Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第26章 その②


   friend-名も無き物語-第26章 その②

  「これ・・・・・・!ママがいつもつけていた
 アクセサリーについていたあの宝石じゃ・・・!」
 とワラビはシルバルトから手渡された
 小さな宝石を見て驚きながら彼に向かってそう叫んだ。
 「覚えていたか。流石だな。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと続けて、
 「これは妻が・・・お前のためにと遺した
 ものであり・・・・・・私にとっても彼女の形見だ。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 そう言うと続けて、
 「だが・・・今日この時、お前に渡す決めていた
 んだ。その宝石はお前が持ってこそその力を
 発揮するものだ。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 そう言うと更に続けて、
 「さあ・・・受け取ってくれ。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 そう言うと彼女の首飾りにその宝石をはめ込む。
 「ピ、ピッタリはまった!」
 とワラビは小さな宝石が自分の首飾りに
 ピッタリはまったことに驚いた。
 「その首飾りは・・・お前の母が作ったもので、
 いつかお前にその宝石を渡した時に完成する
 仕組みになっていたんだ。」
 とシルバルトはワラビに向かってそう言った。
 「これを・・・・・・ママが・・・・・・?」
 とワラビは小さな宝石がはまった
 自分の首飾りを見ながら呟くようにそう言った。
 「お前が頼れる仲間を得て、一人前になった時、
 お前にその宝石を渡すこと、それが妻の
 楽しみでもあったんだ。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 そう言うと続けて、
 「もう妻はこの世にはいないが・・・・・・今、
 その願いは私とカゲロウ君達によって叶えられた。
 きっと向こうで喜んでいるだろう。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 呟くようにそう言った。
 「ママ・・・・・・。」
 ワラビは小さな宝石がはまった
 自分の首飾りを握りしめると涙を流しながら
 呟くようにそう言った。
 「さあ・・・・・・、みんなと培ってきた力、
 そしてみんなとの絆の力をあわせて、新たな力と
 して、前へ踏み出すんだ。」
 とシルバルトはワラビに向かって
 そう言うと続けて、
 「カゲロウ君。」
 とシルバルトはカゲロウの名前を呼ぶ。
 「ワラビの傍にいてやってくれ。そうすれば
 君の持つ宝石とワラビの持つ宝石が反応する
 はずだ。」
 とシルバルトはカゲロウに向かってそう言った。
 「は、はい!」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう言うとワラビの傍に近寄る。
 するとワラビがカゲロウの前足を
 強く握りしめる。
 「いくぞ、ワラビ・・・・・・。」
 とカゲロウはワラビに向かってそう言った。
 「うん・・・・・・!」
 とワラビは涙をぬぐうとカゲロウに向かって
 そう返事を返す。
 するとカゲロウが持っているキーストーンと
 ワラビの首飾りにはめ込まれている小さな宝石が
 まるで共鳴するかのように光り輝く。
 更にワラビの周りだけ強く光り輝いている。
 その強い光の中でワラビの身体が徐々に変形していく。
 そして光が収まるとメガクチートとなった
 ワラビがそこにいた。
 「おお・・・・・・!」
 とカゲロウはメガクチートとなった
 ワラビを見てそう歓声を上げる。
 「これは・・・・・・!」
 と僕もメガクチートとなった
 ワラビを見てそう歓声を上げる。
 「・・・・・・成功だ。」
 とシルバルトはメガクチートとなった
 ワラビを見て微笑みながらそう呟いた。
 「・・・?わたしは・・・どうなって・・・・・・?」
 とメガクチートとなったワラビは
 自分の新たなる姿に驚いてそう言った。
 ???1
 「メガシンカですよ。」
 ???2
 「やはりこれがシルバルト君の目的だったか。」
 とそう言ってウィンドラギルドの副親方である
 モフラウドとウォーラルギルドの親方であるウォーラルが現れた。
 「あなたは・・・・・・モフラウドさん!
 それにウォーラルさんも!」
 とワラビはウィンドラギルドの副親方である
 モフラウドとウォーラルギルドの
 親方であるウォーラルに気づきそう言った。
 「って、ここって認められたポケモンしか
 入ってこられませんでしよね?なんで親方や
 モフラウドさんさんが?」
 とピカノンはウィンドラギルドの副親方である
 モフラウドとウォーラルギルドの
 親方であるウォーラルに向かってそう言った。
 「私達の実力を侮ってもらっては困りますよ。」
 とウィンドラギルドの副親方であるモフラウドが
 僕達に向かってそう言った。
 「仮にもギルドの上位に立つ僕達だよ?
 ここに入る許可くらいは持っているのさ。」
 と親方のウォーラルは僕達に向かって
 微笑みながらそう言ってきた。
 「凄いですね・・・・・・。」
 とピカノンは呆気にとられて
 そう言うしかなかった。
 「ワラビちゃん。貴方は以前私と戦った時、
 こういっていたのは覚えていますか?」
 【http://www.nicotto.jp/blog/detail?
 user_id=1500761&aid=65344413にて】
 『ねえねえ!わたしはメガシンカできるの?』
 とワラビが副親方のモフラウドに向かって
 目をキラキラと輝かせながらそう訪ねるとモフラウドは、
 『そうですねぇ・・・・・・確かあなた達の中で現在
 メガシンカが確認されている種族は、クチート
 であるワラビちゃんだけですね。』
 と目をキラキラと輝かせている
 ワラビに向かってそう言った。
 『ホント!?』
 とワラビは目を一層キラキラと輝かせながら
 副親方のモフラウドに向かってそう聞き返すとモフラウドは、
 『頑張って実力をつけていけば、あなたにも
 メガシンカできる機会が来るかもしれませんね。
 頑張ってください!』
 と目を一層キラキラと輝かせている
 ワラビに向かってそう言った。
 『はい!!』
 とワラビは副親方のモフラウドに向かってそう言った。
 「そう。それが貴方がメガシンカした姿、
 メガクチートなのです。」
 とウィンドラギルドの副親方であるモフラウドが
 ワラビに向かってそう言った。
 「これが・・・・・・わたしの・・・・・・。」
 とメガクチートとなったワラビは
 そう言って驚きつつも自分の身体を見回す。
 「私は以前、メガシンカするためにはある
 エネルギーが必要だといいました。しかし
 その方法は様々です。」
 とウィンドラギルドの副親方であるモフラウドが
 僕達に向かってそう言ったのだった・・・。

                  その③に続く




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