Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第10章 その③


   friend-名も無き物語-第10章 その③

  「・・・色々助けてもらった恩返しになるかは
 わからないけど。でも私、カゲロウ君の力に
 なりたい。」
 とミスティアはカゲロウに向かって
 そう言うと続けて、
 「・・・初めての『友達』だから・・・。」
 とミスティアはカゲロウに向かってそう言った。
 「・・・・・・。」
 カゲロウは少しの間黙った後、
 「ありがとうミスティア。俺頑張る。
 頑張るよ。」
 とミスティアに向かってそう言った。
 「うん・・・。」
 とミスティアはカゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「・・・何となくだけど、その子がカゲロウ君には
 心を開けた理由、わかった気がする。」
 とミスティアはカゲロウに向かってそう言った。
 「え・・・・・・。」
 とカゲロウはミスティアに向かって
 そう問い掛けると彼女は、
 「私とその子は境遇が似ているんでしょ?
 私はカゲロウ君と話していて、一緒に居たいな
 って思えてくるもん。」
 とカゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「その子も似た立場だって言うんなら、その子も
 私と同じように、カゲロウ君と一緒に居たいって
 思ってたんだと思うよ。」
 とミスティアはカゲロウに向かってそう言った。
 「・・・・・・。」
 カゲロウは黙ってミスティアの方を見る。
 「・・・・・・。」
 ミスティアも黙ってカゲロウの方を見る。
 「・・・あ・・・。」
 と暫くしてミスティアは今
 自分とカゲロウの2匹、
 至近距離で互いに
 向かい合っていることに気付き、
 赤面しながらそう言うと、
 「いやその、一緒に居たいって言うのは別に
 そういう深い意味があるわけじゃなくて・・・・・・!」
 とミスティアはカゲロウに向かって
 赤面しながらそう言った。
 「いや俺まだ何も言ってないし。っていうか
 そんなこと言ったら別の意味で捉えちゃう
 だろ・・・。」
 とカゲロウはミスティアに向かって
 冷静にそう言った。
 「うっ・・・・・・。」
 とミスティアはカゲロウに向かって赤面しながら
 そう言うしかなかった。
 「(え・・・・・・ちょっと待って・・・・・・何この感じ・・・、
 もしかして私・・・・・・カゲロウ君のこと・・・・・・。)」
 とミスティアは赤面しながら
 そう葛藤する。
 「あっ・・・・・・。」
 不意にミスティアの身に付けている
 ペンダントの宝石が不可思議に光り輝き始める。
 「ミスティアのペンダントが・・・・・・。」
 不意に光り輝き始めたミスティアの身に付けている
 ペンダントを見てカゲロウがそう言った。
 「青色に光っている・・・・・・。」
 彼女は不意に淡く青白く光り輝き始めた
 自身の身に付けているペンダントを見てそう言った。
 「・・・・・・綺麗だなぁ・・・。にしてもこんな現象
 初めてね・・・・・・。」
 とミスティアは自身の胸元で不意に淡く青白く光り輝き始めた
 ペンダントの宝石を見てそう言った。
 「そのペンダント・・・・・・一体何なんだ?」
 とカゲロウがミスティアの胸元で
 不意に淡く青白く光り輝き始めたペンダントの
 宝石を見ながら彼女にそう訪ねた。
 「・・・わからない。物心ついたときからずっと
 私の手元にあったんだけどね・・・・・・。」
 とミスティアは自身の胸元で不意に
 淡く青白く光り輝き始めたペンダントの宝石を
 カゲロウに見せながらそう言うと続けて、
 「だからこのペンダントの謎を解く・・・・・・それが
 探検家としての私の目標の一つなの。」
 とミスティアは自身の胸元で不意に
 淡く青白く光り輝き始めたペンダントの宝石を
 ギュッと前足で握りしめると微笑みながら
 カゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「まだどんな秘密が隠されているかわからない
 けど、こうやって発光することがあるってことが
 今わかったわね。」
 とミスティアは自身の胸元で不意に
 淡く青白く光り輝き始めたペンダントの宝石を
 前足の上に乗せて淡く青白く光り輝くペンダントの宝石を
 見ながら目をキラキラと輝かせながらそう言うと続けて、
 「・・・・・・でもどんな条件で発光するんだろう・・・・・・
 今までこんなことはなかったし・・・。」
 とミスティアは自身の胸元で不意に
 淡く青白く光り輝き始めたペンダントの宝石を
 前足の上に乗せて見ながらそう言った。
 「今日みたいに月が良く見える日とか?」
 とカゲロウがミスティアの胸元で
 淡く青白く光り輝くペンダントの宝石を
 見ながら夜空にポッカリと浮かんだ満月を前足で指し示すと
 ミスティアに向かってそう訪ねると彼女は、
 「うーん・・・・・・でも今までにもこんな感じの日は
 結構あったし、違うと思う・・・・・・。」
 と少し悩んだ後カゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「・・・いつか解き明かしてみたいな。自分の手で。」
 とミスティアは自身の胸元で
 淡く青白く光り輝き続けるペンダントの宝石を
 自身の前足の上に乗せてそう言った。
 「・・・その夢、叶うといいな。」
 とカゲロウがミスティアの胸元で
 淡く青白く光り輝き続けるペンダントの宝石を
 見ながらミスティアに向かってそう言った。
 「うん・・・・・・。」
 とミスティアは自身の胸元で
 淡く青白く光り輝き続けるペンダントの宝石を
 見ながらカゲロウに向かってそう言った。
 「(もしかして・・・・・・私の感情に反応した・・・・・・
 とか?)」
 「(しかもタイミング的に・・・あの時は・・・・・・。)」
 「(・・・・・・。)」
 「(いやいや、まだそうと決まったわけじゃない
 し。別の理由も考えられるよ。)」
 「(例えば・・・・・・みんなの優しさに触れた時・・・
 とかだったりね。)」
 「(うんそうだ。そういうことにしておこう。)」
 「(・・・・・・考えてたら眠くなっちゃった。
 カゲロウ君も眠ちゃったし、私ももう眠よう。)」
 「(おやすみ、カゲロウ君・・・・・・。明日からまた
 みんなで楽しく頑張ろうね・・・・・・。)」
 とミスティアは自身の胸元で
 淡く青白く光り輝き続けるペンダントの宝石を
 見ながらそう考えると
 深い眠りに落ちていった。
 次の朝。
 「やあおはよう。今日は今のところ緊急の
 依頼は届いていないよ。」
 とウォーラルが朝の挨拶に来た僕達に
 向かってそう言うと続けて、
 「それでね、セトラムシティのデパートで何か
 セールをやっているらしいんだ。」
 とウォーラルは朝の挨拶に来た僕達に
 向かってそう言った。
 「へー、セールですか!何かいいものがあるかも
 しれませんね!」
 とミスティアはウォーラルに向かってそう言った。
 「折角だから、女子メンバーで見に行ってきたら
 どうだい?」
 とウォーラルは僕達に向かってそう言ったのだった・・・。

                  その④に続く




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