Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第29章 その③


   friend-名も無き物語-第29章 その③

  「弟の・・・・・・墓が・・・・・・!!」
 と親方のウォーラルは見るも無惨に荒らされた
 弟の墓を前にそう言ってヘナヘナとへたり込んだ。
 「アア・・・・・・見事ナマデニ荒ラサレテヤガル。
 ナンテ罰当タリナ・・・・・・。」
 とギアロも見るも無惨に荒らされた
 親方の弟の墓を調べながらそう言った。
 「何で・・・・・・何でっ・・・・・・!!」
 と親方のウォーラルは見るも無惨に荒らされた
 弟の墓の前でへたり込んだまま
 何度も何度もそう叫んだ。
 「ウォーラルチャン・・・・・・チャント俺ガ犯人ノ
 尻尾ヲ掴ンデヤル。ダカラ・・・・・・ソノ・・・・・・
 アンマリ落チ込ムナヨ・・・・・・。」
 とギアロは見るも無惨に荒らされた
 弟の墓の前でへたり込んでいる
 親方のウォーラルの肩に
 自身の歯車を優しく添えるとそう言った。
 「・・・・・・・・・。」
 親方のウォーラルは見るも無惨に荒らされた
 弟の墓の前に立ち上がる。
 大雨が止んだ日の朝の事・・・・・・。
 「何っ!?それは本当か!?」
 「はい。ようやくエルストさんの記憶を取り
 戻せるかもしれない可能性に辿り着きました。」
 翌る日の朝、親方のウォーラルに
 いつものように朝の挨拶をしに
 親方様の部屋を訪れた僕達に
 カラットが目をキラキラと輝かせながら
 僕達に向かってそう言った。
 カラットからエルストの記憶を取り
 戻せるかもしれない可能性があるとの
 情報を聞いたカゲロウは驚き目を丸くすると
 カラットに向かってそう言った。
 「それはいったい!?」
 とミスティアも驚き目を丸くすると
 カラットに向かってそう言った。
 「ええとですね・・・・・・この大陸の真ん中にある
 砂漠地帯のどこかに、『封印の回廊』という
 ダンジョンがあるそうなんです。」
 カラットは驚き目を丸くして自分の
 話を聞いている僕達に向かってそう言うと続けて、
 「その封印の回廊の最奥部には、触れた者の
 記憶を蘇らせることのできる宝玉があると
 言われているそうなんです。」
 とカラットは驚き目を丸くして自分の話を聞いている
 僕達に向かってそう言うと続けて、
 「ただ、その封印の回廊が砂漠のどこにあるのか
 は、まだ見当がついていないので探すしかないの
 ですが・・・・・・。」
 とカラットは驚き目を丸くして自分の話を聞いている
 僕達に向かってすまなさそうにそう言うと続けて、
 「でも、回廊と言っている辺り、どこかの遺跡の
 内部にあるんじゃないかと思ってます。砂漠なら
 いくつか遺跡もあるでしょうし。」
 とカラットは驚き目を丸くして自分の話を聞いている
 僕達に向かってそう言うと続けて、
 「不確定要素も多いですが、行ってみる価値は
 あると思いますよ?」
 とカラットは驚き目を丸くして自分の話を聞いている
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「でもよくそんな情報を掴む事ができましたね?」
 とピカノンが驚いた様子でカラットに向かってそう訪ねた。
 「ええ。みなさんが冒険に行っている間、
 色んな方に情報を聞いて回ったり、大きな図書館
 を利用したりしたので。」
 とカラットは驚いた様子でそう訪ねてきた
 ピカノンに向かってそう言うと続けて、
 「ただ、実際どんな感じなのかは行ってみないと
 わからないでしょう。それに、封印しているとの
 事なので防衛用の罠も多いと思われます。」
 とカラットは驚いた様子で、そう訪ねてきた
 ピカノンに向かってそう言うと更に続けて、
 「ですが、エルストさんを助けるチャンスでも
 あるんです。私も彼の記憶を取り戻して
 あげたいですし・・・・・・。」
 とカラットは驚いた様子でそう訪ねてきた
 ピカノンに向かってそう言った。
 「なるほどなぁ・・・・・・なら行ってみるしか
 なさそうだな。」
 とカラットの話を一通り聞いていたカゲロウは
 そう言って納得した。
 「そうね。折角調べてくれたんだもの。
 その情報を頼りにその封印の回廊を探して
 みましょうか!」
 とカラットの話を一通り聞いていたミスティアは
 微笑みながら僕達に向かってそう言った。
 「おー!」
 とカラットの話を一通り聞いていたワラビは
 微笑みながらミスティアに向かってそう返事を返した。
 「なら、まずはエルスト君を迎えに行こう。
 彼はオウキツでセラムちゃんと一緒にいるんじゃ
 ないかな。」
 と僕はカゲロウ達に向かってそう提案した。
 「そうだな。よし、迎えに行こうか。」
 とカゲロウは僕の提案を聞くと
 ミスティア達に向かってそう言った。
 「そういえば、オウキツに行くならストラルから
 北に進んだ先にある森を東に抜けると
 近いですよ。」
 とカラットが僕達に向かってそう言った。
 僕達は一路、オウキツシティにある
 エルストの家へと向かった。
 エルストの家を訪問すると、エルストと
 セラムが一緒にいた。
 「あら、いらっしゃい。」
 僕達に気がついたセラムがそう言って
 僕達をエルストの所へと案内した。
 「やあカゲロウ君達。この前はお疲れさま。」
 とエルストは僕達に向かって微笑みながらそう言った。
 「ああ、お互いにな。ところで、今日はちょっと
 重大な話があるんだが・・・・・・。」
 とカゲロウはエルストに向かってそう話を切り出す。
 「?」
 エルストは不思議に思いながらも
 カゲロウの話に耳をかたむける。
 カゲロウはエルストに向かってカラットの話を
 一通り話して聞かせた。
 「・・・・・・なるほど・・・・・・『封印の回廊』という場所に
 僕の記憶を取り戻せるかもしれない可能性がある
 というわけか・・・・・・。」
 とエルストはカゲロウの話を一通り聞いた後でそう言った。
 「はい。ただ、何処にあるのかまでは調べられ
 なかったので、今から皆さんで探しに行こうと
 思っているのです。」
 とカラットはエルストに向かってそう言った。
 「そういうことなら、僕も行かないとね。
 僕の問題だし。」
 とエルストはカラットに向かってそう言うと続けて、
 「けど悪いね、そこまでしてもらっちゃって・・・。」
 とエルストはカラットに向かって
 すまなさそうにそう言った。
 「いえいえ、お気になさらず。進展があるように
 みなさんで頑張りましょう。」
 とカラットはエルストに向かって笑顔でそう言った。
 「もちろん!」
 とミスティアもカラットとエルストに向かって笑顔でそう言った。
 「いやぁ、本当にありがとう。ぜひ協力お願い
 するよ。」
 とエルストは僕達に向かって微笑みながらそう言った。
 「なら、私も頑張らなきゃね。」
 とセラムも僕達に向かって微笑みながらそう言うと続けて、
 「・・・・・・ところで、どこから探せばいいのかしら?」
 とセラムはカラットに向かってそう訪ねた。
 「そうですねぇ・・・・・・。名称からしてどこかの遺跡に
 あるんじゃないかと考えているのですが・・・・・・。」
 とカラットは僕達に向かって
 むむむとうなるとそう言ったのだった・・・。

                  その④に続く




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