ペンの日
- カテゴリ:日記
- 2011/11/26 12:21:03
ペンの日
1935年(昭和10年)11月26日、日本ペンクラブが創立されたことを記念して、1965年(昭和40年)に設けられた日です。
ペンクラブのPENは、Pが詩人・劇作家、Eが随筆家・編集者、Nが小説家を意味している。
初代会長は島崎藤村だそうです。
さて、当時の日本は、満州事変後国際連盟も脱退して国際的に孤立に向かう状況に置かれていました。
この状況を憂える動きがリベラルな文学者や、在外の反ナチス、反ファッショの外交官の間にあったそうです。
そんな中、1935年(昭和10年)3月ごろ、ロンドンの国際ペンから日本にペンクラブの設立を求める要請があり、日本ペンクラブ創立のきっかけとなりました。
そして、当時の第一線の作家・詩人・外国文学者・評論家の有志とはかり、島崎藤村、徳田秋声、正宗白鳥らの賛同を得て、創立となったそうです。
もともと国際ペンは、第一次世界大戦後間もなく、イギリスの女流作家C.A.D.スコットの提唱により、作家・文筆家の表現の自由を確立して、戦争の悲惨 をくり返すまいと願いをこめて、国境を超えた相互理解と連帯をはかろうという主旨のもとに、1921年10月ロンドンで誕生したことがはじまりだったそう です。
その後、日本は大平洋戦争下に国際交流も途絶え、言論弾圧が厳しくなった時代にも、日本ペンクラブは中島健蔵常任理事や事務局の人々の努力で存続し、ロンドンのセンターと連絡をとって、唯一世界への窓口であることを守りぬいたそうです。