Nicotto Town


小説日記。


ダークバスター 14




 村に着いた。
 木で作られた、俺達三人の背丈全部たしても届かないくらいのとにかくデカイ両開き扉。
 鍵穴は無いらしく無造作に取り付けられてある錆びたドアノブが何となく寂しかった。
「人の気配がしないのです…」
「そうだね……」
 ギリアとヴァシカが不安げに目配せするのが分った。
 俺はさび付いたドアノブに手をかけ、手前に引いた。
 さほど力は要らずに開いたが、今にも壊れそうな古い音を立てた。
 途中まで開くとあとは勝手に扉が全開した。
 一応毎回の、現実世界でのゲームのリーダーとして俺は先頭を進んでいった。
「誰かー!居ませんかー?!」
 ヴァシカの呼びかけは虚しく、村の家々の壁にこだましながら消えていった。
 本当に何の気配も無い。
「…村長の所に行ってみよう」
 思いつめた表情でコクリと二人は頷いた。
 寂しい、閑散とした村の景色。
 村の空だけに渦巻く、灰色の分厚い雲。
 俺は別に吃驚はしなかった。
 何故と言われても、何となくこうなっているような気がしたんだ。
 
 でも、こうも何も無い村っていうのは気分が悪いもんだな…。
 村人なんて適当にそこら歩き回ってるもんだと思ってたからな。
 そういえば店なんかもあるんだろうか。
 道具やあわよくば武具の新調もしておきたい。
 て、その前に俺って“ディリア”(この世界の通貨。一ディリア=一円)持ってたか…?
「すみませーん」
 村長の、家自体が少し大きめの家のドアを叩いた。
 勿論返事は無い。
「入ってみる?」
「開いてるの?」
 ヴァシカの疑問は当たり前だが、鍵は開いていた。
 俺は少し躊躇したあと、思い切ってドアノブをひねり奥へと押した。
 真っ暗な部屋。
 閉め切られたカーテンが、外の僅かな光さえも遮断している。
 正直、家も村自体も不気味だ。
 一体この世界では何が起きているんだ。
 星の蒼原エリアでは本来出現するはずが無いファング。
 見たことも無い巨大なモンスター。
 ゲームのストーリー上存在するわけが無い廃村。
「…二人とも、アレは何です?」
 ギリアがおずおずと切り出した。
 俺とヴァシカは揃ってギリアの指差す机らしきものを凝視した。
 机の上に何か置いてあるようだ。
 すっかり埃で埋め尽くされた木板の床に脚を踏み出す。
「…」
 いきなりバキッ!なんて止めて欲しい。
 大丈夫だろうか…まぁ、机まで着いてから心配しよう。
 意を決して机までズカズカ歩き出すと、案外すんなり机までいけた。
 床板が腐るほどこの家の住人は家を空けていたわけではないらしい。
 廃村になったのは最近ということだろうか。
 それにしてもこの床の埃。
 ただ単に家の主が物臭だっただけか。
「なんて書いてあるの?」
 ヴァシカとギリアがキラキラした眼差しで俺を急かしている。
 やれやれと小走りで戻ると、自分にも見えるように二人に向けて手紙を広げた。


 ―――――“村人ハ預カッタ。
           村人ヲ返シテ欲シケレバ、水晶ノ洞窟ノ最奥マデ来イ。

                                    四人ノ勇者ヘ”―――――































こんばんはー❀
今日は更新遅くなってすみませぬ。
ちょっと色々トラブりまして^w^;

ではー✿

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2011/03/02 20:18
村人ぉぉ!!
大丈夫なのか……村人ぉぉぉぉ((

KYですサーセン((
続き待ってるねb
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2011/03/02 16:26
前回の更新に気づかなかったので一緒によんじゃいました♪
ヴァシカが仲間に加わってよかった~と思ったらなんと手紙Σ
ナイトはまだかなとワクワクしながら読んでます♪
続きも楽しみにしていますねー!
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2011/03/02 15:15
ふふw
最後の手紙を思わず笑ってしまったw
何様じゃい!
重い感じで読むのが正解だったらゴメン!

てか、今日も参上!!
15分いん。
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2011/03/02 11:01
おおおお、人質系っすか^q^
むちゃ気になるやんけ((

続きが糞気になる(((
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2011/03/02 06:58
楽しみに読んでますよ。
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2011/03/01 22:07
ちょw
悪役登場!?
つづきが気になるw



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