Nicotto Town


まったり時間。


ホット・アップル・ジュースと吟遊詩人の歌


今年があと、少しで終わります。


ホットワインで新年を迎えたいところですが、

まだ仕事が残っています……………。

と、いうわけで、

りんごのジュースをあたためて、ホット・アップル・ジュース。

わりと美味しい。

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クリスマスのころには、タウンのあちこちを回って、吟遊詩人をしていました。

実は、一月五日まで続ける予定でしたが、

いろいろとたてこんだため、二十四日で中断しました。

人が多くなった場所では、みなさんおしゃべりがしたいだろうし、

歌っていると邪魔だろうなあ。という思いもあります。

1月2日、3日ぐらいのころに、あまり邪魔にならなそうなら、

新年の歌など、ちょっと街角で歌ってみようかな。とは思っています。


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なお、クリスマスのころに歌っていたキャロルや民謡のリストは以下の通り。


●さやかに星はきらめき(o holy noght) … 19世紀の賛美歌。日本で親しまれているのは、もとのフランス語の歌を、英語に意訳したものを、さらに日本語訳にしたもの。
 詩は19世紀の初期、メロディは19世紀末。さすがにこれぐらいの時代になると、音が叙情的というか、ドラマチック。

●まきびとひつじを(the first noel)  … 16世紀のイギリスの賛美歌。サクソンをノルマン系の人々が制圧したころの歌なので、クリスマスのことを「ノエル」とフランス語で表現している。子守唄のような雰囲気の、素朴な歌。

●天なる神には(It Came Upon the Midnight Clear) … 19世紀のアメリカで作られた賛美歌。メロディが美しい。なぐさめを中心に置いた歌詞になっている。
 イギリスでは、詩だけは同じで、メロディは違うものが歌われている。

●ああベツレヘムよ(O Little Town of Bethlehem) … 19世紀、ボストンの教会の牧師さんが、ベツレヘムを訪れて、感動して書いた詩に、同じ教会の人がメロディをつけたらしい。
 ベツレヘムは、キリストが生まれた町。静かな雰囲気の歌。

●ひつじはねむれり … 20世紀はじめごろ、日本人クリスチャンが作った詩に、同じく日本人クリスチャンが曲をつけた賛美歌。英語に訳されて、各地で歌われている。
 
●みつかいうたいて … グリーンスリーブスのメロディで歌われる讃美歌。歌詞は19世紀のイギリスの詩人が作った。

●荒野の果てに(Angels We Have Heard On High) … 天使たちが高らかにうたう声を、われらは聞く。タイトルからして、ちょっとすごそう。かなり有名な歌。野宿をしていた羊飼いたちに、天使がやってきて、救い主が生まれたと告げたあと、合唱が天から聞こえた、という、ルカ福音書の話から、できている。
 16世紀フランスの賛美歌を、19世紀にアレンジ。
 今知られているのは、アレンジされたバージョンのほう。グローリア インエクセルシス デオは、ラテン語で、いと高きところでは、神に栄光あれ。という意味。

●きよしこのよる … 有名すぎて、賛美歌だと知らない人もいる。
 小さな村の教会で、クリスマスにオルガンが壊れてしまい、ギター伴奏で歌える讃美歌をと、急遽作られた。でもそれが、今では世界各国で歌われている。
 赤ちゃんのイエスさまを、お母さんのマリアさんがだっこして、まわりに動物たちが集まっている、まるで天国のような平和な風景だ、という意味の歌詞。やさしい歌詞とメロディで親しまれている。


●ふるさと
 なぜか年末に歌いたくなる歌らしい。大正時代の歌。やさしいメロディに、故郷に帰りたいという思いが込められている。

●つばさをください
 1970年ごろに作られた、日本の歌。英語訳されて、いろいろなところで歌われている。スーザン・ボイルさんが歌った英語バージョンの歌詞が、優しい感じできれいでした。

●スカボローフェア
 イギリス民謡。歌詞自体は、かなり古くからあり、なぞをかけるような内容にも、バージョンがいくつか存在する。各地で、吟遊詩人などが歌っていたらしい。
 メロディは、時代と共に変化した。いま、良く知られているものは、20世紀になってから、サイモン&ガーファンクルが採用したもの。
 スカボローという町は現在も存在しているが、この歌が成立した時代には、この町でフェア(市)が開かれることはなくなっていた。
 歌い手は、存在しない市へ出かけるのかと問いかけ、実現不可能な頼みごとを次々と口にする。
 古いバージョンのものには、妖精の騎士が出てくるものもあったらしい。
 タウンで歌ったスカボローフェアは、わたし、しのが、メロディにあわせて歌えるように、翻訳しました。



ほかにも、「われらは来たりぬ」とかも歌った。

実は新年用に、アイルランドのサリーガーデンなども翻訳していました。機会があれば、どこかで歌いたいと思います。







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