて攻撃を加えて
 みごと彼を打ち倒した!!
 こうして俺達とお尋ね者のスピアーとの
 勝負は、苦戦することなく俺達が
 勝利した。
 「ぐはぁ・・・・・・なんだこいつら強え・・・・・・!」
 とお尋ね者のスピアーはそう言ってその場に倒れた。
 「だが・・・・・・このまま変態晒して捕まって
 たまるか!!」
 とお尋ね者のスピアーはそう言ってガバッと
 起き上がって洞窟のさらに奥へと逃げていった。
 「しまった!取り逃がしたか!
 おい2匹とも追うぞ!!」
 と俺がミスティアとピカノンの2匹に向かって
 そう言うとピカノンが、
 「は、はい!!ほらミスティアさん!!」
 とミスティアに向かって
 そう言ったが彼女は、
 「」
 恐怖の余りフリーズしてしまっていた。
 「ミスティアさんっ!!」
 とピカノンがミスティアに向かって
 そう叫ぶように呼び掛けた。
 「は、はひ!!!本日ウィークリートレインは信号
 トラブルの影響で運転を見合わせております!!」
 とミスティアは恐怖の余り関係のない
 素っ頓狂なことを言いだした。
 「だめだこりゃ。」
 俺はそう言ってミスティアの
 SAN値回復に務めていた。
 一方、その頃・・・・・・。
 「うーん・・・お尋ね者を探しに洞窟に入ったは
 いいけど、見つからないまま出口に出ちゃった
 わね・・・・・・。」
 とコロネが洞窟を振り返ってチパリネにそう言うと彼は、
 「どこかで追い越しちゃったのかなぁ・・・・・・。
 そういえばカゲロウ君達にも会わなかったね。」
 とコロネに向かってそう言うと洞窟を返りみると彼女は続けて、
 「そういえば・・・向こうの方は大丈夫かしら・・・
 彼らが既に捕まえていてくれればいいんだけど・・・。」
 とコロネがチパリネに向かってそう言ったその時!!
 「うおお!!逃げた先にも体つきのいいカワイコ
 ちゃんだああああ!!」
 とお尋ね者のスピアーが叫びながら
 チパリネ達2匹に飛び込んできた。
 「え・・・・・・。」
 とコロネがそう言った直後お尋ね者のスピアーが、
 コロネ目掛けて飛び掛かってきた。
 「きゃあああああああああああああ!!!」
 洞窟にいる俺達にも聞こえるほどの悲鳴をあげる。
 「今、奥のほうで誰かの悲鳴が・・・!」
 と俺がそう言うと正気に戻ったミスティアが、
 「待って・・・今の声には・・・聞き覚えがあるわ!」
 と耳を動かしてそう言うと彼女は続けて、
 「まさか・・・急ぎましょう!」
 と俺に向かってそう言った。
 俺達は悲鳴の聞こえた方へと急ぐ。
 「あっ!あそこ!!」
 洞窟を抜けた先の里の広場に
 満身創痍のチパリネが、
 そしてその先の崖際に傷付いた
 コロネを自慢の毒針で抱えている
 お尋ね者のスピアーが、
 「ぜぇ・・・ふははははは!!この可愛いロコン
 ちゃんは俺様が頂いた!!ぜぇ・・・弱ってる俺にも
 勝てないお前みたいなリスには不似合いだぜ!!」
 と肩で息をしながらチパリネに向かってそう言った。
 「チパリネぇ!!助けてっ!!」
 お尋ね者のスピアーの毒針で抱えられている
 コロネが悲痛な声を上げる。
 「くそっ・・・・・・!!弱ってる奴にすら勝てない
 なんて・・・ボクはなんて役立たずなんだ・・・!!」
 満身創痍のチパリネは自分の不甲斐なさに嘆いた後、
 「だけどお前みたいな悪党にコロネは
 渡さない!!彼女はボクのパートナー
 なんだ!!」
 とお尋ね者のスピアーに向かってそう言うと奴は、
 「ぜぇ・・・ふははははは!!口だけは・・・ぜぇ・・・
 達者みたいだな!!だが今この場にはお前らの
 味方はいない!!この娘は頂いた!はぁはぁ・・・。」
 と肩で息をしながらチパリネに向かってそう言った。
 「お前も相当傷だらけじゃないか!
 ぶつかってきた時からそうだったけど何でそんな
 傷だらけなんだよ!」
 とチパリネがお尋ね者のスピアーに
 向かってそう言うと奴は、
 「ちょっと前にお前らみたいな探検隊にやられて
 な・・・・・・ガキだと思って油断したのが間違い
 だったか・・・・・・ん?」
 とお尋ね者のスピアーがチパリネに向かって
 そう言ったその時、俺達がその場に到着した!
 「お、お前ら!ここまで追ってきたのか!!
 しつこい奴らだ・・・はぁはぁ。」
 とお尋ね者のスピアーが肩で息をしながら
 俺達に向かってそう言うとチパリネが、
 「カゲロウ君達!!来てくれたんだね!!」
 と俺達に向かって嬉しそうにそう言った彼に俺は、
 「ああ。コロネの悲鳴が向こうまで聞こえた
 からな。さてそれはともかく・・・、」
 とチパリネに向かってそう言った後、
 「スピアー!!コロネを離せ!!
 もう逃げ場はないぞ!!」
 と俺はお尋ね者のスピアーに向かって
 そう強く言ったのだった・・・。
  
    friend-名も無き物語-第4章その①に続く




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