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国際親善デー


●国際親善デー
 5月18日は、国際親善デーです。1899年5月18日、オランダのハーグで、ロシア皇帝ニコライ2世が「戦争状態における無意味な攻撃や被害を避けるための戦時国際法の成立と各国の軍備縮小を目指し、国際紛争平和的処理条約を提唱しました。
 そして、オランダ外相の招きに応じ、各国の法律家・外交官・陸海軍首脳など代表101名がハーグに集まります。
 このとき、オランダのハーグで第1回平和会議が26カ国の参加により開催されました。
 国際紛争平和的処理条約では、 国際紛争を調停する常設仲裁機関(ハーグ仲裁裁判所)の設置に関する条約と各国が戦争中に不必要な犠牲をこうむらないように戦争手段や戦争法規の変更をもとめた2つの条約を締結しました。
 この2つの条約の補足として5年間有効の3つの宣言(毒ガス散布の禁止、ダムダム弾の使用禁止、気球等による空からの爆撃の禁止)を発表されました。
 世界平和においては、好ましい条約ではありましたが、軍縮と国際紛争の強制的仲裁については合意に達しませんでした。

 これを記念して、5月18日が国際親善デーとなりました。

 日本では1931年から実施され、国際交流を通して平和を実現するという目的のもと、さまざまな催しが行われているそうです。

 ちなみに、ハーグで締結された国際条約、いわゆるハーグ条約は下記の通りです。

1. 1899(明治32)年7月29日,1907(明治40)年10月18日
 第一回及び第二回ハーグ国際平和会議で採択された条約の総称
 陸戦条約(陸戦の法規及び慣例に関する条約)、海戦条約、国際紛争平和的処理条約、他
2. 1961(昭和36)年10月5日
 遺言の方式に関する法律の抵触に関する条約
3. 1961(昭和36)年10月5日
外国公文書の認証を不要とする条約
4. 1965(昭和40)年11月15日
 民事又は商事に関する裁判上の文書の外国における送達及び告知に関する条約
 5. 1954(昭和29)年3月1日
 民事訴訟手続に関する条約
6. 1956(昭和31)年10月24日
 子に対する扶養義務の準拠法に関する条約
7. 1970(昭和45)年
 航空機の不法な奪取の防止に関する条約
 暴力による脅迫、その他の威嚇手段を用いて飛行中の航空機を奪取したり運航を支配する行為を犯罪とし、これに各締約国が重い刑罰を科するように義務づけた条約
 1971(昭和46)年発効
 ハイジャック防止条約




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