Nicotto Town


まったり時間。


【お話】雪と氷の、鎮めの歌を

まつろわぬ魂に、鎮めの歌を。雪の夢、氷の静けさに、ひとしずくの命の熱さをこめて

もらったステキコーデ♪:6

さわがしく、まがまがしきものが声を上げる。大地を黒く染めて、大気を腐らせて。


鎮魂の歌を贈ろう。

わたしは雪、わたしは氷。大気をするどく透明にして、大地を白く染めるもの。

月光の響きを核にして、わたしは生まれた。鎮めのために。

だから、歌おう。

歌を、贈ろう。

苦しみ嘆き、ゆがんでしまったものに。ただ、静かに。

冷ややかにして、眠りにさそう、なだめの歌を。

こんなわたしに、命の熱さを教えてくれた、

一輪の薔薇を贈ってくれた、

かつてこの地に在り、今はもういない、彼の人の魂のために。

***


ちょっと中二っぽい。

ピアニカの飛行機の服を、今まで使っていなかったので。

雪と氷と月光から生まれた浄化に特化した存在。ということで。

なお、腰に巻いている赤いベルトが、人の血の熱さを今も、教えてくれているという設定です。ひとつひとつがかつて、彼女を愛して、でも何らかの騒動で犠牲になった人物の、大地に流れた血のしずくだった、ということで。……もの自体はトマトのベルトなんですが、そういうことで!







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