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電気記念日

電気記念日
 1878年(明治11年)3月25日。
 工部省電信局は、万国電信連合に加盟する準備として東京・木挽町に電信中央局を設けました。
 その開局祝賀会を東京・虎ノ門での工部大学校(現在の東京大学工学部)の講堂で開催しました。
 祝賀会は、大臣や各国行使など150名を越える人々が参加し、盛大に行われました。夕方、大学校の車寄せに多くの来賓を乗せた馬車が次々と到着し、玄関から2階の講堂へ案内されていきました。
 このとき、式場の開業パーティーの席上、講堂の天井に設置された50個のアーク灯が点灯されました。
 その場にいた来賓たちは、「不夜城に遊ぶ思い」と驚嘆の声をあげたといいます。
 この点灯こそ、日本で初めて灯った電灯でした。
 この日本初の電灯の点灯を記念して、日本電気協会が1955年(昭和30年)に制定しました。
 これを記念するため、日本電気協会が1927年(昭和2年)に開催された日本電気協会の総会において、3月25日を「電気記念日」と定めました。
 以来、翌年の昭和3年から毎年3月25日頃に全国各地でさまざまな記念行事が開催されています。
 また、電気記念日のシンボルマークは、昭和43年に本会が公募して決めたもので、手のひらで光をかこむ形と、電球の形の両方をイメージしたものです。

 ちなみに、 わが国で市民が公の場で初めて電気による光を目にしたのは、工部大学校でアーク灯が点灯されてから、4年後のことです。 




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