Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第20章 その③


   friend-名も無き物語-第20章 その③

  僕達は朝ごはんを済ませるとウィンドラギルドにある
 僕達の部屋に開いているワープホールで
 セラムの待つオウキツシティに行き、
 彼女の家を探した。
 「あ、みんな。おはようございます。」
 彼女の家に着くと左隣の家の前で待っていた
 セラムが僕達に向かってそう挨拶をした。
 「ここがエルストが住んでいた家です・・・・・・
 あ、左は私の家。」
 とセラムは僕達に向かって
 微笑みながら、そう説明した。
 「へぇ~・・・結構いい家持ってるな。」
 とカゲロウはセラムが見ている
 エルストが住んでいた家を見るとそう言った。
 「ここはこの大陸の中でも1番住みたい街と
 言われるほどだからね・・・私もとてもいい土地
 だと思うわ。」
 とセラムは、僕達に向かって優しく
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「さ、合鍵は持っているから入りましょ。」
 とセラムは僕達に向かって
 微笑みながらそう言うとエルストが住んでいた家に
 合鍵を使って家の扉を開けた。
 「へぇ~、中も綺麗だね。結構新築のようにも
 見えるけど・・・・・・。」
 と僕はエルストが住んでいた家の内部を見回すと
 微笑みながらそう言った。
 「ええ。記憶がなくなる前に聞いた話では、
 元はもっと遠くに住んでたらしいけどこの街に
 引っ越してきたらしいの。」
 とセラムは僕達に向かって優しく
 微笑みながらそう言った。
 「元はもっと遠くの地・・・か・・・・・・。僕はどこから
 来て、どんなことをしていたんだろう・・・・・・。」
 とエルストは家の内部を見回しながら
 セラムの話を聞いてそう呟く。
 「記憶がなくなっちゃったんじゃ、今は確かめ
 ようがないわよね・・・・・・私もちゃんと聞かされて
 なかったから・・・・・・。」
 とセラムは残念そうにエルストに向かってそう言った。
 「記憶があるときの僕は何で言わなかったん
 だろうね・・・・・・。」
 とエルストはセラムの話を聞いてそう呟いた。
 「まあ、記憶を取り戻す術があるかどうかは
 これから色々調べていくしかないだろうな。」
 とカゲロウはセラムに向かってそう言った。
 「そうね・・・・・・。」
 とセラムはカゲロウに向かって
 そう言うと続けて、
 「でも私の力だけじゃ何にもわからなくて・・・。」
 とセラムはカゲロウに向かってそう言った。
 「僕達も記憶を取り戻す手がかり探しは協力
 するぞ?」
 とカゲロウはセラムに向かって当然のことのように
 そう提案した。
 「えっ!?い、いいの!?」
 とセラムはカゲロウに向かって申し訳なさそうにそう言った。
 「当たり前だ。俺達もエルストの過去に興味は
 あるし、何よりもう仲間だからな。」
 とカゲロウは、セラムに向かって当然のことのように
 微笑みながらそう言った。
 「仲間は助け合い、ですよ!」
 とピカノンもカゲロウに続いて当然のことのように
 セラムに向かって微笑みながらそう言うと続けて、
 「だから諦めずに、みんなで頑張りましょうよ!」
 とピカノンはセラムに向かって当然のことのように
 微笑みながらそう言った。
 「あ、ありがとう・・・!心強い協力者ができた!」
 とセラムはカゲロウ達に向かって
 笑顔でそう言った。
 「本当に僕のためにいろいろごめんね、みんな。
 助けられてばっかりで凄く申し訳ないよ・・・。」
 とエルストはカゲロウ達に向かって
 申し訳なさそうにそう謝ってきた。
 「なーに気にすんなよ。俺だって探さなきゃ
 いけないものもあるしな。一緒に探すくらい
 どうってことないさ。」
 とカゲロウは申し訳なさそうにそう謝ってきた
 エルストに向かって笑顔でそう言った。
 「う、うん・・・。わかった。いろいろ迷惑
 かけるけど、宜しくお願いするよ。」
 とエルストはカゲロウ達に向かって
 笑顔でそう言った。
 「・・・ところで、カゲロウ君が探しているもの
 っていうのは・・・・・・?」
 とセラムはカゲロウに向かって
 そう訪ねてきた。
 「俺はな・・・・・・この世界のどこかにいる俺の友達
 を探しているんだ。ちょっと喧嘩してしまった
 から、何とか見つけ出して、謝りたいんだ。」
 とカゲロウはセラムに向かってそう言った。
 「そんなことが・・・・・・。ちなみに、種族は何なの?」
 とセラムはカゲロウに向かって
 そう訪ねてきた。
 「それはわからない。あいつがどんなポケモンに
 なってこの世界をさまよっているのか一向に
 手掛かりがつかめないからな・・・・・・。」
 とカゲロウはセラムに向かって参ったな
 という表情で目を閉じると
 セラムに向かってそう言った。
 「・・・何の種族になっているかわからない?
 どういうこと?」
 とセラムはカゲロウに向かって
 そう問い返した。
 「実は、カゲロウ君は元々人間なのよ。」
 とミスティアがセラムに向かってそう言った。
 「えっ・・・!?」
 とセラムはカゲロウを見ると
 驚いたようにそう言った。
 「だから探している友達も人間で、何の種族に
 なったのかわからないから結構探すのがきつい
 ってことなの。」
 とミスティアはカゲロウを見て驚いている
 セラムに向かってそう言った。
 「た、確かにそれじゃあ探すのには骨が折れる
 わね・・・・・・。」
 とセラムはミスティアの話を聞いて
 驚いたようにそう言った。
 「って、人間である事は割とすんなり受け入れて
 くれるんだな。」
 とカゲロウはセラムに向かってそう言った。
 「ま、まあこの世界はいろいろ不思議なことも
 あるし、そう考えたらそんなことも結構
 あるんじゃないかなって思ってね。」
 とセラムは驚いたように微笑みながら
 カゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「わかった。じゃああなたの友達を探すのは
 私の協力するわ。これでおあいこってことで
 いいかな?」
 とセラムは、カゲロウに向かって
 微笑みながらそう提案してきた。
 「え?いいのか?頼んでも。」
 とカゲロウは、セラムに向かって
 申し訳なさそうにそう言った。
 「こっちばかり世話になっていたら私も申し訳
 無い気持ちがたまりっぱなしになっちゃうし。」
 とセラムは、カゲロウに向かって
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「それに、お互い協力しあった方が効率もいい
 でしょ?」
 とセラムはカゲロウに向かって
 微笑みながらそう聞いてきたのだった・・・。

                  その④に続く




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