<新番組>時効警察はじめました 感想...
- カテゴリ：テレビ
- 2019/10/12 17:09:59
<新番組>時効警察はじめました 第１話
テレビ朝日 金曜夜11時15分～
▼どんな作品？
時効になった事件を趣味で捜査する、時効管理課の警察官の活躍？を描く、ゆるーい刑事ドラマ。
2006年にシーズン１、2007年にシーズン２が放映され、シーズン３はなんと１２年ぶりの復活。
レギュラー陣はほぼそのまま、新キャストを加えての再出発。
刑事ドラマといっても、コメディ色満載で、しかもかなりゆるーいので、気軽に見れます。
▼凶悪事件の時効廃止
このドラマ、ファンが多かったにも関わらず、今まで復活しなかったのは、
恐らく2010年４月に殺人や強盗などの凶悪事件の時効が廃止され、
非常にドラマが作りづらくなったからではないかと思っていました。
ですが満を持して再開したということは、それが理由ではなかったのでしょう。
シリーズものはとにかくキャストをかき集めるのが大変で、
さほど知られていない俳優ばかり出ていたのに、時間がたち
皆人気者になってしまったなんてこともありえると思います。
実際、オールスターキャストと言えるくらい、全員知ってる俳優さんですしね。
まぁこれは私がドラマ好きだからかもしれませんが。
で、注目していたのは、凶悪事件の時効の廃止により、どんなプロットにするか、です。
時効が廃止されたのは凶悪事件だけで、軽微な犯罪は今もまだ時効があるわけですが、
ドラマにするからにはそんな軽微な犯罪ばかり扱うわけにもいかないでしょう。
２週間ほど前に、連ドラ開始前の２時間スペシャルがありましたが、
その時扱われた事件は自殺として処理された事件。
捜査する必要がない事件や軽微な事件が、実は凶悪な犯罪だったというパターンは、
ありだと思いました。
そして今回は、２５年前のギリギリ時効が廃止される前の事件。
時効になって１０年間、遺品が間違って食堂の冷凍庫に冷凍保存されていたという設定ですｗ
まぁこのパターンもありかなと思います。
ですが残念なことに、２回目(実質３話目)にして、再び２５年前の事件を扱うようです。
今回と同じやないかーい！
実はこのドラマ、意外にも脚本持ち回りなので、カブリが出来てしまっても
どうしようもない…というか、そもそも気にしてないのかもしれませんねｗ
視聴者としては、新たなパターンも見てみたいところです。
▼以下ネタバレご注意！
今回のストーリーは、２５年前に起きた、ある新興宗教の現教組である神沼美沙子の
夫・要玲蔵と母・絹枝が、まったく別の場所で事故死した事件でした。
要は自室でイカを焼いて食べている時に一酸化炭素中毒で死亡、
絹枝は同じ頃に要の会社が所有する冷凍室に閉じ込められ凍死。
冷凍室には外から閂がかけてあり、殺人も疑われたのですが、監視カメラの映像に
絹枝以外の人物が映っていなかったため、事故として処理されたのです。
美沙子は当時まだ高校生で、要の愛人だった絹枝に、要の財産狙いで結婚させられました。
ここで書いておきますと、このドラマあまりに余計なお笑い要素が多くて、話が入ってこずｗ
あまり推理とかできる余裕がないんですよねーｗ
今回のキモは、絹枝を殺した犯人が、監視カメラに映らずに閂をかけたトリックでした。
正直この謎は、昭和生まれの方が解きやすかったｗ
当時の監視カメラの映像はビデオテープに録画されていたため、
そのテープが最後まで回り、巻き戻される時刻を狙って閂をかけたというものでした。
ただ少し疑問があって、巻き戻す間に録画されていないということは、
同じテープに上書き録画するタイプの監視カメラなので、もし死体の発見が遅れれば、
絹枝が冷凍室に入る映像が消えちゃうんじゃないかなぁと。
ただ、テープにも長いのがあって、標準は２時間でしたが、
３時間くらい録画できるのってあった気がします。
そして３倍(つまり画質１／３)録画するという機能もあったと思うので、
長尺のテープで低画質で録画すれば、１本しかなくてもかなり長い間録画はできるでしょう。
あともう１つ疑問があって、絹枝が要を殺すその日に裏金を取りに行った理由です。
どうせ裏金だし、財産は美沙子のものになるのだから、
死後ゆっくり取りに行っても問題はなかった気がします。
２人とも殺そうとした美沙子に急かされちゃったのかな。
とここまで書いて、このドラマにツッコミ入れてることがバカらしくなってきたので、
ここまでにしまーす。
交通課はスペシャルには出てたような？
とはいえ全員同じ顔に見えるので別人が演じてても区別はつかん。