Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第11章 その③


   friend-名も無き物語-第11章 その③

  「反応に困るよ。」
 と僕は辟易しながらカゲロウに
 向かってそう言った。
 「ともかく、濡れ衣着せられた分も犯人を
 懲らしめてやらないとな。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言った。
 こうして僕とカゲロウの2匹は、
 何処までも果てしなく続く地下水道を
 奥深くへと進んでいった。
 ???
 「よーし、ここを抜ければあいつとの待ち合わせ
 場所のリアスポートだな。さっさと進むぜ。」
 何処までも果てしなく続く地下水道を
 先へと進んでいくと1匹のシザリガーが
 なにやら先を急いでいるようだった。
 「待てーっ!!」
 とカゲロウは先を急いでいる
 そのシザリガーをそう叫んで呼び止める。
 そのシザリガーは背中に大量の荷物を
 大事そうに背負っていた。
 「背中の荷物・・・・・・やけに乱雑につめこまれて
 いるな。店からとっさに盗んだ物だろうね。」
 と僕はそのシザリガーが背負っている
 大量の荷物を見ながらそう言った。
 「ということはあいつが例の逃走犯で間違い
 なさそうだな・・・!」
 とカゲロウは先を急いでいる
 大量の盗品を背負っていたシザリガーを
 睨みつけてそう言った。
 「チッ・・・・・・もう追っ手がきやがったか。
 だが相手は所詮ガキ2匹だ。ここで叩きのめせば
 問題ねぇな。」
 と大量の盗品を背負って先を急いでいる
 シザリガーは僕とカゲロウの2匹を見て 
 そう言うと続けて、
 「どうせ新米探検隊とかだろ?
 この『荒海のシザリガー』様を舐めるなよっ!!」
 と大量の盗品を背負って先を急いでいる
 シザリガーは僕とカゲロウの2匹を見て
 そう言うと僕とカゲロウに向かって
 襲い掛かって来た!!
 こうして僕達と盗賊荒海のシザリガーとの
 バトルが幕を開けた!!
 僕達と盗賊荒海のシザリガーとのバトルは、
 彼の得意技「クラブハンマー」や
 「はさみギロチン」等の多彩な技に
 少し苦戦したが僕はカゲロウと2匹、
 力を合わせて何とか盗賊、
 荒海のシザリガーを撃破した!!
 かくして僕達と盗賊荒海のシザリガーとのバトルは、
 辛くも僕達が勝利したのだった。
 「く、くそーっ!!俺様としたことが逆に
 こいつらを舐めていたということか・・・・・・!」
 と盗賊荒海のシザリガーはそう言うと
 その場に倒れ込んだ後で彼は続けて、
 「だが、俺の逃げ足を舐めてもらっちゃあ
 困るぜ!!」
 と盗賊荒海のシザリガーはそう言って
 その場にバッと立ち上がると
 目にも止まらぬ速さでその場から
 大量の盗品を背負って逃走した。
 「あっ!くっそ~なんて速い逃げ足だ!」
 とカゲロウが大量の盗品を背負って逃走しようとする
 盗賊荒海のシザリガーを止めようとしたが、
 間に合わずあと一歩の所で盗賊荒海のシザリガーに
 逃げられてしまい悔しそうにそう言った。
 「僕たちも追いかけよう!!」
 僕は、盗賊荒海のシザリガーに逃げられて
 悔しそうにしているカゲロウに向かって
 そう言うと大量の盗品を背負って逃走した盗賊、
 荒海のシザリガーの後を追った。
 時は少し遡り・・・・・・。
 「いやー、いい買い物が出来ましたねぇ。」
 とピカノンが大量の購入品に埋もれそうに
 なりながらワラビとミスティアの2匹に向かって
 笑顔でそう言った。
 「そうね~。セールを教えてくれた親方様には
 感謝しないとね♪」
 とミスティアが大量の購入品を自分の
 リボンのような触手で持ち上げながら
 ワラビとピカノンの2匹に向かって
 笑顔でそう言った。
 「お菓子もいっぱい買ったです!」
 とワラビが大量のお菓子が入った袋を
 持ちながらミスティアとピカノンの
 2匹に向かって笑顔でそう言った。
 「じゃあお土産の分は残しておいて、ちょっと
 食べちゃう?」
 とミスティアがワラビとピカノンの2匹に向かって
 そう提案する。
 「うーん、それよりも隣の喫茶店『ポッポの巣』で
 何か美味しいデザートでも食べませんか?
 折角なので女子会と称して!」
 とピカノンが自分達のいるデパートの
 右隣にある喫茶店『ポッポの巣』を指差して
 ミスティアとワラビの2匹に向かってそう提案した。
 「あっ、確かに今女の子しかいないわね!
 折角だし女子会やっちゃおうか!」
 とミスティアがワラビとピカノンの
 2匹に向かってそう言った。
 「わーい!女子会女子会~!!」
 とワラビがピョンピョン跳ね回りながら
 ミスティアとピカノンの
 2匹に向かって笑顔でそう言ったその時だった。
 ???
 「キャー!!ドロボー!!」
 何者かの悲鳴がデパート中に響き渡る。
 「い、今の悲鳴は・・・・・・!」
 とミスティアが辺りをキョロキョロ見回して
 悲鳴の発信源を探る。
 「店の外側からですね・・・・・・。」
 とピカノンが自分の耳をピクピク動かして
 そう言った。
 「行ってみよう!」
 とワラビがミスティアとピカノンの
 2匹に向かってそう言った。
 ミスティア、ピカノン、ワラビの3匹が
 デパートの外に出てみると
 デパートの右隣にある喫茶店『ポッポの巣』に
 泥棒が入ったらしく、喫茶店『ポッポの巣』の
 前に騒ぎを聞きつけて近所に住むポケモン達が
 集まっていてその場所の中央で、
 「・・・ツマリ、一瞬ノ出来事ダッタンデスネ?」
 と保安官のコイルボが喫茶店『ポッポの巣』の
 店主と思われるマネネに事情聴取をしていて
 コイルボの部下のコイル達が喫茶店『ポッポの巣』の
 店内の彼方此方をイソイソと忙しなく行き交って
 鑑識活動を行っていた。
 「はい・・・、しかし食料が奪われてしまったので、
 今日はもう営業できません・・・・・・。」
 喫茶店『ポッポの巣』の店主のマネネは
 保安官のコイルボに向かって残念そうにそう言った。
 「そんなぁ~・・・・・・。」
 とピカノンが喫茶店『ポッポの巣』の
 店主のマネネの話を聞いて残念そうにそう言った。
 「オヤ?アナタ達ハ確カウォーラルギルドノ・・・
 現場ハ見テノ通リ。店ハ開ケマセンネ。」
 保安官のコイルボがピカノンに向かって
 残念そうにそう言った。
 「そのようですねぇ・・・。」
 とミスティアが保安官のコイルボに向かって
 何かを悟ったようにそう言ったその時、
 突然ミスティアのスマポの着信メロディが
 その場に鳴り響く。
 「あっ、親方様からだ。ちょっと失礼します。」
 とミスティアは保安官のコイルボに向かって
 そう言うと彼女は、
 「もしもし、ミスティアです。今ちょっと
 盗難事件の現場に鉢合わせてしまって・・・。」
 とミスティアはウォーラルにそう事情を
 説明すると彼は、
 「ちょうどよかった。そのことについての連絡
 なんだ。悪いけど、君たちにその逃走犯の退治と
 確保をお願いしたいんだけど・・・・・・。」
 とミスティアに向かって申し訳無さそうに
 電話越しにそう言ってきたのだった・・・。
   
  
                  その④に続く




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