Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第12章 その②


   friend-名も無き物語-第12章 その②

  「く・・・・・・くそ・・・!あとちょっとで船で
 ズラかれたのに・・・・・・!」
 とシザリガーはそう言うと
 その場に倒れ込む。
 「で、でも船は目の前ズラ・・・・・・!
 さっさと飛び込むズラ!!」
 と盗賊ウソッキーはそう言うと
 シザリガーが大事そうに持ってきた
 大量の盗品を予め用意しておいた
 ボートに乗せてシザリガーと
 2匹一緒に逃げようとしたその時、
 「逃がすわけ無いでしょ?」
 と何処かから聞き覚えのある声が
 聞こえてきた。
 「へ?」
 と盗賊ウソッキーがそう言って
 辺りをキョロキョロ見回していると
 奴等の背後にチパリネとコロネの2匹が
 いきなり現れて奴等に飛び掛かる。
 「ぐはっ!?」
 と盗賊シザリガーは突然チパリネと
 コロネの2匹に背後から飛び掛かられて
 その場に押し倒されてしまう。
 そしてその直後、チパリネとコロネ
 の2匹の現れた方から保安官のコイルボと
 その部下のコイル達が、
 「逮捕シマス!!」
 とそう言いながら盗賊ウソッキーと
 シザリガーの2匹に群がり手際よく2匹を逮捕した。
 「コイルボさん!それにコロネちゃんと
 チパリネ君も!」
 とミスティアは少し驚きながら
 奴等の背後にいきなり現れたチパリネと
 コロネの2匹を見ながらそう言った。
 「ボクらも探索に来ててね。道中でコイルボ
 さん達に会ってね。協力を頼まれたんだ。」
 とチパリネが僕達のいる方に近寄りながら
 少し驚いているミスティアに向かって
 そう事情を説明した。
 「で、この街に着いたらお尋ね者達と
 ミスティアちゃんたちが戦って
 いたから犯人が倒れた瞬間を狙って
 捕まえようと待機してたの。」
 とコロネが僕達のいる方に近寄りながら
 少し驚いているミスティアに向かって
 更に詳しく事情を説明すると続けて、
 「貴方達なら倒してくれるって信じてたからね♪」
 と僕達に向かってそう言った。
 「オ手柄デスネ、チーム「フレンディア」。
 今回モ犯人逮捕ニゴ協力感謝イタシマス!
 後デギルドニ報酬ヲ送ッテオキマス。」
 と保安官のコイルボが僕達に向かって
 そう言うと彼は逮捕した
 盗賊ウソッキーと
 シザリガーの2匹に向かって、
 「サア、一緒ニクルンダ。」
 とそう言って盗賊ウソッキーと
 シザリガーの2匹を部下のコイル達と共に
 警察本部へと連行していった。
 「やあ!お疲れ様。長らく捕まえられなかったあの
 2人組を捕まえられたのはみんなのおかげだよ。」
 とギルドに帰り親方様の部屋を訪れた
 僕達に向かってウォーラルが
 笑顔でそう言うと続けて、
 「後で応援に駆けつけてくれたチパリネ達にも
 感謝しないとね。」
 とウォーラルは僕達に向かって
 そう言うと続けて、
 「それじゃ、これがコイルボさんから届いた
 報酬ね。」
 と僕達はウォーラルから
 保安官のコイルボがギルドに送ってきた
 報酬の元気ドリンク5本とげんきのかけら
 5個とげんきのかたまりとエナジーエレメント3個と
 1200ポケを手に入れた!!
 「それと、ストラルシティの喫茶店『ポッポの巣』から
 お礼の『ポケットスペシャルサンデー』っていう
 パフェが沢山届いてるよ!」
 とウォーラルは僕達に向かってそう言った。
 「おおっ!!ようやくスイーツにありつけられる
 んですね!やったぁ!!」
 とピカノンがウォーラルに向かって
 笑顔でそう言って喜んでいた。
 「みんなも呼んでパフェパーティーでもしようか!」
 とウォーラルは僕達に向かって
 笑顔でそう提案してきた。
 「賛成~!」
 とミスティアがウォーラルに向かって
 笑顔でそう返事を返した。
 かくしてその夜、ギルドでは盛大に
 パフェパーティーが行われたのでした。
 昼間からお預けを食らっていた女子たちは
 特に満面の笑顔でパフェを口に運ぶのでした。
 次の朝。
 「おはよう。朝早くからお知らせなんだけど、
 君達以前フィクル君に会ったんだってね?」
 次の朝、自分の所に朝の挨拶を
 しに来た僕達に向かってそう言ってきた。
 「ええ。ミスティアが攫われて追いかけている
 時に遺跡の入口で・・・・・・。」
 とカゲロウがウォーラルに向かって
 そう言うと彼は、
 「実は彼の所属しているギルドのお偉いさんが
 昨日の君達の活躍聞きつけてね、是非皆に
 会いたいらしいんだ。」
 と僕達に向かってそう言うと彼は続けて、
 「丁度、フィクル君もこの前のお礼がしたいって
 言ってたし、みんなで彼のギルドまで行って
 みたらどうかな?」
 と僕達に向かって微笑みながら
 そう提案してきた。
 「確か彼のギルドはライトラインギルドでしたね。
 この大陸の1番大きな都市にあるという・・・・・・。」
 とピカノンがウォーラルに向かってそう言った。
 「折角のお誘いだし、行ってみてもいいんじゃ
 ないかな。」
 と僕はカゲロウ達皆に向かってそう言った。
 「そうだな。じゃあ行ってみるか。
 もっと色んな場所も見ておきたいしな。」
 とカゲロウは僕達に向かってそう言った。
 「(・・・それに、何かあいつの手がかりも道中で
 掴めるかもしれない・・・・・・。)」
 とカゲロウはそう思った。
 「決まりだね。じゃあ向こうには僕が連絡して
 おくよ。」
 とウォーラルは僕達に向かって
 そう言うと彼は続けて、
 「あっ、それと、メンバーが5匹以上になった
 から一応これも伝えておかないと。」
 とそう言うと彼は更に続けて、
 「パーティーが5匹以上のときは、リーダーと
 他の選ばれた3匹の合計4匹までしか戦闘には
 出られないからね。」
 とそう言うと彼はひと息おいてから、
 「これは探検隊連盟からの決まりだから守らな
 ければならないよ。」
 とそう言うと彼は続けて、
 「つまりリーダーであるカゲロウ君は先頭に
 立つことになるので必ず戦闘要員には加わる
 ことになる。」
 とそう言うと彼は更に続けて、
 「後の3匹は、残りのメンバーから自由に選べる。
 待機メンバーは並べ替えで戦う4匹より後ろに
 並び替えればオーケーだ。」
 とそう言うと彼はまたひと息おいてから、
 「一応、戦闘に加わらなかったメンバーにも
 経験値は入るけど、定期的に戦闘に参加させて
 鍛えてあげてね。」
 と僕達に向かってそう言うと彼は続けて、
 「以上だ。ライトラインシティがある
 ライトラインランドは昨日行ったリアスポートを
 含むエリアだ。」
 と僕達に向かってそう言うと彼は更に続けて、
 「だからまたリアスポートへ行って、そこから
 先に進んでいけば、ライトラインシティに辿り
 つけるよ。冒険頑張ってね!」
 と僕達に向かってそう言った。
 こうして僕達は少し準備を整えて
 まず昨日訪れたリアスポートへ向かい
 そこから上に進もうとしたその時、
 ???
 「おーい君たち~!」
 と僕達を聞き覚えのある声が
 呼び止めるのだった・・・。

                  その③に続く




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