こんてむっす Comtemptus Mundi
- カテゴリ:人生
- 2011/06/27 18:09:50
こんてむっす、むん地 神に倣いて と訳される言葉は、あのスペインに移り住み、ゴヤについて、彫り込み、詳述した堀田善衛ほったよしえ氏の筑摩書房版の随筆中から、見出した言葉である。
昔、西洋美術史を学んだ時に、目に止まり、記憶の隅にあった。(中世宗教史から、ルネサンスの精神、近代的信心に脱皮する発端の書)彼は、その訳が、細川グラシア夫人周辺の誰かと推測して、かなで書かれた内容が、なだらかで、キリシタン文学中の傑作とし、日本文学としても秀でたしものと述べている。
その21章に、いちごいちえの世界が(意訳)、待っていると書かれ、・・・またある人はあそびたはぶるるうちに死したりといふ事をいくたびかききし。しょせん人のをわりといふは死する也・・・。
この訳文が、法然上人、親鸞上人の仏教の教えとの重なりを見るとある。
誠に、宗教心を持たず、また、多くの災い予知能力もなく、不意を喰らって狼狽え、悲嘆するは情けない。救えなかった非力さに 謝罪合掌するのみ
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以前ある友人から2つの相反する意志の素晴らしい詩をいただきました。どちらも真実。
そして今は後でいただいた方の詩を選ぶ方が神という言葉に添うような気がします。
人の行動もやはり言葉から感じるインスピレーションによるところが多いように思えます。