Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第18章 その③


   friend-名も無き物語-第18章 その③

  「君達3匹は・・・ピカノンちゃん達みたいに
 普通のポケモン、ってわけじゃないからね。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「カゲロウ君とセイヤ君は元々は人間だった訳
 だし、エルスト君は記憶喪失。
 それぞれ特別な理由があった。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 微笑みながらそう言うと更に続けて、
 「その理由のせいで、自分の実力に不安を感じて
 いると思ったんだ。だから君達3匹を連れてきて
 今の君達の力を確かめさせてもらったって訳さ。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 そう言ってくると続けて、
 「その証明のためにギャラドスを利用させて
 もらったけどね。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 そう言ってくると更に続けて、
 「これでわかっただろう?君達が自分の力に
 不安を持つ必要なんてないんだ。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 微笑みながらそう言ってくると続けて、
 「君達はみんなで助け合える。今回の戦いは
 君達にとってもその証明になったはずだ。」
 と親方のウォーラルは僕達男子メンバー3匹に向かって
 微笑みながらそう言ってきた。
 「ウォーラルさんは・・・・・・そのために・・・・・・
 今回俺達と探検を・・・?」
 とカゲロウは親方のウォーラルに向かって
 核心を突くようにそう訪ねる。
 「メインはね。勿論ここの調査も目的ではある
 けど、二の次さ。今回の冒険を通すことで、
 君達が持つ不安を取り除いてあげたかったんだ。」
 と親方のウォーラルはカゲロウに向かって
 微笑みながらそう言ってきた。
 「・・・ありがとうございます。俺も正直、
 不安だったので・・・。セイヤほど表には出して
 ませんでしたけど。」
 とカゲロウは親方のウォーラルに向かって
 打ち明けるようにそう言った。
 「どういたしまして。」
 と親方のウォーラルはカゲロウに向かって
 笑顔でそう言ってきた。
 「・・・ウォーラルさん・・・。」
 「ん・・・?」
 「ここまでしてくれて・・・・・・本当にありがとう
 ございます・・・。今すごく嬉しい気持ちで
 いっぱいです。」
 「・・・そっか。」
 と僕は親方のウォーラルに向かってそう言って
 それを聞いた親方のウォーラルは、
 僕に向かって微笑みながらそう言うと続けて、
 「僕はね、今君が抱いているような感情を
 みんなに分け与えることが大好きなんだ。」
 と親方のウォーラルは、僕に向かって
 微笑みながらそう言うと更に続けて、
 「君からその言葉が聞けて良かった。」
 と親方のウォーラルは僕に向かって
 笑顔でそう言ってきた。
 「えへへ・・・・・・。」
 と僕は親方のウォーラルの言葉を
 聞いて照れくさそうに笑った。
 「ウォーラルさん・・・。」
 「ん?」
 「僕からもお礼を言わせてください。
 僕達のためにここまでしてくれて、本当の
 ありがとうございます。」
 「いいんだよ。大切な仲間だもん。」
 とエルストは親方のウォーラルに向かってそう言って
 それを聞いた親方のウォーラルは、
 エルストに向かって微笑みながらそう言ってきた。
 「・・・ただ1つ気になることが・・・・・・。」
 とエルストは親方のウォーラルに向かってそう言った。
 「ん?なんだい?」
 と親方のウォーラルはエルストに向かって
 そう聞き返した。
 「さっきの話の途中なんですが・・・・・・、
 カゲロウ君とセイヤ君って人間だったんですか?」
 とエルストは親方のウォーラルに向かって
 不審そうにそう聞いてきた。
 「あれ?まだカゲロウ君たちから聞かされて
 なかったのかな?」
 と親方のウォーラルはエルストに向かって
 そう聞き返した。
 「はい・・・・・・。ただ記憶がないので人間とは一体
 何なのかはよくわかりませんが・・・放浪中に
 『人間』という単語を耳にしたことが何度か・・・。」
 とエルストは親方のウォーラルに向かって
 気まずそうにそう言った。
 「・・・! ど、どこで聞いたんだ!?」
 とカゲロウはエルストに向かって
 すがりつくようにそう言った。
 「いや・・・・・・場所はよくわからないけど、何回か
 聞いたことはある・・・ってくらいで・・・。」
 とエルストはとカゲロウに向かって
 気まずそうにそう言った。
 「そ、そうか・・・・・・。」
 とカゲロウはエルストの言葉を聞いて
 残念そうにそう言った。
 「・・・・・・君の友達のことを考えていたんじゃ
 ないかい?カゲロウ君。」
 と親方のウォーラルはカゲロウの様子を見ると
 そう言ってきた。
 「ええ・・・・・・。」
 とカゲロウはウォーラルに向かって
 力なくそう言った。
 「まだ情報が少ないからどこにいるかはわから
 ないけど、今後探検する時は、街行くポケモンの
 『人間』って言葉は聞き逃さない方がいいかも。」
 と親方のウォーラルはカゲロウに向かって
 そう言ってきた。
 「だな・・・・・・。」
 とカゲロウはウォーラルに向かって
 力なくそう応えた。
 「?どういうこと?」
 とエルストはカゲロウと親方のウォーラルの
 2匹に向かって不思議そうにそう訪ねる。
 「実はカクカクシカジカワタシガコノセカイニキタリユウガアレコレと
 いう訳で・・・・・・。」
 とカゲロウはエルストに向かって
 自分がこの世界にやって来た理由を
 話して聞かせた。
 「なるほど・・・・・・カゲロウ君はその人間の友達を
 探しにこの世界へ・・・・・・そしてその人もポケモンに
 なっている可能性が高いと・・・・・・。」
 とエルストはカゲロウの話を聞くと
 彼に向かってそう言った。
 「ああ・・・・・・。もしかしたらお前のセリフで何か
 きっかけが掴めると思ったが・・・やはり難しい
 か・・・。」
 とカゲロウはエルストに向かって
 残念そうにそう言った。
 「ごめんね。役に立てなくて・・・・・・。」
 とエルストはカゲロウに向かって
 力なくそう謝った。
 「あ、いやいや気にしないでくれ。記憶なくして
 大変なのに余計な気を遣わせてしまって
 こちらこそすまない。」
 とカゲロウは、エルストに向かって
 そう言ってエルストに誤り返した。
 「(カゲロウ君の人間時代の友達か・・・・・・。
 どんな人で、今どこにいるんだろう・・・・・・。)」
 と僕はカゲロウの話を聞くと
 彼の人間時代の友達を思い描きながら
 そう思ったのだった・・・。

                  その④に続く




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