Nicotto Town


風花のひとりごと


キャラクタープレイ考。

TRPGには「ロールプレイ」と「キャラクタープレイ」がある、と言う人がいる。

用語はわかりにくいが、多少大雑把に言うと前の記事「キャラクター設定という名の何か(http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=506113&aid=14231094)」で書いた、「行動決定に関わる設定」から導き出される行動がロールプレイ、「演出に関わる設定」から導き出される演出がキャラクタープレイ、ということになると思う。

このことをことさら声を大にして言う人がいるというのは、とりもなおさずこの部分がTRPGをプレイするに当たっての核になってくるからだと思う。
というのも、RPGと言うだけあって本質的には「ロールプレイ」をしていくゲームなのだけれど、やってて盛り上がるのは「キャラクタープレイ」つまり演出が面白い場合であることが多いからだ。
そしてやりすぎると、演出に力を入れるあまり「演出に関わる設定」のはずのものが「行動決定に関わる設定」みたいに使われたりする。


たとえば、こんな具合。

(本来)
このキャラは魔法が使える。今の状況は味方に援助魔法をかけるのが良さそうだ。
性格は気弱ってことだから、敵に遭遇してちょっと腰が引けてるような感じで演出するか・・・。

(演出過多)
このキャラは魔法が使える。でも気弱ってところを強調した演出の方が面白くなるな。
よし、魔法は使えるが気弱だからおびえてがたがた震えて何もできないことにしよう。


こうなってはミもフタもないので、こういうことにならないようにという注意喚起の意味を込めてロールプレイとキャラクタープレイ云々ということを広言するのだろう。



ところで私についてだが。
このキャラクタープレイというのがどうにも苦手なのである。
自分で考えた演出を他人に披露するというのに、どこか気恥ずかしさを覚えてしまうのだ。
きっと、そういう人は私の他にもいると思う。
ていうかいて欲しい。私は独りじゃないと思いたい(笑

そういう人たちと、演出大好きな人たちが共存できる道を考えた。

方法1.
プレイ中、演出に関わる発言は極力しないよう努める。
演出を考えた場合、それは自分の頭の中でだけ楽しむ範囲に留めておく。
その代わり、自分以外のキャラクターの演出も、自分の脳内に留まる限り、各自勝手に考えて良い。
こうすると、余計な演出が発言されないため、自分の望まないような演出をされることもなく各自好きなように演出を楽しむことができ、また演出を他人に披露する気恥ずかしさも感じずにすむ。

方法2.
キャラクターの「演出に関わる設定」を明記せず、自分が最も「普通」だと思う態度をキャラクターにさせる。
例えば、キャラクターの設定に合わせて無理にキザな態度やアツい態度などをとらせようとしたりするから気恥ずかしいのであって、自分が自然ととるような態度をさせる分にはそれほど気恥ずかしくない。
他のプレイヤーから「キャラクターの設定は?」とか聞かれたら「自分(プレイヤー)の性格そのまま」とか答えておけばいい。


方法2が、私がいつもやっている対処法だ。
方法1は、一緒に遊ぶ他のプレイヤー全員の同意が必要なのでまだ試したことがない。
ていうか提案すらしたことがない。こんなこと、そうそう頼めるものではない。
でも、ちょっとやってみたい(笑




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