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かきくけこのブログ。


名作ゲームキングダムハーツの道しるべ1⃣

キングダムハーツ①(初代)というゲーム凄い面白い。20年以上前のゲームなのに。十代の頃に私も、このゲームした事があった。面白かった。久々にプレイ動画見なおしてたら、なんだか感涙してしまって。20年前の十代の頃の私の想いでとか色々複雑に思い出しながらゲーム動画見てしまった。以下ネタバレ考察なので未プレイご注意。


キングダムハーツというゲームはヤバイんじゃないか。
 ディズニーに子供を連れて行きたい私は、子供にこのゲームさせてもいいのかな、とゲームを親目線でにらんでいた。このゲームが発売された頃私はまだ子供で、当初、このゲームヤバイんじゃ?等と全然考えなかった。でも大人になってよく考えたら、このゲームって子供がやっても大丈夫なのかな、と大人として不安になった。ゲームソフトの中には、グロ表現とか倫理的にとかいう理由で、年齢制限を有するゲームがある。そういうヤバさ、というワケじゃないんですけど、どうして私はヤバイのでは?と思ったかというと、

カイリという少女の精神が崩壊している。
 このゲームの中に出てくる中心人物の少女、カイリという女の子がいるんですけど、この女の子、ゲームの中で心を喪失しているとされる。つまり、え?精神が崩壊している…って事?と、大人になってよくよく考えながらこのゲームをすると、心配になりすぎる要素で、いつもディズニーのスーパー明るい爽やか楽しい雰囲気にほだされていたけど、カイリという女の子の精神崩壊という、なんとも凄惨な事象が含まれているんです。でもまぁプレイヤーの働きで一応カイリは無事目覚めるという事になって、ハッピーエンド…?という感じには落ち着いているとはいえるんですけどもね…。なんだか、子供の時の自分はよくこういうゲームをみてなんとも思わなかったんだな~と、子供って以外とタフというか、ストーリーとかあんまり気にしてプレイしていないよな、と子供の時の自分と、今大人になった自分の動揺の差で、安心するやら不安になるやらです。複雑です。

個人的にはヤバくはない。
 ヤバイんじゃ…?とは書いたけど、個人的にはこれはギリギリ表現的にセーフ、という感じかなとは思う。ただ、もし子供に「ねぇカイリが心をなくしてるってどういう意味?」とか子供に聞かれた日にはどう答えるべきかと悩むので、そういう意味では、大人の私は難しいコントローラー操作ができるくらいの年齢の子供に向けたゲームと思っていたい。なるはやでこの素晴らしい世界に触れさせたいとは思ってたけど、まぁそもそも、けっこう難易度の高いゲームではあるし。そういうゲームだからそもそも幼児向けではないし、何もヤバくはない。フィクションのオーバー表現の上げ足を取っているような、私のほうがヒステリック気味なのだと思う。まぁ、そういう事も含めて、私個人としては「底が深いゲームすぎ」と魅了されまくっているんですけど。

カイリという名前と、乖離という精神状態
 ゲーム制作人はきっと、カイリという少女と精神が乖離した状態をかけたんだろうな、と思った。きっかけは外的要因で、カイリは世界の光と闇のはざまで心を失って眠り続ける。心が体に無い状態、という心と体のカイリ現象を呈するカイリさん。なんだか今から考察すれば、まんますぎるネーミング。子供の頃の私がそうだったように、普通に生きてたらカイリなんて名前かわいいじゃんと見過ごしてしまう。でも、カイリはきっと、物語の中で心を喪失するキャラクターとして運命づけられている存在なんだな~と、大人になった私はそう感じて、悲しくて仕方なかった。

主人公はカイリ?
 プレイヤーのソラが主人公かな~と思ってたんですけど、大人になってからよく考えて見直したら、このゲームの主人公ってカイリなんじゃ?という気がしてきた。カイリが自分の心を見つけるというストーリーなんじゃ?という主人公カイリ説を私は提案します。ソラは物語の中で自分の命と引き換えにしてもカイリを助けようとしました。そういう女の子はセブンプリセスの中でも、カイリ一人だけだったと思います。カイリはとても特別な女の子だと言えると思います。

リクとソラカイリ
 よく考えたら、陸海空で自衛隊っぽい名前の三人なんだよな~と、名前の妙に脳みその興奮が止まらない。このゲームのタイトルは「キングダムハーツ」という、訳せば、王国の心。ゲームの中では光の王国に、秘めたる闇があるという。陸海空という国防省みたいな名前を授かっている国っぽい名前の主人公ら三人は、どっちかというと光側にいるという前提なんだろうな、と名前から推察したりする。こういう推察を許してくれる懐がある深い味わいの作品が大好きです。

光と闇
 光と闇という世界が二つあって、ソラは光なんだーと言って戦う。善と悪みたいな構図になっていく。闇は悪だ、という感じ。でもそういう子供のアニメ的な価値観に物足りない大人の私にも、圧巻のラストが訪れる。    つづく→




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