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星の王子さまの日


星の王子さまの日
 6月29日は、星の王子様の日です。
「星の王子さま」で知られるフランスの作家・飛行士のアントワーヌ・ド・サンテグジュペリの誕生日であることに由来します。
 サンテグジュペリは、「星の王子さま」で知られるフランスの作家で、1900(明治33)年の6月29日、フランスのリヨンに伯爵家の5人兄弟の長男として生まれました。
 サンテグジュペリは、兵役をきっかけに、飛行士としての道を歩き始めました。のちに航空郵便会社に入社、航空郵便の飛行士として、郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わりました。
 サンテグジュペリは、リビア砂漠に不時着した事件が「星の王子さま」のヒントになったといわれています。
 
 その後、第2次世界大戦が始まり召集され、偵察部隊に配属されて、アラスカへの偵察飛行などを行っているが、その後、パリがドイツに占領された為難を逃れて米国に亡命します。
さて、星の王子様は、1943年にアメリカで出版されました。
 2008年現在、全世界で8000万部、日本では600万部が売られているベストセラーです。

 この出版からほぼ同時期に彼は、連合軍に参加し、軍隊に復帰したサンテグジュペリは、空軍パイロットとして祖国フランスのために闘ったそうです。
 1945年年7月31日、フランスのコルシカ島から偵察飛行に出かけたサンテグジュペリは、、そのまま消息を絶ちついに還ることはなかったそうです。

 さて、星の王子様のあらすじです。
 星の王子様は、飛行機の操縦士である「ぼく」は、サハラ砂漠に不時着し、1週間分の水しかなく、周囲1000マイル以内に誰もいないであろう孤独で不安な夜を過ごした「ぼく」は、翌日、1人の少年と出会うことから、物語は、はじまります。
 話すうちに、「ぼく」は少年がある小惑星からやってきた王子であることを知るのです。
 星の王子様の話では、バラの花が、この世にたった一本のバラだと思って一生懸命尽くすのですが、世話をするたびにバラの花の文句は多くなります。
 それでも、それは、王子さまに対していつまでも愛されていたいというバラの思いからであったからこそでした。
 お互いに愛し合っていたにもかかわらず、バラの花の言葉に心を傷つけられた王子さまは、自分の星を後にし、7つの星を旅します。
 その中で、王子様が出会った色々な小さな星の住人が出てきましたが、その人達はみんな少しずつ、大切な事を忘れてしまっていることに、子供の心で考えます。
 そして、最後に地球へ向かい飛行士と出会いました。
 星にいたころはたった一本の薔薇の美しさが大好きだったのに、地球にやってきてみて庭にたくさんの薔薇が咲いているのを見て悲しくなったのでした。
 自分はありきたりの一本の薔薇を愛していたにすぎないことが悲しかったですが、キツネと出会い、その話しの中で、キツネの言葉を聞きあることに気がつきました。
 そのキツネの言葉とは、
 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」
 というものでした。
 このことばを聴き、王子様は目には見えない「本当に大
切なもの」を見つけ出したのです。
 そして、キツネとの色々な話から、自分が星に咲いていた一本の薔薇が好きだったのは、水をやり風から守っていたせいで、一本という数をもつ薔薇に恋をしたわけではなかったことに気がついたのです。
 王子様はどこの星の世でもなにより「結びつき」というものが大切であることに気がついて、自分の星に帰る決心をしたのでした。
 星の王子様は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けの本ですが、話しの内容は、大人向けのメッセージに満ちています。




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