Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第23章 その④


   friend-名も無き物語-第23章 その④

  「えっ・・・・・・?それって・・・・・・。」
 とミスティアは慌てた様子で
 シルバルトに向かってそう言った。
 「昨日のとっておきの場所・・・・・・あれ自体も
 修行の1つだったんだよ。過去と向き合わなければ
 強くはなれない。」
 とシルバルトは夜空を仰ぎ見ながら
 ミスティアに向かってそう言うと続けて、
 「あの場所は過去を振り返るきっかけになれば
 いいと思ったんだ。かつての私のように。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 呟くようにそう言うと続けて、
 「どうやら、私が願っていたよりも素晴らしい
 結果になってくれたようだけどね。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 呟くようにそう言うと更に続けて、
 「ワラビが言っていたんだ。君達があの子のもう
 1つの家族になってくれたこと。流石に私も
 ここまでは予想してなかったよ。」
 とシルバルトはミスティアに向かって優しく
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「それほどまでにうちの娘を大切に想ってくれて
 いたこと、みんなには本当に感謝している。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと更に続けて、
 「彼女1匹だけでは、過去の重みに耐えきれなか
 っただろう。けど、みんなが一緒にいてくれた
 おかげで、あの子も過去と向き合えたんだ。」
 とシルバルトは微笑みながらミスティアの頭を
 優しく撫でながらそう言うと続けて、
 「さっき、あの子には荷が重い過去だったか、
 とも言ったけど、みんながいたから、その荷を
 軽くすることができたんだと思う。」
 とシルバルトは微笑みながらミスティアの頭を
 優しく撫でながらそう言うと更に続けて、
 「みんなのおかげであの子は心身ともに以前より
 ずっと成長しているよ。君達が仲間に、友達に、
 もう1つの家族になってくれて本当に良かった。」
 とシルバルトは微笑みながらミスティアの頭の
 上に優しく手を乗せそう言うと続けて、
 「これからも、あの子のこと、頼んだよ。」
 とシルバルトはミスティアの頭の上に優しく手を乗せ
 微笑みながらそう言った。
 「・・・・・・はい。」
 とミスティアはシルバルトに向かって微笑みながら
 そう返事を返すと続けて、
 「・・・・・・正直私は、彼女が羨ましいです。」
 とミスティアはシルバルトに向かって微笑みながら
 そう言ってきた。
 「えっ・・・・・・?」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 不思議そうにそう言った。
 「彼女がシルバルトさんやクロミリルさん含め、
 みんなから大切に想われているってこと、
 昨日の出来事でそれがよくわかりましたから。」
 とミスティアはシルバルトに向かって微笑みながら
 そう言うと続けて、
 「それで・・・・・・ふと思ってしまったんです。
 私は・・・・・・自分の親がどんな感じだったのかも
 覚えていません。」
 とミスティアは目を閉じると
 シルバルトに向かってそう言うと続けて、
 「今はみんなが一緒にいて、私のこともとても
 大事にしてくれていることは旅のとある経験が
 証明してくれましたけど・・・・・・。」
 とミスティアは目を閉じたまま
 シルバルトに向かってそう言うと続けて、
 「私は・・・・・・親にどんな風に思われていたんだろう
 か、そして何で親がどんな感じだったのか覚えて
 いないのか・・・・・・。」
 とミスティアは目を閉じたままシルバルトに向かって
 そう言うと更に続けて、
 「・・・ひょっとしたら、思い出したくもないくらい
 酷い親だったのか、あるいは物心つく前に
 捨てられたのか・・・・・・。
 ・・・そう考えたら、両親にも大切にされていた
 ワラビちゃんが、無性に羨ましくなりました・・・。」
 とミスティアは目を閉じたまま
 シルバルトに向かってそう言った。
 「・・・・・・。」
 シルバルトはミスティアの話を
 ただ黙って聞いていた。
 「・・・だけど、昨日みんながもう1つの家族として
 繋がった時、こうも思いました。」
 とミスティアは目を開くとシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「私も家族の輪に加わることができたんだな・・・
 って。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「例え本当の親がどんなだったのか覚えていなく
 ても、今の私にも、家族ができたんだって。」
 とミスティアはシルバルトに向かって微笑みながら
 そう言うと更に続けて、
 「だからこそ、私も家族の一員として、ワラビ
 ちゃんのことを精一杯支えたいし、私の事も
 支えてくれたら嬉しいな・・・って。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「・・・・・・そうか・・・。」
 とシルバルトはミスティアに向かって優しく
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「大丈夫、君の『家族』は、みんな優しくて
 いいポケモン達だからな。君の事も、ちゃんと
 想ってくれるし支えてくれるさ。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと更に続けて、
 「・・・特にカゲロウ君はね。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 優しく微笑みながらそう言った。
 「・・・・・・!」
 とミスティアは驚いて言葉を失う。
 「彼はみんなよりちょっと感情を表に出しにくい
 所があるようだけど、恐らく『家族』のことは
 誰よりも大切に想ってくれているはずだ。」
 とシルバルトはミスティアに向かって優しく
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「何故かはわからないけど、彼はとにかく自分に
 とって大切な存在は、どんなことがあっても
 守り抜きたいと思っているんじゃないかな。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと更に続けて、
 「ワラビが言っていたよ。誰よりも先にワラビの
 悲しみを受け入れてくれたのは彼だった
 ようだね。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 優しく微笑みながらそう言ってきた。
 「・・・・・・ええ。」
 とミスティアはシルバルトに向かって微笑みながら
 そう返事を返すと続けて、
 「カゲロウ君は・・・・・・本当にいい人だと思って
 います。私にとっても、みんなにとっても・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「・・・・・・?もしかして君、カゲロウ君のことが・・・。」
 とシルバルトはミスティアに向かって
 確信をつく質問をする。
 「・・・ッ!ち、違います!!私はただ・・・!
 ・・・・・・ただ・・・・・・。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 顔を赤らめ、首を左右にブンブン振ると
 かなり慌ててそう言ったのだった・・・。

    friend-名も無き物語-第24章その①に続く




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.