Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第24章 その④


   friend-名も無き物語-第24章 その④

  「わかりました。」
 とワラビは無人の玉座に向かって
 微笑みながら元気よくそう返事を返した。
 「今日はご苦労であった。下の階の者に報酬を
 渡すように言っておいたから、受け取るがいい。」
 と王は僕達の脳内に貫禄のある声で
 優しくそう語り掛けて来た。
 「い、いいんですか?貰ってしまっても・・・。」
 とミスティアが驚いた様子で
 無人の玉座に向かってそう言った。
 「構わぬ。今日は楽しませてもらったからな。
 そのささやかな礼だ。遠慮せずに受け取るがいい。」
 と王は僕達の脳内に貫禄のある声で
 優しくそう語り掛けて来た。
 「・・・わかりました。有り難く頂戴します。」
 とカゲロウは無人の玉座に向かって
 微笑みながらうやうやしくそう言った。
 「うむ。また会える日を楽しみにしているぞ。
 これからも、頑張りなさい・・・・・・。」
 と王は僕達の脳内に貫禄のある声で
 優しくそう語り掛けて来ると
 その場を静寂が支配した。
 「・・・・・・声、聞こえなくなっちゃったね。」
 とワラビは無人の玉座を見ながら
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「ああ・・・・・・。」
 とカゲロウは無人の玉座を見ている
 ワラビに向かってそう言った。
 「・・・さて、王様の命令もありますし、最後の
 試練に関しては私とエルストは参加できません
 ね。」
 とセラムは無人の玉座を見ている
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「そうだね。結構張り切っていたんだけど
 仕方ないね。ごめんね。みんな。」
 とエルストは無人の玉座を見ている
 僕達に向かってすまなさそうにそう謝ってきた。
 「いやいや気にするなよ。記憶の事でも
 手一杯だったのに今日は来てくれて感謝してる
 よ。」
 とカゲロウはすまなさそうに謝ってきた
 エルストに向かって優しくそう言うと続けて、
 「まあ、俺達が修行に挑んでいる間は、記憶を
 取り戻すために頑張ってくれ。」
 とカゲロウはすまなさそうに謝ってきた
 エルストに向かってそう言った。
 「・・・申し訳ないけど、そうさせてもらうよ。」
 とエルストは申し訳なさそうな顔で
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「それじゃあ私達はオウキツに帰ります。
 みなさんも修行頑張ってくださいね!」
 とセラムは僕達に向かって微笑みながらそう言った。
 「うん!2匹ともまたね!」
 とワラビはエルスト達2匹に向かって
 微笑みながらそう言った。
 「さて、帰る前に下の階にいるポケモンから
 王様からの報酬を受け取りにいかないとな。」
 とカゲロウはエルスト達2匹を見送ると
 僕達に向かってそう言った。
 ???
 「おおっ、来たねみんな!」
 僕達が玉座の間から下の階に
 降りると親方のウォーラルと
 シルバルトの2匹がそう言って僕達を出迎える。
 「ウォーラルさん!それにパパも!」
 とワラビは下の階で僕達を待っていた
 親方のウォーラルとシルバルトの
 2匹に向かってかなり驚いた様子でそう言った。
 「やあやあ。君達の様子が気になったんでね、
 わざわざ来てしまったよ。」
 と親方のウォーラルはかなり驚いた様子のワラビに向かって
 笑顔でそう言ってきた。
 「その様子だと、どうやらここでの試練も無事
 終わったようだな。先ほどセラムちゃん達と
 すれ違った時に話は聞いたよ。」
 とシルバルトはかなり驚いた様子のワラビに向かって
 微笑みながらそう言うと続けて、
 「王からは聞いていると思うけど、次の試練が
 最後だ。気を引き締めて挑んでほしい。」
 とシルバルトはかなり驚いた様子のワラビに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「うん!頑張るよ!」
 とワラビは親方のウォーラルとシルバルトの
 2匹に向かって元気にそう返事を返した。
 「それと、王から君達への報酬を預かっておいた
 から僕から君達に渡すよ。」
 と親方のウォーラルは僕達に向かってそう言った。
 「あっ、下の階の者って親方の事
 だったんですね。」
 とカゲロウは親方のウォーラルに向かってそう言った。
 僕達は王様の報酬として元気の塊を5個と
 プチふっかつのタネを5個とピーピーサイダーを5本と
 大きなりんごを5個と技マシン『グロウパンチ』と
 5000ポケを親方のウォーラルから手渡された。
 「・・・何か随分沢山貰っちゃったな。本当に
 よかったのかな・・・・・・。」
 とカゲロウは親方のウォーラルから
 受け取った王からの山のような報酬を前にして
 たじろぎながらそう言った。
 「他ポケの行為は素直に受け取っておくものだよ、
 カゲロウ君。」
 と親方のウォーラルは王から受け取った
 山のような報酬を前にしてたじろいでいる
 カゲロウに向かって微笑みながらそう言った。
 「・・・そうですね。」
 とカゲロウは親方のウォーラルに向かってそう言った。
 「ところで今日はこの後どうしようか?
 まだ休むには早いし・・・・・・。」
 とミスティアはカゲロウに向かってそう言ってきた。
 「あっ!それなら、1回ウォーラルギルドに
 戻ってみたいです!」
 とピカノンは僕達に向かって
 笑顔でそう提案した。
 「確かに、最近ずっとウィンドラギルドに
 寝泊まりしてたしね。ちょっと帰ってみたい
 かも。」
 と僕はピカノンの提案を聞いてそう言った。
 「わかった。まあ今日は時間あるしそれでも
 いいだろう。」
 とカゲロウは僕達に向かってそう言った。
 「なら、一緒に行こうか。ウィンドラギルドの
 ギルドラインを使えばゆっくり行けるし、その間
 君達の冒険の話を聞かせてよ。」
 と親方のウォーラルは僕達に向かって
 微笑みながらそう言った。
 「わかった!」
 とワラビは親方のウォーラルに向かって
 元気にそう返事を返した。
 「そういうことなら、今日はみんなの事を宜しく
 お願いします、ウォーラルさん。私はちょっと
 仕事が残っているので・・・・・・。」
 とシルバルトは親方のウォーラルと僕達に向かって
 微笑みながらそう言ってきた。
 「OK。任せて!」
 と親方のウォーラルはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「じゃあみんな、明日は頑張ってくれ。私は
 今から用事を済ませてくる。ただ明日間に合うか
 わからないから、君らは直接聖地に向かってね。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 微笑みながらそう言った。
 「わかりました。」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう言ったのだった・・・。

    friend-名も無き物語-第25章その①に続く




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