Nicotto Town



プレゼント2個


まだ幼い頃、誕生日に叔母からボードゲームを貰い、

自分には少し早いと祖母が仕舞っておきました。

その年の秋に母とスーパーへ行くと、

同じボードゲームがあり、特売中でした。

母が誕生日じゃないし、クリスマスでもないからと、

どうしても欲しいなら買ってあげると言うので、

何となく表紙の絵に見覚えがあった僕は、

どうしても欲しいと言って、買ってもらいました。

家に帰ると、祖母がそのゲームなら家にあったのにと、

母に押し入れから出して、先にあったゲームを見せました。

同じゲームが2個あっても困ると、祖母は1個、何処かへやったようです。

そして、家にあるゲームは叔母が僕に買ってくれたゲームだと言います。

母は自分が僕に買ってくれたゲームだと言います。

ははと祖母の間で、何も言えないで黙っている僕です。



…こんなに幼い頃から、嫁姑問題に遭遇した僕です。

将来は万全か、またはうんざりかですね。





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