Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第11章 その④


   friend-名も無き物語-第11章 その④

  「私達ですか?」
 とミスティアはウォーラルに
 電話越しにそう聞き返すと彼は、
 「うん。遊びに行かせている最中に悪いけど、
 何とかよろしく頼むよ。」
 とミスティアに向かって申し訳無さそうに
 電話越しにそう言ってきた。
 「わかりました。すぐに向かいます。」
 とミスティアはウォーラルに
 電話越しにそう言って
 スマポの終話ボタンを押す。
 「ソノ様子デスト、ウォーラルサンガアナタ達ニ
 犯人ノ追跡ヲオ願イシテキタヨウデスネ。」
 と保安官のコイルボがミスティアに
 向かってそう言うと彼女は、
 「はい。」
 と保安官のコイルボに向かって
 そう言うとコイルボは、
 「ワカリマシタ。アナタ達ニモ協力ヲオ願イ
 シマス。」
 とミスティアに向かってそう言ってきた。
 「よぉーし!犯人をとっ捕まえて
 やりましょう!」
 とピカノンが決意表明するがごとくそう言った。
 「(食い物の恨みって怖いわね・・・・・・。)」
 とミスティアは若干あきれながら
 食い物の怒りに燃えているピカノンを
 見つめながら心の中でそう言った。
 「犯人ハ東ニ向ッテ逃走シテイッタソウデス。
 本職達ハ一足先ニ追イカケマスノデ、アナタ達モ準備ガ
 出来次第犯人ノ追跡ヲオ願イシマス。」
 と保安官のコイルボはミスティア達に向かって
 そう言うと鑑識活動を終え店内からコイルボの元に
 戻ってきた部下のコイル達と共に一足先に
 逃走犯を追いかけていった。
 「わかりました!」
 とワラビが保安官のコイルボに向かってそう言った。
 ミスティア達3匹はデパートで
 消耗品を買い足した後、逃走犯を追いかけて
 セトラムシティから東に足を進めた。
 ミスティア達3匹がセトラムシティから東にある
 緑の峡谷を先に進んでいくと
 不思議な形をした木が邪魔をして先に
 進めなくなってしまった。
 「この木、他のと比べて何か変じゃない?」
 とミスティアは道を塞いでいる邪魔な木を
 見ながらそう言った。その木は、
 緑の峡谷に立ち並ぶ木々とは明らかに形が
 可笑しかった。
 「まあ、ポケモンのゲームじゃ当たり前の
 しかけですよね。」
 とピカノンが道を塞いでいる邪魔な木を
 見ながらそう言った。
 「さて、どうしましょうか」
 とミスティアは道を塞いでいる邪魔な木を
 前に少し考え込んだ後、
 「まあここは流れ的に水をかけるわよね。
 さてと・・・・・・。」
 と彼女はそう言うとバックを探って、
 「あった。おいしいみず。」
 と彼女はそう言うとバックの中から
 プラスチック製のボトル容器に入った
 おいしいみずを取り出すと道を塞いでいる
 邪魔な木目がけて振りかける。
 「ひゃあ!なにするだぁ!!いきなり水を
 ぶっかけるでねぇだよ!!」
 と道を塞いでいる邪魔な木が
 そう叫んだ。木だと思ってたそれは
 1匹のウソッキーだった。
 「あっ、今飛び跳ねた瞬間足元に
 セカイイチが落ちましたよ。」
 とピカノンがそう言うと道を塞いでいた
 ウソッキーが水をかけられて飛び跳ねた瞬間、
 彼の足元に赤く大きなリンゴが転がり落ちた。
 「って、その荷物の中身!!あの喫茶店の名物
 メニューの材料じゃないですか!」
 そのウソッキーは背中に大量の荷物を
 大事そうに背負っていた。
 その荷物は喫茶店の名物メニューの
 材料だった。
 「ってことはこいつが例の泥棒ですね(確信)」
 とワラビが背中に大量の盗品を
 大事そうに背負っている
 ウソッキーを見てそう言った。
 「くっそー!誰か来たと思ったから木に擬態
 してたらこのザマだ!逃げるズラ~!!」
 そのウソッキーはそう言って大量の盗品を
 大事そうに背負ったまま目にも止まらぬ
 速さでその場から逃走した。
 「あっ、逃げた。」
 とミスティアはそう言って大量の盗品を
 大事そうに背負ったまま目にも止まらぬ
 速さでその場から逃走するウソッキーを
 只見送るしかなかった。
 「追いかけますよ!!私達のティータイムを
 帰せー!!」
 とピカノンがそう叫んで大量の盗品を
 大事そうに背負ったまま目にも止まらぬ
 速さでその場から逃走するウソッキーを
 怒りながら追いかけていく。
 「(ピカノンちゃんちょっと怖いです・・・・・・。)」
 とワラビが大量の荷物を大事そうに背負ったまま
 目にも止まらぬ速さでその場から逃走するウソッキーを
 そう叫んで怒りながら追いかけていくピカノンを
 見て小声でそう言って引いていた。
 こうしてミスティア達は、
 大量の盗品を大事そうに背負ったまま
 目にも止まらぬ速さでその場から
 逃走したウソッキーを追いかけていった・・・。

    friend-名も無き物語-第12章その①に続く




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