Nicotto Town


小説日記。


吸血鬼御三家の一角

・魔力を司るマギア(ローゼンバーグ)家

まず第一に、〝ローゼンバーグ〟家で正式な家督を継ぐ権利のある者のみが〝マギアと名乗ることが許されている。
例えば⇒
・現当主 ブラド=マギア=ローゼンバーグ
・継承権あり フラン=マギア=ローゼンバーグ
・継承権剥奪 グレイブ=ローゼンバーグ
※〝マギア〟はラテン語で「魔法」の意味。

ローゼンバーグ家は繁栄当時から非常に血なまぐさい一族であることが知られていた。
「跡取り」となり「家督」を手に入れることがローゼンバーグ家の唯一の誇りとされ、
「跡取り候補」なる者同士が、辺りにまばらに点在したヴァンパイアの一族を滅ぼし、長の首を獲ってくることで初めてローゼンバーグ家で「成人」したと看做されていた。
「跡取り候補」の資格はこの家に産まれた全ての子供たちに〝強制的〟に与えられる。
性別は関係なく、弱い者は死に強い者だけが生き残るために。

「家督」を手に入れることが出来るまでに、成人の儀と合わせて6つの首を獲ってこなければならず、
その際に与えられる階級は華族のものが用いられている。
(下から男爵、子爵、伯爵、侯爵、公爵と進み、ブラドは伯爵に当たる)

公爵になった後にも家を繁栄させることを目的として戦いを続けなければならず、
大抵の者は子爵まで進めば良い方とされ、
伯爵になれたのはブラド、侯爵になれたのはその息子カノン、
公爵になれたのはカノンの父ダランヴェールのみ。


・まず初めに父方から。

>ダランヴェール公爵
ローゼンバーグ家開祖、初代ブラド公とも名高いダランヴェール公爵。
事実上〝開祖〟という扱いになっているが、ローゼンバーグ家は〝魔力〟を操り身体年齢を永久に停止させることが出来るため、
実際の所はよく解っていない。

>カノン侯爵
ダランヴェールの息子。
ダランヴェールの実の息子であり、生まれつき殺しの才能があった。
その腕で一族を牛耳る実の父を手にかけようとしたこともあったが、その際に逆に父に殺害される(この時20歳)。

>ブラド伯爵
カノンの息子。
物心着いた時、既に父親は祖父に殺されていたが、ブラドそのことを知らずに育っていく。


・母方

>ルルチータ
ダランヴェールの妻。カノンがダランヴェールを殺そうとしていると知っていたが黙っていたため、実の夫であるダランヴェールに殺害される。
このことは一族の中で黙殺されている。

>カランチータ
カノンの妻。元は赤の女王であり、捨て子だった番犬二匹(マーガロウとリシディア)を飼っていた。
定期的に城へと戻るものの、一応はローゼンバーグ家に住まわせてもらっていた。
カノン亡き後、ローゼンバーグ家で居場所の無くなったためダランヴェールに追い出され城へと戻るものの、
番犬の一匹(リシディア)がマーガロウに殺され、自身もまたマーガロウに殺められる。

>エンド
別のヴァンパイア一族であるラルベッタ家から、両一族が同盟を組み、
エンドと共にラルベッタ家を保護(要するに取り込む)することでブラドと強制的に結婚させられる。
ブラドとの間に無理やり作らされた子供は20人以上にも上り、その18人がわずか4、5歳で命を落としている。
エンドは幾度となく命を落としそうになるが、それでもなお新しい子を孕まされた。
(この時、エンドは16、ブラドは18歳)


・子供たち

>グレイヴ
ブラドとエンドの間に産まれた子の生き残り。
10歳になると言いつけ(成人の儀)を無視して家を飛び出し、ダランヴェールに逆らったとして勘当される。
その15年後、ヒラルダという踊り子の女性と結婚し、家へと戻ってくる。
(この間に無敗と讃えられていたダランヴェールは呆気なく背後からの奇襲で命を落とし、家督がブラド伯爵に移っている)
ブラドは息子であるグレイヴを許し、渋々二人を家へと入れる。
二人の間に産まれたのが、シャルとアンリという双子。

ダランヴェールが命を落としたことによって勢力を失ったローゼンバーグはラルベッタ家の反故に合い、大きな戦が起こる。
グレイヴはヒラルダと共に逃げようとするが、子供たちは家に残り戦を手伝いたいと聞かず、双子は家に残ることになる。

