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西式とは 2/2

西式とは 2/2

西勝造先生は、玄米を生で食べる事を勧めていました。
生の玄米を食べても小腸でブドウ糖ができませんから、食後の血糖値は上がりません。
米には澱粉が沢山含まれていますが、この生の澱粉はβ澱粉です。
ところが、このβ澱粉は人間の消化液では消化できないのです。
なぜなら、分解する酵素がないからです。
そこで、米を食べる時は、火を通すのですが、
火を通すとβ澱粉がα澱粉に変化します。
このα澱粉なら、人間の消化液でよく分解できるのです。
これで澱粉が分解され、ブドウ糖になって腸壁から体内へ吸収されます。
それでは、生の玄米を食べたらどうなるのでしょうか?
生の場合は、β澱粉ですから消化できません。
従って、β澱粉のまま小腸を素通りして大腸に入ってしまいます。
大腸に到達したβ澱粉は、今度は腸内細菌によって分解されるのです。
これは腸内細菌の出す酵素によって分解されるのですが、この場合は発酵です。
そして、ブドウ糖ではなく短鎖脂肪酸になるのです。
つまり、酢酸、酪酸、吉草酸、プロピオン酸などになり、それらが腸内細菌の餌になりますし、
また、大腸粘膜から体内へ吸収されエネルギー源となるのです。
この短鎖脂肪酸が生産されると、大腸が刺激され、蠕動運動が高まります。

西勝造先生は、生菜食によっていかなる病気も治ると強調しておられました。

加熱されたものは一切食べずに、毎日、数種類の生野菜だけを食べるのです。
その量は、一日1,300~1,500グラムで、わずかに300~400キロカロリーです。
このような超低カロリー食を数ヶ月間続けても、栄養失調になる事はなく、
やろうと思えば、一年でも二年でも続けられるというのです。
これは、現代栄養学の常識を根底から覆す驚きの内容です。
しかし、この生菜食療法によって現代医学に見放された難病・奇病患者が続々と治っているのです。

生野菜は、不老長寿、万病治癒、美容と若返りの霊薬とも言うべきではないでしょうか。



~~~転載おわり
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