戦のほとぼりが冷めた頃戻ってくるが、その時グレイヴは1人で、ヒラルダは既に他界。
ブラドに頼るほか無かったグレイヴは土下座をし何とか父に許しを乞い、
子供たちが許して欲しいとブラドに頼んだので再びローゼンバーグ家の一員となった。
その際〝マギア〟の姓をブラドから剥奪された。

父亡きあと、偶然森で会い親しくなっていったマリアージュと恋に落ち、とある戦で命を落とした。
上の世界でオルカという一人娘を産んだが、生者として生を授かったオルカは下の世界で両親の顔も知らずに生きていくことになる。

>シャル&アンリ
グレイヴとヒラルダの子供たち。ブラドとエンドの孫。
ブラドは反対したが、近親で子を産んだ。
それがフランとジェイルという双子。

その後すぐに戦が始まり、子供たちを守りながら戦うということに無理を感じ、
完全に逃げ場を失ったブラドは親戚のヴィッセン家に助けを求める。
快くローゼンバーグを迎えてくれた彼らは、ブラドの反対を押し切り共闘しラルベッタ家を滅ぼす。
この時エンドはブラドと共に戦うことを選んだが、呆気なくラルベッタ家の者に殺されてしまう。
戦の前夜、一旦実家へと戻り一族に武器を調達する。
そしてその帰り、シャルとアンリが居ないことに気づいたブラドが再び実家へと戻ると、既に二人は何者かによって殺されていた。

>フラン&ジェイル
シャルとアンリの子供たち。グレイヴとヒラルダの孫。ブラドとエンドの曾孫。
戦が絶え、二人の教育係に雇われた養女、ダルアンによって育てられた。
残党を倒すために家を空けることが多くなったブラドの代わりに親として二人の面倒を見ていた。
時折ヴィッセン家に感謝を示すため貢ぎ物を持っていくブラドだったが、その際にリスティルと関係を持つようになった。
ブラドはこの時戦で亡くなり、家督は形式上フランへと移った。
この時、ジェイルは行方不明となっており、数多の捜索の手が出されていた。

ジェイルを探すフランだったが、ある日突然ジェイルがフランの前に自ら顔を出す。
ジェイルは当時優勢だったラルベッタ家に加担して実の両親を暗殺したことを明かし、激怒したフランはジェイルを殺める。
その際浴びた血を見て、元より自分自身だった「盲目の少女」の中で「吸血鬼の少女」が目覚めるきっかけを作ってしまった。
フランは先祖返りでもあったため吸血鬼の血が濃く、本来は吸血行動と共に殺人衝動も隠し持っていた。
その後しばらく行方を眩ませ、殺人鬼と化したが不思議の森で命を落とす。
しかし上の世界へ逝くことを許されず、地獄に堕ちた。

>アリヒェン
ラルベッタ家の姓を持つが、実はその正体はブラドとエンドの間に産まれた子供たちの中で、
グレイヴと共に生き残った一人の少女の曾孫。
よって、かなり薄くはあるが、ローゼンバーグ(すなわち吸血鬼)の血を持っている。
ラルベッタ家に加担することを選んだ少女はそこで関係を築き、やがて〝ヴァンパイアハンター〟となるアリヒェンを授かった。




2年前に書いたのをまた引っ張り出して、少し訂正。
なげーよ。
まあわかったのは、エンドはもう諦めたけど、戦争でブラドに協力したのはブラドのことが好きだったから。
ブラドはリスティル様とどんなやりとりしてたんだろうね。
気になる。

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2015/09/16 12:22
>千尋

ウェーイ!読んでくれてありがと;;;;
流ちゃんとはフランたちをヴィッセンに預けてた下りでちょっと話した程度なのに、ほんとに凄いと思う……
それな。千尋も御三家の1つどう??()

えへへへへ!私もめっちゃ背後でドキドキしてます!!wwww
どこまでがアウトかなとwwwwwwリスティル様かわいすぎる((((´-`))))
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2015/09/15 22:32
こ、細かい…
でも流風と糾の最近あげてくれる細かい設定のおかげで
だんだんとわかってきました。
本当に複雑だな。
やっぱサークル創設して数年経つとこんだけ人間関係とかできるんだなと思った。

ここ最近のブラドさんとリスティルさんの大人な恋愛模様にドキドキしていますwwww



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